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「ハト愛」が爆発!心理学者による「Pigeon Simulator」プレイ動画がゲームさんぽで公開

4月6日にはモンハン編も

【ハト編】

3月30日 公開

【モンハン編】

4月6日17時 公開予定

 ライブドアニュースは3月30日、動画コンテンツ「ゲームさんぽ」において、「ハト編 前編・後編」を公開した。

 「ゲームさんぽ」は、“ゲームで描かれた世界を現実に即して、各分野の専門家に語ってもらう”という動画コンテンツ。今回は、ハトを主人公としたアクションゲーム「Pigeon Simulator」を、動物心理を扱う東洋学園大学の中村哲之准教授が動物の心理の観点で解説する動画「ハト編 前編・後編」が公開された。

 さらに、4月6日17時からは、ハンティングアクションゲーム「モンスターハンターライズ」の体験版「モンスターハンターライズ DEMO」と、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」を、「ハト編」と同様に中村氏が解説する動画「モンハン編」が公開される予定。

□動画公開URL
・ライブドアニュース YouTubeチャンネル
・東洋学園大学オープンキャンパスサイト

動物心理学者から見るゲームの生き物の多様性を紹介

 動画では、東洋学園大学で認知心理学の教鞭を執りながら、動物の心理の研究も専門としている中村氏がゲーム内に登場する様々な動物の心理を分析。特にハトの心理を得意とする中村氏による「Pigeon Simulator」の深い分析は見所といえる。

 また、同時収録された「モンハン編」では、現実の動物の実験手法を援用しながらキャラクターの心理分析が行なわれた。「ハト編」では、動物心理の研究方法を、「モンハン編」では姿形の違う様々な生物の心理のバリエーションを知ることができる。

ハト編

 「ハト編」では、“ハトは人間より色を知覚する細胞の種類が多く、紫外線なども知覚し人間よりカラフルに世界を見ている”、“ピカソとモネの絵の区別をできる”という実験結果もあることなど、ハトの視覚の豊かさが語られている。

 また、空を高速で飛ぶため動体視力に優れ、人間には滑らかに動いて見えるものでもパラパラ漫画のように断続的に見えているなどの知見や動物の心理を知ることで、人間自身のこともさらに深く理解できるようになるという、動物心理を学ぶことの意義も知ることができる。

モンハン編

 「モンハン編」では、「モンスターハンター」シリーズに登場する、犬やタヌキ、猿に似たキャラクターなど様々な生物を見ながら、現実の研究について解説する。

 犬の研究では、エサの入っている箱とエサの入っていない箱があったときに、人間が指をさすとエサの入っていない箱に向かっていくなど、犬と人間の社会性の高さを示す研究があることが紹介される。

 また、猿に似たキャラクターが温泉につかっているシーンでは、生物の感情をどのように考察しているかについて語られる。例えば、温泉で目をつぶっているということは、危険性を感じておらずリラックスしている状況なので快適な環境と推測できるという話や、こちらから何か働きかけをした際に攻撃をしてこないということは嫌ではない=快適に近いということが推測されるという話などを紹介。“いかに研究者が動物の心理を読み解いているかが明らかになる。