アトラス、PSP「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」
1人の少年と冥府の魔槍グングニルが歴史に革命を刻む!
パッケージイラスト |
株式会社インデックスのゲームブランドであるアトラスは、PSP用シミュレーションRPG「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」を5月19日に発売する。価格は6,279円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。
「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」は、貧民区画エスパーダに生まれ育ち、レジスタンス「エスペランサ」に所属する少年「ジェリオ・ラグウェル」と彼が手にした謎の槍「グングニル」の戦いを描いたシミュレーションRPG。開発を手がけるのは、シミュレーションRPGというジャンルにおいて、初心者にはわかりやすく、かつやり込み好きなユーザーも満足の深いゲーム性を持つ、という作品作りに定評のあるスティング。
動乱の帝国を描く重厚な戦記ドラマを制作するのは、企画/原案は伊藤真一氏(「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」など)、シナリオは浅井大樹氏(「エクシズ・フォルス」など)、キャラクターデザインはきゆづきさとこ氏(「ユグドラ・ユニオン」など)、サウンドは林茂樹氏がそれぞれ担当する。
本作の基本システムは、タクティカルシミュレーションのベーシック要素を踏襲しつつ、新たなシステム要素を追加。これにより、ベーシックでありながらも新感覚の遊びを実現している。バトルの行動は、画面下に表示されている行動バー(アクトシーケンス)の順に決定する。プレーヤーのターンでは、自軍ユニットの中から好きなキャラクターを動かすことができる。バトルシステムは、画面左右に表示されているタクティクスゲージ(左が自軍、右が敵軍)が重要になる。このゲージを消費することで、様々なアクションを起こすことができ、これらをいかに駆使するかが攻略のポイントになるようだ。
バトル前のイベントシーン。イベントシーンの選択肢によって物語が変化する!? | ||
バトル開始前には、出撃するユニットの決定、リーダー的な役割を果たすエースの選択、仲間の行動を決める作戦指示などの設定を行なう。全てを決定したらバトルスタート! | ||
バトルシーンでは、高低差や地形効果などを計算した戦略性のあるバトルを楽しむことができる。また攻撃発動時には、ド派手なエフェクト演出がバトルを盛り上げてくれる |
■ 基本システム
・アクトシーケンス
キャラクターの行動順は“アクトシーケンス”によって決定する。画面下に表示されているアクトシーケンスの数字がゼロになったキャラクターから行動を開始するが、自軍に行動順が回ってきたら好きなキャラクターを行動させることができる。
・タクティクスゲージ
画面左端に表示されているゲージがタクティクスゲージと呼ばれるもの。タクティクスポイントはマップに点在している「拠点」を制圧することでポイントの最大値が上がり、溜めれば溜めるほど、攻撃力が上がっていく。タクティクスゲージを消費して戦況を有利に展開するか? 攻撃力を上げていくか? といった戦況に合わせた使い方ができるようだ。
■ 応用システム
・スクランブル
スクランブルは割り込みを意味し、タクティクスポイントを使用して強制的にアクトシーケンスのディレイ(待ち時間)をゼロにすることができる。スクランブルを行なうことで、ピンチの仲間へ緊急支援を行なったり、連続で行動し続けることで反撃を受けることなく敵軍を崩壊させることができる。
【スクランブル】 | ||
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スクランブルを発動させるには大量のタクティクスポイントが必要になる。このため多用することができないので、使いどころの見極めがステージ攻略の鍵となるだろう |
・ブースト
ブーストは、支援攻撃のことで仲間が攻撃の補助をしてくれる。行動ユニットを中心に“十字”に伸びる有効範囲に入ってる自軍ユニットから、最大4人までのブースト効果を受けることが可能。ブースト発動者とブースト支援者の間に敵や障害物がある場合にはブーストすることができない。ブーストの有効範囲はデフォルトの段階では短いが、拠点を占拠することにより最大10マスまで支援範囲が広がるという。
【ブースト】 | ||
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ブースト支援者はブースト効果を持っている防具を装備することが必須条件になっている |
・ビート
ビートは、攻撃援護のことで仲間が一緒に攻撃を仕掛けてくれる。攻撃の対象となるターゲットから“十字”の有効範囲にいるキャラクターたちが最大4人で次々と連続攻撃を仕掛ける。ビート発動者とビート支援者の間に敵や障害物がある場合は支援を受けることができない。デフォルトの有効範囲は短いが、拠点を占拠することで最大10マスまで支援範囲が広がる。また、ビートは繋げば繋ぐほど威力が高まるため、強力な武器を装備している仲間は後から連携させると大ダメージを叩き出すことができるという。
【ビート】 | ||
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装備している武器により、ビート攻撃時にコンディション異常を与えることもあるようだ |
■ オープニングアニメーション
オープニングアニメーションは、「ユグドラ・ユニオン」、「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」でお馴染みのポイント・ピクチャーズが制作し、「ユグドラ・ユニオン」、「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」や「ペルソナ3」(ムービー監督)、「ペルソナ4」などの作画監督を務めた高津幸央氏が担当する。
【オープニングアニメーション】 | ||
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■ 登場キャラクター紹介
■ ジュリオ・ラグウェル
本編主人公。貧民区画エスパーダに生まれ育った少年。
レジスタンス「エスペランサ」に幼い頃より所属し、数え切れないほどの作戦に参加してきた。今では、小隊のリーダーを務めるほどになっている。真っ直ぐで明るい性格、仲間や身内といった目に映る人々のことを第一に考える。
あるきっかけで彼が手にする 魔槍グングニル。それが今後、彼らを大きな歴史のうねりへと導いて行く……。
■ グングニル
主人公・ジュリオに授けられた謎の槍。
グングニルと共に姿をあらわした女性・エリーゼによれば「冥府の魔槍」とのことだが、真相の一切は謎に包まれている。槍には古の戦神である“軍神”が眠っている。
■ アリッサ
人買いによって異国へ売られそうなところを、ジュリオたちエスペランサに“強奪”された女の子。
一切の素性は謎に包まれ、また本人も多くは 語ろうとしない。気弱な性格だが頑固に信念を貫く一面も持つ。
ある日を境に戦いの決心をした後は、巨大なランスを振るって健気に戦う。
■ ラグナス・ラグウェル
レジスタンス「エスペランサ」の団長、ジュリオの義兄。
痩身ながら、重量のあるアクスを用いて戦う。ダルタニア人だが、幼い頃に貧民区画エスパーダへ流れてきた。
15年前、目の前で帝国軍人に義父を 殺害された過去を持つ。以来、帝国への復讐を胸に、「エスペランサ」の一員として生きてきた。現実的で冷静な判断を下すリーダー向きの男を装うが、激情家な面もある。
■ エリーゼ
謎の女性。
本人曰く「神界の使者」であり、「魔槍を綴りし者(グリム)」だが、一切は謎に包まれている。
グングニルとジュリオのこと以外には無関心で、戦争にもジュリオに手を貸すという名目で参戦する。
■ パウロ
もとはガルガンディア帝国の宮廷魔道士だったが、ある事件を機に国を追われ、エスパーダに流れ着いた。
ジュリオやラグナスたちの父と共にエスペランサを設立し、以来長老的存在として組織に身を置いている。
早くに両親を失ったジュリオ、ラグナス、フィオナにとっては親代わりの存在でもある。普段は好々爺然とした、気のいい老人を装っている。
■ ナタリア・レイモンド
14歳にして騎士勲章を手にした天才剣士。
ストイックに剣と学問の道を究めることを第一とする、生真面目な女性。
独裁を目論む皇帝派議長の動きに反発し、反乱を起こそうと画策している。
■ ヴァレリィ・ブリギッド
皇帝派の議長の陰謀により帝国を追われる身となった、ダルタニアの女性。
ジュリオたち「エスペランサ」とは人種は違うが、反帝国のために手を組むこととなる。もとは戦いとは無縁の生活をしていたが、仇討ちのために戦いの術を学んだ。
共和派再興のため時に身勝手とも思える行動を取ることもあるが、性根は真っ直ぐ。
■ フィオナ・ラグウェル
ジュリオの実の姉。エスパーダに生まれ、エスパーダに育った。
15年前の悲劇によって父を、ほどなくして母を失ったため、肉親への思いが人一倍強い。 誰からも愛される明るい性格の持ち主だが、ジュリオ至上主義とでも言うべき過保護な一面もある。
■ 体験版配信決定!
今回紹介したシステムを一足先に体験することができる体験版の配信が決定した。配信は本日4月14日より、PlayStation STOREにて行なわれる。詳しい情報は公式HPに掲載されているので、気になる人はチェックしてみるといいだろう。
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□インデックスのホームページ
http://indexweb.jp/
□「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」のページ
http://gungnir.atlusnet.jp/
(2011年 4月 14日)