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田中理恵さんを招いての発売前最後の「FFXIVプロデューサーレターLIVE」が開催

巴術士・学者・召喚士を吉田氏が実機でデモプレイ

巴術士・学者・召喚士を吉田氏が実機でデモプレイ

ヒーラー的なスキルも持っているが、アタッカーでもある巴術士
召喚士は強力なDoTとペットでダメージを生み出すアタッカー
ヒーラーの学者にはダメージ軽減バリアなど、味方を支援するスキルが揃っている
あまり利益にはならないが、趣味として釣りを楽しめる猟師
釣り手帳には、つり上げた獲物のサイズなどが記録される

 新クラスと巴術士と、新ジョブ学者、召喚士はフェーズ4からプレイすることができる。これまでムービーでしか見ることができなかったが、今回は吉田氏がPC版のクライアントで実際に操作してみせた。巴術士はカーバンクルを召喚して一緒に戦うペットクラス。回復系の技能を持っているが、コンテンツファインダーに登録する時のロールはアタッカーとなる。

 巴術士のスキルは、時間経過によって少しずつダメージを与えるDoT攻撃がメイン。属性の違うDoTや数種類ある弱体魔法をかけて、少しずつ敵のHPを削っていく。「ベイン」というスキルを使うと、周囲にいる敵に攻撃をまき散らすことができ、一気にダメージを与えることができる。また「エーテルフロー」という魔法のダメージを増強するスキルを使うことで、ダメージを増すことも可能。もちろんペットを強化する魔法や、回復する魔法もある。

 ペットは呼び出すと、専用のEXホットバーが現れる。ペットには戦闘に参加しない「ピース」、AIによって独自に動く「フリーファイト」、ある程度プレーヤーが指示を出せる「セミオーダー」という3つの状態があり、グランドマークを動かして、待機させる場所を支持することもできる。青い色をした“カーバンクルエメラルド”と、赤っぽい“カーバンクルトパーズ”という2種類を使い分けることで、それぞれの特性に合った攻撃を仕掛けることができる。

 召喚士は、巴術士の攻撃系統を強化した術アタッカー。基本は巴術士と同じだが、呼び出すペットが、近接攻撃が得意なイフリート・エギ、術攻撃に秀でたガルーダ・エギ、盾になるタイタン・エギの3種類になり、「FFXI」にもあった、強力な「履行技」を使う。

 召喚士本体は、強力な毒でダメージを出す範囲攻撃や、基本のスキルをバーストさせる「ミアズマバースト」などの能力を備えている。現在は上記の3種類だけだが、「新しいエギは追加されますか?」という質問に対して、「それをやるタイミングはたぶんレベルキャップ開放の時になります」(吉田氏)ということで、かなり先の話になりそうだ。

 学者はペットを使うヒーラー。巴術士の持っているDoT技は継続して使えるが、強化魔法(バフ)をかけながら味方を回復する魔法を使う。ヒーラーとして必要な範囲回復や蘇生など必要な技能は一通り揃っている。瞬間的に大量のHPを回復する技では白魔導士に及ばないが、代わりにバフやエナジードレイン、物理攻撃を軽減する範囲バリアなど補助技能に優れている。「8人でプレイするコンテンツの場合は、白が1人学者が1人という組み合わせがいいです」(吉田氏)。

 2つのジョブにわかれるクラスは巴術士が最初となる。装備についてはレベル50まではどちらのジョブにも対応するように作られているので、「レベル50になってからレイド攻略で装備を集めていく時に、初めてどちらの装備にするかを選択して欲しい」と吉田氏。フィジカルボーナスは学者と巴術士で共通になる。学者ならMND、召喚士ならINTが重要になるので、途中から変更したい場合もあるだろう。簡単ではないが、後から振り直すこともできるようになる予定だ。

 プレイデモではギャザラーの1つ「猟師」の釣りも披露された。アクション自体はワンクリックの簡単操作だが、使うエサには多くのバリエーションがあり、エリア内にたくさんある海、川、湖などのポイントによって使い分ける。ルアー釣りや、HQ魚をえさにした特殊な釣り方「泳がせ釣り」などもある。「釣り手帳」には、どの種類のどんなサイズの魚が釣れたのかという釣果が記録される。大きな獲物を釣るには、装備が重要になってくる。高レベルの猟師になると、砂漠での砂釣りや、雲海での釣りも楽しめるそうだ。

 「コンテンツファインダー待ちをしているときや、友達を待っている時に、ちょっと地図を埋める気持ちで楽しんで欲しい。経済にはあまり寄与しないが、いずれは宝の地図が釣れたりすることもあると思う」(吉田氏)。シンプルな操作だけに、BOTによるマクロ釣りを心配する声もあるだろうが、いろいろと対策は取られているらしい。



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(石井聡)