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「Apex Legends」ランクシステムを大幅変更! 正確なスキル測定とより高い競技性を重視

【Apex Legends:シーズン13】

5月11日 実装

 Electronic ArtsとRespawn Entertainmentは、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC用バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」において、シーズン13「救世主」を5月11日に実装した。

 シーズン13では、味方を守ることが得意な新レジェンド「ニューキャッスル」が実装されたほか、「ストームポイント」のマップアップデート、武器・レジェントの調整などがなされた。

 中でも大きな変更点となるのが、ランクシステムのアップデート。キルポイントの上限廃止をはじめ、ランクに参加するための所要コスト(RP)が増加・アシスト時間の増加など、様々な点で変更されており、これまでのランクよりも違った立ち回りが要求されるようになった。これからのランクでは、キルを獲得することだけを重要視するのではなく、バトルロイヤルゲームとしての勝利を目指すため、生き残ること、順位を上げることも意識してプレイする必要がある。

 これらの変更は、“勝利のためのチームプレイ”および“正確なスキル測定とより高い競技性”を重視したもので、プレーヤーが勝利を目指してチームプレイに集中することや、RPがプレーヤーのゲーム全体のスキルを表すようになるといった状況が生み出されるという。

ランクシステムの変更点

仕様変更

・チーム内の誰かがキルを達成すると、チームメンバー全員がRPを受け取るように
・キルRPの上限を廃止。各キルによる基本RPは順位が低くなるほど、大幅に減少する
・アシストタイマーが10秒から15秒に。また、ダウンさせた相手が蘇生されたときにアシストタイマーが再スタートするように
・全ティア・ディビジョンにおいて、RPのしきい値を調整。各ディビジョンのランクアップに必要なRPが200RP上昇
・撃破されたチームからキルクレジットが意図せず別のチームに移行する不具合を修正

ティア降格システムの実装

 プレーヤーの実際のスキルを正確に反映するため、ティア(マスター、ダイアモンドなど)の降格システムが実装された。上のティアに昇格した際、プレーヤーにはティア昇格ボーナスとして100RPが付与され、3ゲーム分の降格保護が与えられる。その降格保護をすべて消費し、しきい値を下回ると降格ペナルティが発生。1つ下のティアの中位に下がるようになっている(例、マスター → ダイアモンド1の50%の順位)。

 なお、達成したRPの最も高いしきい値を基準にして報酬が付与される。

ランクマッチ参戦所要コストの調整

 スキル面のギャップを緩和するため、ランクの参戦所要コスト(RP)が全ティアで調整された。なお、マスター以上の参戦コストは、1,000RPごとに5RP増加し、最大175RP必要になる。

【所要コスト一覧】

キルによる獲得RP数が変更。順位が10位以下の場合はキルRPの獲得数を減少

 各キルによる獲得RP数がシンプルになり、調整も行なわれた。これにより、順位が低ければキルによる獲得RP数が少なく、同時に順位が高くてもほとんどキルをしていない場合にはRP報酬の大部分を得ることもできなくなる。

【キルによる獲得RP数】

 また、ランクに差のあるプレーヤーをキルした際の獲得RPの減少幅が緩和された。

新しいティア「ルーキー」の実装

 「ルーキー」は「ブロンズ」の下のティアで、新規プレーヤーが1回限り参加可能なティアとなっている。また、「ルーキー」ではランク報酬を得ることができない。なお、既存のプレーヤーは「ルーキー」ティアの実装により受ける影響はない。「ルーキー」に降格することもなく、スプリットやシーズンの切り替えでリセットもされない。