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1人で遊べるSF人狼シミュレーション「グノーシア」のSteam版が発売決定

2021年内 発売予定

予定価格:2,750円(税込)

 アクティブゲーミングメディアが運営するPLAYISMは、Steam版SF人狼シミュレーション「グノーシア」を2021年内に配信する。予定価格は2,750円(税込)。

 本作は、2019年にPlayStation Vita版、2020年にNintendo Switch版、さらに今年3月に欧米圏に向けた英語ローカライズ版が発売された、いわゆる人狼系ゲームを1人で遊ぶことができる「グノーシア」のPC版。1プレイは15分程度で、周回するたびに、主人公及び各キャラクターの配役や展開が変化する。

【グノーシア Steam版アナウンストレーラー】
【ストーリー】

 グノーシアは嘘をつく。人間のふりをして近づき、だまし、そして身近な人間を1人ずつ、この宇宙から葬り去る――。

 漂流する宇宙船内にて、人間を襲う未知の敵「グノーシア」に直面した乗員達は、誰が敵なのか分からない状況でこの危機を収束させるために、ひとつの解決策を試みる。 最も疑わしい人物から1人ずつコールドスリープさせ、船内に紛れ込んだ全てのグノーシアを活動停止させるのだ。

 しかし、その人物が本当にグノーシアだったのか、あるいはスケープゴートにされた哀れな人間だったのか、知ることは難しい。

 最後に笑うのは人間なのか、それとも――?

ゲームシステム

 舞台は1隻の宇宙船。乗組員たちの中に数人、異星体「グノーシア」が紛れ込んでいる。グノーシアは毎晩1人ずつ乗組員たちを襲い、人類に敵対するよう洗脳していく。

 プレーヤーは、人類側、あるいはグノーシア側としてゲームをプレイすることになる。人類側の場合には、全てのグノーシアを発見し、冷凍睡眠させることが勝利条件となる。グノーシア側の場合には、乗組員を襲っていき、最終的にグノーシアの数が人間の数を上回ることが勝利条件となる。1プレイ15分ほどの、いわゆる「人狼ゲーム」を繰り返し行ないながら物語を進めていく。

 「グノーシア」では、ゲーム開始時にプレーヤーおよび他の登場人物に【乗組員】、【グノーシア】などの役割がランダムに割り当てられる。登場人物は割り当てられた役割に沿って、自動的に発言、行動する。登場人物は、性格や能力、好感度、役割、他者への信頼度などの内部パラメータを持っており、他の登場人物から参照可能なパラメータとして、表面上の他者への信頼度、表向きの役割などを持つ。これらの組み合わせによって、登場人物たちは個性豊かな発言、行動をとる。

特徴

 「グノーシア」では、短時間のプレイを繰り返すことを前提として、以下の要素が展開される。

繰り返しプレイしイベントを発生させることで謎が解けていく、独創的なナラティブ性

 本作は、宇宙船が発進後、グノーシアが潜伏していることが発覚したところから始まり、勝利または敗北条件を満たす所で終わる。プレーヤーがゲームを繰り返しプレイすることで、登場人物たちはこの数日間を何度となく繰り返し体験する。この繰り返しのうちに、敵であるグノーシアとは何なのか、またどうしてこの船が繰り返しに陥っているのかといった謎が、徐々に明らかになっていく。

様々な役割をロールプレイすることで成長するキャラクターステータス

 初期状態では、プレーヤーは能力が低いため、会話などの主導権を握って活躍することはできないが、プレイを繰り返してレベルアップしていくことで、カリスマ性や魅力、直感などのパラメータを選択的に向上させられる。やがては、議論の流れを大きく変えるような活躍ができるようになる。

魅力的な多様なキャラクターたちと、ランダムに発生する個別イベント

 登場人物はそれぞれ、主人公への好感度を持っており、プレイを繰り返しても好感度は保持される。好感度の高低によって、ゲーム中に様々なイベントが発生する。「人狼ゲーム」を繰り返す中で登場人物に「人間らしさ」を感じさせ、さらにその中で発生する個別イベントがさらにキャラクターたちに強い魅力を抱かせる。

登場キャラクター

セツ
SQ
ラキオ
ジナ
ステラ
ジョナス
コメット
シピ
レムナン
ククルシカ
夕里子
オトメ
沙明
しげみち
【「グノーシア」受賞歴・レビュースコア】

<A 5th Of BitSummit>
 メディアハイライトアワード 電撃 PlayStation

<BitSummit Volume 6>
 エクセレンスインゲームデザイン賞 ノミネート

<東京ゲームショウ 2018>
 ファミ通 インディーゲーム部門 ノミネート
 電撃 PlayStaion インディゲームアワード ノミネート

<IGN JAPAN GAME OF THE YEAR 2019>
 ベストインディーノミネート

<IGN JAPAN USER'S CHOICE 2019>
 3位

<ファミ通・電撃ゲームアワード 2019>
 ベストインディー受賞

<CEDEC2020>
 CEDEC AWARDS ゲームデザイン部門 優秀賞

<2020 年 日本ゲーム大賞>
 ゲームデザイナーズ大賞 グノーシア最終選考

<2021 Independent Games Festival>
 Nuovo Award Honorable Mentions

<IGN JAPAN>
 レビュー 10/10

<ファミ通>
 プラチナ殿堂入り 7/10/9/10

<Metacritic>
 82(5月現在。Nintendo Switch版)

<OpenCritic>
 84(5月現在。Nintendo Switch版)