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セガ新作RPG「シン・クロニクル」クローズドβテスト開始!公式生配信番組で最新情報を発表!

物語を選ぶゲームシステムから音楽の魅力まで、ゲームの魅力を紹介

10月14日 発表

10月14日~10月21日 14時59分まで CBT開催

12月15日 正式版リリース予定

 セガは、現在開発中のAndroid/iOS用新作RPG「シン・クロニクル」のクローズドβテストを10月14日より開始すると共に、公式生配信番組「クローズドβテスト開始記念 公式生放送」において最新情報を発表した。

 番組には「シン・クロニクル」総合ディレクターを務める松永 純氏をはじめ、セガ サウンドセクション チーフクリエイター・光吉猛修氏も出演。さらには声優陣からは坂 泰斗さん、井澤詩織さん、黒木ほの香さんも出演し、ゲームの魅力を伝えた。

【クローズドβテスト開始記念 公式生放送】
「シン・クロニクル」のコンセプトは「1度きりの選択と一生残る感動。運命は自ら決める。選ぶチャンスは1度きり。だからこそ一瞬の感動が一生残るものになる」とある。このコンセプトを体験できる要素として、各章のクライマックスには“究極の選択”を迫られる局面が用意されている。葛藤の末に自らが選ぶ……という体験をゲームとして楽しめるようなっている
共にする仲間たちによっても運命が変わる

 物語の舞台となる「へルドラ」では、世界の中心に開いた巨大な穴「奈落」から「黒の軍勢」と呼ばれる魔物が際限なくわき続けていて、人類は奈落を巨大な障壁で囲み、「境界騎士団」を組織して防衛を続けている。

 この境界騎士団に所属している主人公がプレーヤーであり、プレーヤーを中心に物語は展開していく。新人騎士であるプレーヤーは初陣となる戦いで、奈落をさまようこととなり、そこで相棒となる精霊ミュトスと出会う。

 主人公はミュトスと協力して地上へ生還する。そして、奈落を攻略するための南方騎士団第17探査小隊の隊長に任命され、マーヤをはじめとした様々な仲間たちと出会い絆を深めていく。

 もちろん、出会いがあれば別れもある。どのキャラクターを選び共に物語を進めていくのかはプレーヤーの選択次第となる。

プレーヤーを待つ運命の選択。どうやって未来を切り開いていけば良いのか?

 奈落の底に転落した主人公が、謎の声に導かれ託される書物が「クロニクル」。「クロニクル」は、持ち主に「未来」、「現在」、「過去」を見せる力を持ち、それにより主人公は、死の運命を乗り越えていくこととなる。

 まずその1つに、未来を見る力「死の幻視」がある。これは、この先訪れるであろう“死の未来”を所有者に視せるという力で、主人公はこれをきっかけに、凄惨な未来を回避するために奮闘していくこととなる。

 この力で見ることができる未来は、特定の誰かの死の予言であったり、騎士隊全員が全滅する運命が見えることもある。その運命を回避し切り開いていく可能性を「クロニクル」は提示し、プレーヤーの選択によって運命は展開していく。つまり、この「クロニクル」自体には、未来を変える力はなく、あくまでもヒントを指示してくれるだけで、最終的にはプレーヤーが選択することで未来を切り開いていくことになる。

 具体的には、クロニクルは「滅びをまねく『運命の言葉』」を警告として主人公に見せる。この「運命の言葉」は、メインストーリーの中でその意味が徐々に明らかになっていく。この「運命の言葉」に引き寄せられる運命(悲惨な運命)を変えるため、プレーヤーはメインストーリーと並行して仲間との絆を深め、「運命の言葉」を打開するヒントを得ることで、言葉を“死の原因”から“希望の源”へと変えていくことになる。つまり、絆を深めるという意味合いからも、キャンプのシーンで仲間と繰り広げられる会話などが大切なキーワードとなっていくのだ。

 プレーヤーの手により希望に変わった「運命の言葉」が、各章のクライマックスに登場する「運命の扉」を開くことを後押しすることになり、最後に提示される大きな運命の選択を行なうことになる。

 松永氏は「言葉を集め、書き換え、自らが選んだ仲間との絆を深めて運命を変え、結末は自分が選ぶ……この一連の流れで、“運命を自ら決める実感”、“一度きりの選択を選ぶときの熱さ”を体験していただけると思います」とコメントしている。

プレーヤーも所属する“境界騎士団”とは?

 奈落から押し寄せる敵と対峙し、プレーヤーも所属している境界騎士団だが、奈落自体が巨大なため、奈落の東西南北のいずれからの侵攻にも対応できるように、「境界騎士団」は大きく4つの方面の大騎士団に分かれている。

 まず、プレーヤーの所属しているのは南方大騎士団。この南方大騎士団は、奈落の四方を守護する大騎士団のひとつ。ヘルドラ南方エリアは、肥沃な大地に、様々な人種や小国がひしめく。境界騎士たちも同様に、さまざまな職業、出自の者が集う。使命感に満ちた者、食べるために騎士となる者、掟にしたがって騎士となる者、奴隷として売られてきた者、罪人……隊長であるプレーヤーは、生き方も信念も異なる様々な隊員たちを率いて奈落へと赴くこととなる。

 南方大騎士団の団長はリーハンで、CVは緑川 光さん。そして主人公が最初に任務で配属となる隊の隊長であるヴィオレットのCVは折笠 愛さん。

 奈落の北側の砦を守護しているのが北方大騎士団。北方エリアは、かつてヘルドラ全土を治めようとした大帝国の末裔たちが統治している。境界騎士も、幹部となる者は貴族社会で生きてきた人間で占められる。また、北の果てには、ヘルドラで広く信じられる「六柱の神」の聖域が存在しており、政治・宗教の両面で強い影響力をもつ。この北方大騎士団を統括する団長がカンパネルラ。

 奈落の西方にある研究都市を拠点とする結社の魔導士たちを中心に構成される騎士団が、西方大騎士団。黒の軍勢、そして奈落の真理を解き明かすことこそが人類を救うための唯一の道と信じ、研究と実践を繰り返している。騎士団には、魔導士たちのほか、研究を助け成果を金に換える商人たちや魔法実験の被験体などが所属している。この西方大騎士団の団長がデューイ。

 帝国が滅びるまで抵抗を続けた「東方大君領」の者たちが所属する騎士団が、東方大騎士団。魔法とは異なる技術、道(タオ)と呼ばれる力を極めることにより、仙人と呼ばれる人間とは異なる肉体をもつ存在へと変化を遂げた者たちが多く在籍する。仲間の屍を越え、その魂を受け継ぎ、個の力を磨いた先に、奈落の深淵へと至ることができると考えている。この東方大騎士団の団長がシンラ。

 「シン・クロニクル」では、シナリオの進行にあわせて仲間が増えていくほか、シナリオ進行などにあわせて解放される酒場ガチャでも仲間を迎え入れることができる。冒険を共にする新たな隊員やパーティを加護する精霊たちを仲間にすることができる。仲間によって得意分野が異なるため、プレーヤーの組むパーティの特性を考えながら、どんな戦い方をするのが良いか考えながら進めていくことになる。

 同作では、ダンジョンで戦うことで経験値が溜まりレベルアップするのだが、レベルによるステータスの上昇以外にもキャラクターを強化する方法が存在するのだという。その1つが「武器装備」と呼ばれるシステム。

 いわゆるハック&スラッシュの要素で、武器はガチャではなくダンジョンで敵を倒したり宝箱から入手できる。同じ名前の武器でも付与されている特殊能力が違うことがあるため、キャラクターによって長所を伸ばしたり、短所を補うように装備させることができる。何度もダンジョンなどにチャレンジし、気に入った武器を入手できるまで遊んでしまうこともありそうだ。

 もう1つはアビリティパネル。レベルアップなどで入手できるアビリティポイントを使用し、ステータスを上げたりスキルを獲得することができる。何を優先してアビリティを取っていくかによってキャラクターの育成が変わってくるため、いろいろ考えながら強化していくことが重要となる。

 番組では、酒場で仲間にできるキャラクターの一部が紹介された。プレーヤーが隊長を務める第17探査小隊の編成直後に小隊へ加入するリオンとビスケの2名だ。

 松永氏は「いつ命を落としてもおかしくない境界騎士団に所属するにあたり、やはりそれぞれのキャラクターに、理由や想いがあります。仲間のひとりひとりが、これまでどんな人生を歩み、どんな想いで奈落を歩んでいるのか絆を深めていくことで見えてくるドラマもぜひ楽しみにして下さい」とキャラクター達について語った。

 番組では、クローズドβテストでプレイできる1章のプロローグとなる序章部分や、発表会の時に見せられなかったキャンプシーンのほか、クロニクルによる運命の選択部分などもプレイしながら、その都度視聴者アンケートを行ない、番組の視聴者が実際にプレイし選択肢を選んでいるかのような実機によるプレイコーナーが用意されていた。

音楽にもこだわる「シン・クロニクル」

 番組には光吉猛修氏も登場。光吉氏は、Kevin Penkin氏が手掛けるオープニングテーマ曲「Skies of Burden」をお勧めの楽曲として紹介。聴き所のポイントは「染みるようなアウトロが素晴らしい!」とのこと。

 光吉氏によればKevin Penkin氏を起用した理由として、「ゲームの世界観やストーリーを考えたときに、死にものぐるいでがんばっているキャラクターたちのせつなさと、Kevin Penkin氏の音楽性がぴったりだった」と説明。

 また、松永氏も「ダークファンタジーで大切なのは、美しい世界を守りたいと感じることだと思うのですが、その世界の広大さはなかなか表現しにくい。その広大さを音楽で表現して欲しいと思いったし、Kevin Penkin氏の音楽だと表現してもらえると感じた」と続けた。また、松永氏は、Kevin Penkin氏の楽曲が「シン・クロニクル」のゲームから流れてきたとき、「プレイの楽しさや物語への没入感がさらに一段階上がった印象を受けました」と語った。

 音楽の制作にあたって松永氏は、「光吉さんに、細かくKevin Penkin氏と意思疎通を図ってもらったのが大きい」とコメント。「ゲームのBGMとして作ってもらってるのだが、曲だけ聴いてもいい曲」とそのクオリティの高さに太鼓判を押した。

 また「シン・クロニクル」には、伊藤賢治氏や浜渦正志氏、下村陽子氏、甲田雅人氏、光田康典氏、古代祐三氏ら、錚々たるコンポーザーが参加している。松永氏はこういったゲストコンポーザーを起用した理由について、「『運命の選択』の体験をよりリッチなものにするには『音楽の力』が必要だった。リッチさを突き詰めたら各章のクライマックス毎にコンポーザーを起用することになった」と説明。

 光吉氏によれば、どういった経緯でコンポーザーを選んでいったのかというと、当初はゲーム以外も含めた幅広いコンポーザーから候補者を検討していったが、松永氏より「ゲームのコンポーザーに絞ってほしい」との指示があり、現在の布陣になったのだという。

 それにしてもこれだけのメンバーをそろえるのは大変だったと思われるが、松永氏によれば「光吉さんのコネクションによるコーディネートに助けられた」のだとか。光吉氏も「知っている人ばかりだった」と答えていた。

 ゲームの中では“究極の選択”は1度しかできず、片方の選択肢か見ることはできない。当然そこで流れる音楽は片方しか聴くことはできないという事だが……松永氏によれば、「ドラマとしては選択した一方のBGMしか聴けないが、ゲーム内に用意されたコーナーで、全曲聞ける機能を用意する」予定だという。

「クローズドβテスト感想募集キャンペーン」など各種キャンペーンを実施

 クローズドβテストの参加者を対象とした、プレイの感想投稿キャンペーンを開催する。キャンペーン期間中に、「シン・クロニクル」の公式アカウントをフォローし、指定のハッシュタグ「#シンクロニクル」と「#シンクロCBT 感想」をつけ感想をツイートした人の中から、抽選で100名に1,000円分のオリジナルデザインQUOカードがプレゼントされる。

 さらに、同キャンペーンに参加したプレーヤーのTwitter名を、「先行探査騎士隊」として公式サイトに掲載するという。

 また、事前登録キャンペーンも現在開催されている。「事前登録キャンペーン」は10月1日より開始されているが、すでに登録が5万件を突破している。登録数が多くなるほどプレーヤーへの報酬が豪華になる。さらに、「シン・クロニクル」の特徴である「運命の選択」にちなみ、Twitterアンケート投票機能を使った選択の結果次第で報酬が変化するといった仕掛けも用意されている。