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【パルワールド小ネタ】GPU「GTX1060」でプレイするときのオススメグラフィックス設定!
2024年2月3日 00:00
- 【パルワールド】
- 1月19日 発売
- 価格:3,400円
ポケットペアのXbox Series X|S/Xbox One/PC用モンスター収集サバイバルオープンワールドゲーム「パルワールド」をGPU「NVIDIA GeForce GTX 1060」でプレイする際のオススメ設定を紹介する。
「パルワールド」は可愛らしい「パル」たちのデザインも相まって、グラフィックス負荷の低いゲームだと思いがち。だが、推奨動作環境はCPU「Intel Core i9-9900K」、GPU「NVIDIA GeForce RTX 2070」、メモリ32GBとこの4~5年のミドルハイエンド以上のゲーミングPCが必要になる結構な重量級ゲームだ。
そして最低動作環境はCPU「Core i5-3570K」、GPU「GeForce GTX 1050」、メモリ16GB。2016年7月に発売され、今でも高い人気を誇る「GeForce GTX 1060(以下、GTX1060)」は最低動作環境をギリギリ満たしているが、デフォルト設定のままプレイするとゲームが重く、快適なプレイとは言い難い。そこで本稿では「GTX1060」で「パルワールド」をプレイする際のオススメ設定を紹介していく。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
CPU | Core i5-3570K | Core i9-9900K |
GPU | GeForce GTX 1050 | GeForce RTX 2070 |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージ | 40GB(SSD必須) | 40GB(SSD必須) |
OS | Windows 10以上 | Windows 10以上 |
「GTX1060」は、2016年7月に発売されてから約7年半経つが、Steamの利用統計では2024年1月で第4位に位置するなど今でも人気のGPU。当時は3万円台半ばでありながら、前世代のハイエンド(GeForce GTX 980)並みの性能を発揮するコストパフォーマンスの高さが話題となり、“GTX1060旋風”が巻き起こっていた。
そんな「GTX1060」は、ビデオメモリ(VRAM)を6GB搭載した「GeForce GTX 1060(6GB)」と、CUDAコアを1割減らし、ビデオメモリが3GBとなった「GeForce GTX 1060(3GB)」の2種類ある。今回は「GTX1060(3GB)」にて「パルワールド」を快適にプレイできる設定を目指した。
目標は1080p・60FPSで、昨今では一般的なゲーム環境だ。今回検証したPCのスペックは以下の通りで、「GTX1060(3GB)」以外もなるべくコストパフォーマンスのいいパーツを使用している。
使用PCのスペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700G |
GPU | GeForce GTX 1060(3GB) |
メモリ | 16GB(DDR4-2666) |
ストレージ | 512GB(NVMe SSD) |
OS | Windows 11 |
ゲームを起動して、グラフィック設定を確認すると「推奨動作環境に満たない場合、ウィンドウモードで低解像度を推奨します」と表示される。「パルワールド」の最低GPUは「GeForce GTX 1050」で、「GTX1060」は最低環境の一歩手前。推奨通りウィンドウモードにして、解像度をフルHD(1,920×1,080)に設定した。
まずは新たなセーブデータを作成し、フルHD・グラフィックプリセット「中」でワールドを散策してみたが、最初の遺跡を抜けた段階でフレームレートは30FPS前後となかなか厳しい結果だった。だが、グラフィックプリセット「低」にすると40FPS~50FPS前後に向上し、今回の目標には達していないが、プレイできないほどではない。
フレームレートを60FPS前後で安定させるには、グラフィックプリセット「最低」、FOV(視野の広さ)を70度に狭める必要があり、グラフィック品質が大幅に低下する。品質を重視するか、フレームレートを重視するか、ゲーマーであれば悩むところだ。
そこで当初の目標(1080p・60FPS)とは異なるが、解像度を1,600×900に落として再度ワールド内を散策してみた。そうするとグラフィックプリセット「最低」では60FPS前後をキープ、グラフィックプリセット「中」にしても50FPS前後をキープするなど、フレームレートが安定するようになった。
今回はフルHD・30FPS前後の動作が見込める「品質重視」、フルHDまたは1,600×900で60FPS前後の動作が見込める「フレームレート重視」、1,600×900・60FPS前後で品質を高める「バランス型」にわけて、オススメの設定を表にまとめてみた。「GTX1060」ユーザーの方は参考にしてみてほしい。
品質重視(30~40FPS前後) | フレームレート重視(60FPS前後キープ) | バランス型(50~60FPS) | |
---|---|---|---|
解像度 | 1,920×1,080 | 1,920×1,080 or 1,600×900 | 1,600×900 |
プリセット | 中 | 最低(1,600×900の場合「低」も可) | 中 |
FOV | 70 | 70 | 70~75 |
備考 | 30FPSを切る場合は、プリセット中にした状態で描画距離を落とすと効果あり | フルHDの場合、シーンによって50FPSを切る場合がある | エフェクト品質を「高」にしてもOK |
今回の検証に使用した「GTX1060」はVRAM3GBモデルのため、ゲームプレイ中のVRAM容量が足りていない可能性がある。6GBモデルの「GTX1060」は筆者の手元になく検証できなかったが、設定を工夫すれば「GTX1060」でも十分にプレイできることがわかった。もうすぐ発売から8年が経ち、そろそろ買い替えても誰も文句を言わない長寿グラボだが、もう少し頑張ってもらうのも選択肢の一つだ。
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