ベセスダ、「50 Cent: Blood on the Sand」Release Partyを開催
夜通しヒップホップを楽しむ大人のイベント、新作「WET」の情報も公開
7月31日開催 |
ベセスダ・ソフトワークスは7月31日、都内某所にてPS3/Xbox 360「50 Cent: Blood on the Sand」の発売を記念したパーティー「『50 Cent: Blood on the Sand』Release Party」を開催した。
イベントではプレスや関係者が招かれ、リラックスしたムードで音楽を楽しむことができた。ステージにはラッパーであり、J-WAVEのラジオ番組「ソウルトレイン」でも活躍したDJ RYU氏が登壇、主人公ヒップホップスター50 Cent自身の経歴やRYU氏とのエピソード、ゲームの紹介が行なわれた。
「50 Cent: Blood on the Sand」は7月23日に発売されたTPSだ。50 Centは実在するヒップホップスターで、ゲームでは50 Centと共にヒップホップユニットG-unitが活躍する。50 CentとG-unitが中東でコンサートツアーの直後、ギャングとの抗争に巻き込まれるという荒唐無稽なストーリーが展開するユニークなゲームである。50 Cent達はマシンガンやロケットランチャーなど最新武器を手に、中東のギャング達を蜂の巣にする。武装した大型車両やヘリまで駆使して戦う姿は、独特の魅力を持っている。
RYU氏は最初に50 Centとゲームを紹介した。「50 Centは本名をカーティス・ジェームズ・ジャクソンといいまして、ニューヨークのクィーンズという治安の悪い地区でドラッグディーラーとして生計を立てていましたが、ヒップホップスターとして世に出るようになった人間です。彼は話をしてみると幼い感じの話し方なんですけど、彼のヒップホップの流れ、フローは本当にかっこいいです」。
「彼はヒップホップスターであるエミネムに見出されて、スターダムにのし上がりました。デビューした後も9発の銃弾を撃ち込まれるような事件を起こしたりしています。ゲームではそんな彼とG-unitが主人公として活躍します。ゲームだけの特別な曲も収録されていて、ファンにはたまらない作品になっています」。
RYU氏に続いて登壇したのは本作のプロデューサーを務めるベセスダ・ソフトワークスの岩本けい氏。岩本氏は「ゲームはご好評をいただいており、今回皆様に感謝を伝えるためにパーティーを開かせていただきました。『50 Cent: Blood on the Sand』は50 CentとG-unitから相棒を1人選び協力してプレイしていきます。オンラインに対応しているので友達とプレイもできます。細かいことは考えずガンガン戦えるゲームなので、みんなで楽しんでもらいたいと思っています。音楽もリミックスを含め18曲オリジナル曲が収録されています。収録されている曲は40曲以上で、PVも入っているのでファンにはぜひ楽しんでほしいと思います」と語った。
会場では50 Centのコメントが収録されたメイキングビデオも流された。ビデオの中で50 Centは「ゲームの企画段階から関わったよ。リアルに再現されたステージや、元になったスチールを見せてもらって俺の意見もゲームに反映させてもらった。ただ名前を貸しただけじゃない、制作に50 Centが関わっているというのが伝わると思うよ。このプロジェクトは今まで関わった中でもかなり楽しめたんだよ」と語った。
この後はフリータイムとなり、来場者は音楽を聴きながらドリンクやおしゃべりを楽しんでいた。会場には試遊台も用意されており、「50 Cent: Blood on the Sand」をプレイすることができた。イベントの後は朝5時まで様々なDJが登場する予定となっていた。ゲームのアピールとしては独特の雰囲気を持つかなりユニークなイベントだと感じた。
プレスイベントの終盤には、PS3版を9月17日、Xbox 360版は2009年に発売を予定している新作アクションゲーム「WET」のヒロイン「Rubi」の声優にTRFのヴォーカリストYU-KIさんを起用したことが発表された。会場ではYU-KIさんのコメントが流された。
「Rubiはアクション満載のダークヒロインです。普通に生活していては絶対口にしないようなセリフが満載で、『お金をもらったら何でもします!』というような感じの役です。男勝りでクールでかっこいい女性です。Rubiというヒロイン、『WET』という作品を楽しんでもらいたいと思います」とYU-KIさんは語った。
「WET」は剣と銃、そして常人離れしたアクロバティックな体術で戦うRubiが主人公のアクションゲームだ。高速で走る車の上で戦ったり、垂直の壁を駆け上ったりと多彩なアクションで敵を撃ち倒していく。2丁拳銃で複数の敵を攻撃したり、バレットタイムの様なスローモーションになるシステムも用意されている。Rubiが返り血を浴びて怒りが頂点に達したときは「Regeモード」が発動、画面が赤と黒になり、さらに華麗に過激に敵を倒せるという。YU-KIさんの声にも期待したい。
イベントの最後にはベセスダ・ソフトワークス ゼネラル・マネージャー高橋徹氏が登壇。「『Fallout3』からリリースに若干時間が空いてしまいましたが、『50cent』に続いて、『WET』も発売していきますので、今後ともぜひベセスダ・ソフトワークスをよろしくお願いします」と挨拶した。プレスイベントはここで終了となったが、一般の方の参加によるパーティーはこの後、夜通し続けられた。こういった方向でのアピールは作品ともマッチしており、面白いと感じた。今後のプロモーションも注目したい。
左から本作のプロデューサーを務める岩本けい氏、ゼネラル・マネージャー高橋徹氏。右はゲーム制作に関する感想をコメントする50centだ |
「WET」のスクリーンショット。画面からゲームの激しさ、Rubiの迫力のアクションが感じられる。右はRegeモード。どこまで彼女を使って大暴れできるか楽しみだ |
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(2009年 8月 3日)