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「スト6」待望のリプレイ操作機能が登場! 世界中のプレイヤーを真似たAIと対戦できる新機能「Vライバルマッチ」も

【Vライバルマッチ&リプレイ プレイヤー操作機能】

9月24日 配信予定

 現在も新規プレーヤーが増え続け、熱いバトルが繰り広げられているプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/PC(Steam)用対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6(以下、スト6)」。

 ワンボタンで必殺技が繰り出せるモダン操作の実装により、本作から格闘ゲームデビューした人でも遊びやすいゲーム性へと進化した。しかし、“対人戦はちょっと自信が…”という人も少なからずいると思う。

 そんな人にオススメなのが、9月24日のアップデートで実装される、対人戦に挑む前に自信をつけることができる新モード「Vライバルマッチ」だ。また、リプレイを視聴中にプレイヤーが操作できる新機能も加わり、対戦内容の研究や腕を磨くのに最適な環境が整う。

 本稿では、最新アップデートで追加予定の新機能を体験してきたので、その内容を紹介していこう。

初心者から玄人まで、幅広いプレイヤーに役立つ「Vライバルマッチ」

 Vライバルマッチは、バトルハブの入り口付近に追加された「まねもんくん」からプレイできる。簡単に説明すると、ルーキーからマスターまで好きなランク帯のAIを選択して対戦できるというモードになっている。

 CPU戦とあまり変わらないのでは? と思うかもしれないが、Vライバルマッチで対戦できるAIは世界中のプレーヤーの動きを学習しており、プレーヤーの動きを真似た戦い方をしてくる。そのため、CPU戦よりも限りなく対人戦に近い戦いを楽しむことができるのだ。

 対戦相手はランクの他にも、キャラクターや、モダンかクラシックかも指定することができるので、初心者以外のプレイヤーも苦手なキャラの練習として大いに活用できる。

バトルハブにリーフェンとまねもんくんが登場
まずは対戦したいキャラを選択
操作タイプも選べるので、対モダンが苦手な人はここで練習できる
自分に合ったランクのAIと戦える

 今回は、筆者が苦手とするガイルやラシードのAIと対戦してみた。まだ開発中のため世界中のプレイヤーの動きを完全に取り込めていないということもあり、マスターにしては粗が目立つ動きをしていたり、逆にルーキーだけどかなり良い動きをするというような状態であった。

 なので、どこまでリアルに人間の動きが反映されるかはわからなかったが、これが精度の高いAIレベルなら初心者から上級者のプレイヤーまで幅広く練習に活用できるモードになりそうだ。

今回のプレイではそれほどAIに人間味を感じなかったが、実装される頃にはどうなっているのか楽しみである

 対戦後には、リーフェンから対戦内容の良かったところや“まだここは伸ばせる”といった改善点を教えてくれるのも嬉しいポイント。

 Vライバルマッチ内のプレイヤーランクも用意されているので、自分の腕前がどのくらいのランクかというのが、ランクマッチをやっていないプレイヤーも計ることができる。ここでランクを上げられれば、ランクマッチに挑むための自信に繋がるのではないだろうか。

 また今回は体験できなかったが、本実装では自分のAIとも対戦できるとのことで、相手にしたときに自分のどこが強くて、逆にどこが弱いのかを客観的に見ることができて非常に面白そうである。

褒めるところは褒めて、改善点はしっかり指摘してくれる。心地よいアメとムチ感

自分の手で操作して対戦内容を振り返れる、リプレイの「プレイヤー操作機能」を実装

 対策ができていないキャラクターと対戦すると“何をされているのかわからないまま一方的に負けてしまう”ということが多々あるかと思う。

 そういった場合は、トレーニングモードで似たような状況をセッティングして突破口を探していく必要があったが、最新アップデートでは対戦リプレイの好きな場面からプレイヤーが操作できるという新機能が実装される。

 やり方は、リプレイを再生して自分が操作したい場面でメニューを開き、項目から「プレイヤー操作に切り替える」を選ぶだけでその場で操作が可能になる。

リプレイ中に操作ができるという、格ゲーマーが待ちに待った機能を実装

 近年では「スト6」以外にもリプレイ内で操作ができるゲームはすでに存在しているが、筆者が驚いたポイントは操作可能な時間が約30秒と、かなり長い時間操作できる点だ。問題の部分だけをピンポイントで振り返るのではなく、その後の展開も自分で操作しながらベストな立ち回りを試行錯誤できるのはありがたい。

 さらに、自分のキャラだけではなく対戦相手側を操作することも可能なので、相手目線に立ちながら対策を考えられるのは非常に大きなポイントである。

1Pと2P、どちらのキャラクターも操作可能
30秒も操作できるので、決着までの勝ち筋を見い出すこともできる

 今回はPS5版で体験したのだがユーザーインターフェースも快適で、コントローラーのタッチパッドを押すだけでプレイヤー操作の導入部分に即リスタートすることができる。

 操作している状態からリプレイに戻したいときも、メニューから「プレイヤー操作を終了」を選ぶだけでリプレイ鑑賞にスムーズ戻ることができる。利用する場面が多くなるであろう新機能だけに、使っていて快適なのは嬉しいポイントだ。

 Vライバルマッチとリプレイのプレイヤー操作機能が実装される9月24日には、新キャラクターの「テリー・ボガード」が追加される。未知の性能であるテリー対策に向けて、すぐに今回の新機能が活躍しそうだ。