ユークス、PS3/Xbox 360「リアル・スティール」を発表
ロボットを思いのままにカスタマイズ。ロボットボクシングのトップを目指す!
「リアル・スティール」のタイトルスクリーン |
ゲームの解説を行なったユークスのリードゲームデザイナー、上野尚澄氏 |
株式会社ユークスは、米Dreamworks製作・スティーブン・スピルバーグ製作総指揮で日本ではウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンから配給される映画「リアル・スティール」のオフィシャルライセンスゲーム「リアル・スティール」の配信を、10月上旬から全世界で開始する。プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360で、それぞれPlayStation Store、Xbox LIVEにおいて配信する。
リモコンで操作するロボットが人間の代わりにボクシングをする近未来の世界を舞台にした映画「リアル・スティール」。この世界には「ワールド・ロボット・ボクシング(WRB)」なる組織があり、そこでロボットによるボクシングが行なわれている。ゲームではこの世界観をベースに、プレーヤーは1人のロボットトレーナーとしてロボットと共にこの世界で戦いに参加し、頂点を目指していくことになる。
ロボットによる迫力のアクションを、PS3/Xbox 360のグラフィックス能力により映画さながらのアクションをゲームで再現。「WWE」シリーズや「UFC」シリーズなど格闘ゲームを得意とするユークスが、そのノウハウを投入しロボットファイティングゲームとして結実させている。
プレーヤーはまず最初にアセンブルロボットを購入するところからスタート。スタンダード、スピード重視、パワー重視のロボットの中から1体選び購入し、カスタマイズを行ないロボット・ボクシングの試合に挑むことになる。試合の勝ち負けは、10カウントによるKO、もしくは部位損傷により両腕、もしくはヘッドが損傷すると試合続行不可となり失格となる。
ロボットはヘッド、ボディ、左右のアーム、それぞれの拳、レッグといったパーツに分かれており、試合に参加して得たファイトマネー(ゲーム内通貨)でパーツを強化していく。このほかにもジェネレーター(電源関係)、マザーボード、オイルといった強化パーツがあり、これらも強化することができる。膨大なパーツが用意されていることから、カスタマイズによる組み合わせは1億通りを越えるという。
戦うことでロボットのパーツは損傷していく。そのままにしておくと使用できなくなるため、ファイトマネーを使い修理することになるが、一方で修理せずに新しいパーツを購入するといった選択肢もある。また、損傷率が上がりにくい(壊れにくい)パーツも存在するため、たとえば自分の腕を信じて壊れやすくても高性能なパーツを選択するといった手段もある一方で、損傷率の上がりにくいパーツで手堅く構成する手もある。
ファイトマネーで購入できるのはパーツだけでなく、必殺技なども購入することができる。さらにロボット本体を追加購入することができ、7体までストックすることができる。
アイテムのダウンロード販売も予定している。サービス開始時から130種類のダウンロードコンテンツ(パーツ類)が用意されており、サービス以降もアイテム数はできれば増やしていきたいという。オンラインショップでしか販売されていないダウンロードコンテンツもあるが、リアルマネーでゲーム内通貨を購入することもできるため、時間のないプレーヤーはオンラインショップでゲーム内通貨を購入し、パーツを購入しロボットを強化することも可能だ。もちろんゲームをプレイし地道にファイトマネーを貯めていくこともできる。
プレイした感触としては、ロボットによる格闘アクションであるため、日本の多くの格闘ゲームにあるようなスピーディーでスポーツライクなアクションではないが、重量感あふれる戦いの駆け引きは味わえるし、カスタマイズも含めそのバランスはずいぶんと練り込まれているように感じた。ロボットならではの火花の飛び散る金属のぶつかり合いなど派手な演出が描き込まれている。
1時間ほど発表会場において説明を受けゲームをプレイしたが、あまりに駆け引きの要素が多く、ここでは書ききれないほどだが、それだけ奥深い戦略性が用意されていると言うことでもある。
ゲーム「リアル・スティール」は、ネットワーク配信タイトルであることから手軽にスタートでき、またソフトの価格が手頃であることから参入障壁は低い。映画の予告編を見て興味を持った人はもちろん、ロボットによる格闘アクションに興味を持った人はチェックしてみると良いだろう。
【スクリーンショット】 | ||
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緊急回避を使用しながら回り込みながらパンチを当てるといった展開が理想だが、緊急回避を多用すると、あっという間に息が上がり(人ではないためオーバーヒートしてと言った方が良いか)ヨロついてしまう。スタミナを常に把握しながら戦うことが重要だろう |
カスタマイズ要素が豊富に用意されているため、様々な展開を考え、試行錯誤を繰り返しながら自分のプレイスタイルと考え合わせた上で、自分なりの最強のロボットを作り上げていきたい |
【プロモーションムービー】 |
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"Real Steel" is a trademark and copyright of DreamWorks II Distribution Co., LLC. All rights reserved. (C)2011 YUKE'S Co., Ltd. All Rights Reserved.
(2011年 9月 16日)