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「ラグナロクオンライン」新ワールド「Breidablik」体験レポート
ニコニコとの連動やGMツアーは現状上級者向けか。ビギナー向けのイベントにも期待
(2013/5/24 00:00)
ニコニコとの連動やGMツアーは現状上級者向けか。ビギナー向けのイベントにも期待
「Breidablik」のもう1つの大きなセールスポイントがイベントである。特に14日間連続で行なうニコニコ生放送との連動企画は力が入っている。毎日午後8時から10時までMCをしゃけとりくまごろう氏と、ガンホーオンライン本部パブリッシング部第1企画課主任の中村聡伸氏が務め、14日間毎日ゲストを招いて進行する。
放送ではゲームの説明とゲストとのトークの後、実際に「RO」を一緒にプレイするという展開となる。軽妙なトークとゲストとの兼ね合い、放送により盛り上がるゲーム内世界というところは楽しかった。筆者も実際に、ノートPCで放送を見ながらプレイするという形でプレイしてみたのだが、新鮮な体験だった。
今回は22日と、23日で参加してみた。ゲストは2日とも「RO」のプレーヤーで、指定したアイテムを作るための材料を集めるというものだった。しかし、正直この内容は現役プレーヤーならばわかりやすいものなのかもしれないが、そうではない筆者には全くついていけなかった。出演者達のパーティは、最初の地点で姿は見かけたものの、どんどん先に進でってしまい、初心者キャラクターでは勝てないような所に行きアイテムを集めていった。筆者はルートを調べて追いかけようとがんばったのだが、たどり着くことすらできなかった。
画面はかなりの活況で、多くのプレーヤーが出演者と共に楽しんでいるのも伝わってくるのだが、「『RO』の楽しさを幅広い層に伝える」という意味においては、正直なところまだまだだと思う。たとえば、現状のイベントは「ゲフェンに行きましょう」といってぱっと頭にルートが浮かぶプレーヤー、そこからさらにダンジョンで戦えるプレーヤーキャラクターを持つ人しか参加できないが、開始直後からこの“濃さ”で大丈夫なのかと思ってしまったのだ。
無理にゲーム内での目的を提示させず、もう少し歩くテンポを遅めにして、ただ気のおもむくままに進んでいきながら中村氏や、くまごろう氏、そしてゲストが風景やモンスターの魅力、自分のプレイの思い出を細かく語る、というものでもいいのではないだろうか。今後は「RO」初体験のゲストも登場するということで、どうなっていくかは期待したい。
また、GMツアーに参加したときは肝心の“ツアー”が始まらず、延々とGMが周りの人の質問に答えるというチャット座談会のような展開になってしまっていた。「先輩プレーヤーが導くゲームの楽しさ」を実現するための試みだが、やはり運営側の人間がいると、プレーヤーは彼らと会話するのに夢中になってしまうようだ。これはこれで別に良いと思うが、だったらイベント名を変えるべきかもしれない。ともあれこちらも今後どうなっていくかは注目したい。
この2つのイベントは、現時点では新規ユーザーにゲームの魅力を伝えるという所ではまだ改善の余地があるという印象だが、一方でこのイベントの際に組んだパーティや、GMが作ったギルドに関しては活用させてもらった。GMに入れてもらった「初心者ギルド」で話をしたプレーヤーは「RO」を初挑戦という人もいて、意見を交換したり、他のワールドでプレイしている人から助言ももらえた。

































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