ユニットコム「FFXV WINDOWS EDITION」推奨モデル「LEVEL-R037-i7K-XNA-XV」レビュー

LEVEL-R037-i7K-XNA-XV

「FF XV」を遊ぶための最強マシンが登場

ジャンル:
  • ゲーミングPC
発売元:
  • ユニットコム
開発元:
  • ユニットコム
プラットフォーム:
  • Windows PC
価格:
219,980円(税別)~
発売日:
2017年1月6日

ハイエンドデスクトップの「FFXV WINDOWS EDITION」推奨マシン

 ユニットコムのゲーミングPCブランドiiyama PC「LEVEL∞」から、「ファイナルファンタジーXV ウインドウズエディション」(以下、「FFXV WINDOWS EDITION」)推奨のハイエンドデスクトップPC「LEVEL-R037-i7K-XNA-XV」が登場した。CPUには第8世代Core i7となる「Core i7-8700K、ビデオカードにはNVIDIAのGeForce GTX 1080Tiを搭載するなど、現状のゲーミングPCとしてはかなりハイスペックな部類に入るが、標準構成モデルの価格が219,880円からとかなり求めやすくなっているのも特徴だ。標準構成時の主な仕様は以下の通り。

【スペック】

製品名LEVEL-R037-i7K-XNA-FFXV [Windows 10 Home]
CPUCore i7-8700K
GPUNVIDIA GeForce GTX 1080 Ti 11GB
チップセットインテル Z370
メモリDDR4-2666 DIMM 8GB×2(合計16GB)
ストレージ480GB SSD/2TB HDD
光学ドライブDVD スーパーマルチドライブ
OSWindows10 Home 64ビット
価格219,980円(税別)

 ではまず本体回りから見ていこう。筐体のサイズはいわゆるミドルタワーで約190×477×432mm(幅×奥行×高さ)。これまでもLEVEL∞シリーズで使われていたものと同じ筐体だ。上部右に電源スイッチがあり、左端にはアクセスランプ、中央にUSB3.0ポート×1とUSB2.0ポート×2、イヤフォン端子とマイク端子が用意されている。

 背面上部にあるマザーボード側の端子は、上からPS/2端子×1、USB3.0ポート×2が用意されている。また下にはUSB3.0ポート×2、有線LAN用のRJ-45端子、USB3.1ポート×2のほか、アナログ8chサウンド(ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1、センター・サブ出力×1、リア出力×1、サイド出力×1)が用意されている。なおこのほかD-sub9ピン端子、DVI端子、DisplayPort端子があるが、こちらは使わない。

 下部の拡張スロットは6つ使えるが、拡張スロットの1と2はGeForce GTX 1080 Tiが使用している。そのほかの4つのPCI Express3.0が利用でき、拡張スロット4はx4動作が可能となっている。GeForce GTX 1080 Tiに用意されている外部出力端子はHDMI端子×1、DisplayPort端子×3だ。

正面上部に配置されたコネクタ類
背面上部のコネクタ類
背面下部のスロット回り

 では内部を見ていこう。ミドルタワーのケースなのでATXのマザーボードが使われており、先ほど述べた6つあるPCI Expressスロットのほか、メモリスロットも4基用意されており、拡張性も申し分ない。光学ドライブ類は向かって右上部に、SSDやHDDなどのスロットは向かって右下部に取り付けることができる。このほかM.2の端子が1つ用意されており、テストマシンにはサムスン製のM.2「960EVO」の500GBが搭載されていた。

内部構造
CPU回りの拡大

ベンチマークテストでも圧倒的な性能を確認

 ではここからはベンチマークテストに掘る性能比較をしていく。使用したソフトはゲーミング関連では定番の「3DMark」のほか、「FFXV WINDOWS EDITION」のベンチマークテスト、VRMarkの3種類だ。比較対象としたマシンは、CPUがCore i7-7700、ビデオカードがGeForce GTX 1070(8GB)、メモリが16GBといった構成のマシンだ。

 まずは3DMarkの結果から。正直、現状のハイエンドマシンとの差がこれほど出てしまうものかという感じだ。それほどのパワーを感じる。4Kのゲーミング環境でテストする「Fire Strike Ultra」では、CPUの性能が出る「Physics Score」でかなりの差が広がっているし、DirectX 12環境でのテストとなる「Time Spy」でも、CPU、グラフィックスともに大きな差が出ている。

 VR回りのテストを行なう「VRMark」では、もちろん特に問題なし。レンダリング解像度が5K相当となる負荷テスト「Blue Room」でも、Core i7-7700Kマシンと比べて倍近くのスコアをたたき出しているのは、ハイエンドCPUとGPUを使っているからこそだろう。

【Fire Strike Ultra】
【Fire Strike Extreme】
【Fire Strike】
【Time Spy】
【Sky Diver】
【VR Mark】

 「FFXV WINDOWS EDITION」のベンチマークテストでも同じだが、本機のテスト結果は、2K環境は「非常に快適」といった評価だったのに比べて、4Kでは軽量品質で「快適」、標準品質で「やや快適」、高品質では「普通」という評価だった。これだけのスペックを持つマシンでも、4K画質の高品質では「普通」という判断になるのかというのが正直なところ。きれいな画面で遊ぼうと思うと、それだけハイエンドマシンが必要だ、ということだろう。

【「FFXV WINDOWS EDITION」ベンチマークテスト】

では実際に「FFXV WINDOWS EDITION」をプレイしてみた!

 ここからは「FFXV WINDOWS EDITION」を実際にプレイしたインプレッションに移ろう。テスト環境では画質を最高品質にするため、画像サイズは4K(3,840×2,160ドット)、「画質設定プリセット」を「最高」にし、キャラクターの毛の表現がリッチになる「NVIDIA HardWorks」、アンビエントオクルージョン効果を付ける「NVIDIA VXAO」、草の表現が豊かになる「NVIDIA TurfEffects」、キャラクターの影を付ける「NVIDIA ShadowLibs」はすべてオンにした。

 ベンチマークテストでは「普通」という結果となっていた最高画質モードだが、普通にヌルヌルと動いているという印象。普通、つまり何の問題もなく高画質でのプレイが可能となっている。「なるほどこれが普通か」といった感じだ。日の光の表現や、水に反射する光、あるいは草原がたなびく様など、もちろんプレイステーション 4版よりも美しい画像でプレイできている。戦闘中のシフトブレイクもそうで、敵に瞬間移動するエフェクトの美しさにもとても感動する。やはり1番きれいな画像でプレイするには、最高スペックのマシンがいいに決まっている!

やっぱりきれいな画質でプレイしたい!という人はこれをチョイス!

 「FFXV WINDOWS EDITION」はかなり重い部類に入るソフトなので、マシンスペックがゲームプレイに如実に出てしまう。ハイスペックなパーツを使えば使うほど、きれいな画質で楽しく遊べるソフトなのだ。価格は安くはないが、スペックを考えると満足のいくものだと思う。

 とりあえず標準構成で整えておいて、後ほどパーツをプラスするなどでそろえていければいいという考えもあるだろう。自分は最高の環境でプレイしたい! という人にはベストチョイスなマシンだと思う。