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カードになっても「LoL」感満載! 「リーグ・オブ・ルーンテラ」ファーストインプレッション
ユニバース好きにはたまらないテキストの数々
2019年10月18日 00:00
ライアットゲームズは、Android/iOS/PC用デジタルカードゲーム「リーグ・オブ・ルーンテラ(LoR)」を2020年にリリースする。
「LoR」は、10月16日の10時より行なわれた生放送「Riot Pls」にて突如発表されたタイトルで、世界的に総人口1億人を超えるPC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」のIPが使われたタイトルだ。ターンが存在せず、相手と交互に行動するという斬新なルールで、独特な駆け引きが発生するカードゲームとなっており、これまでのDCGとは違った新鮮な体験を味わえる。
また本作では、カードのイラストだけでなく、その効果に演出、フレーバーテキストなど、様々な要素に「LoL」らしさが盛り込まれている。エズリアルのカードでは軽量のスペルを連続で使用したり、ティーモのカードでは毒キノコを大量に仕掛けたりと、「LoL」でのチャンピオンの特徴を上手く捉えられているだけでなく、ヤスオの兄であるヨネなど、ストーリーでしか語られていないキャラクターが登場したりと、「LoL」以上に「LoL」のユニバースを楽しむことができ、「LoL」ファンであれば必見のタイトルだ。
すでに事前登録が開始されており、アナウンスプレビューとして一部の人がプレイできる。筆者もプレイすることができたので、早速インプレッションをお届けしたい。
一手一手を慎重に。交互に行動するシステムで深い読み合いを楽しめる
本作の最も特徴的なゲームシステムとして、ターンが存在しないところにある。「LoR」におけるターンはラウンドと呼ばれており、攻撃側と防御側がラウンド毎に入れ替わる仕組みだ。攻撃側のプレーヤーが先にカードを1枚使用したら、次に防御側がカードを1枚使用できる。
そのため、何も考えずにカードを使用するのに必要なコスト「マナジェム」を使い切ってしまうと、いきなり強力なカードを使われてピンチに陥ってしまう可能性がある。どの順番で、どのタイミングで、どのカードを使用するか、いつ攻撃するかなど、ひとつひとつの行動を慎重に行なう必要があるので、非常にスリリングな読み合いを楽しめる。
好きなチャンピオンでデッキ構築する楽しみ。「LoL」でのプレイ体験を「LoR」でも
「LoR」をプレイして最も驚いたのは、「LoL」でのチャンピオン性能をそのまま再現できている点だ。筆者は好きなチャンピオンである「アニビア」を主軸にしたデッキを組んだが、アニビアのスロウ&AoEで敵を倒していく快感を「LoR」でも感じられた。他にも、ヤスオは、スタン(行動不能)またはリコール(手札に戻す)させる時にその敵を攻撃するという効果で、打ち上げてから全ての敵をウルトで薙ぎ払う様が再現されている。
また、そのうえでカードゲームならではのプレイフィールがある。筆者はフレヨルドとシャドウアイルを使ったデッキを構築した。1度ユニットを倒してから蘇生させる「破滅の編纂者」とアニビアを組み合わせ、アニビアを増殖させるというカードゲームらしいコンボを使えた。
「LoL」ファンはたまらない! あのチャンピオンたちがカードに!
本作の主なカードの種類は、「ユニット」と「スペル」、「チャンピオン」の3種。ユニットはフィールドに召喚して戦わせるカードで、スペルは使用した瞬間に効果を発揮するカード。そしてチャンピオンは、「LoL」のプレイアブルキャラクターであるチャンピオンたちがカード化されたものだ。基本的にはユニットと同じ扱いだが、それぞれのチャンピオンに定められた条件を満たすことでレベルアップし、効果がより強力になるという特徴がある。ティーモであれば「毒キノコを15個以上植え付けた時」、ルシアンであれば「光の番人 セナが力尽きた時」などレベルアップの条件は様々で、「LoL」での性能やストーリーが元になっていることが多い。「LoL」プレーヤーであれば効果テキストを読むだけで楽しくなってくる。
また、全てのカードは“地域”に属している。地域は全部で6つ。それぞれが固有のカードプールとなっており、デッキを組む際は最大2つの地域を選択して構築することになる。デッキに入れるカードは40枚で、カード1種類につき3枚まで入れられ、チャンピオンカードはデッキに6枚までだ。
なお、「LoR」の詳細はこちらの記事でもお伝えしているので参考にしてほしい。
「LoR」はすでに、1回目のプレビューとは思えないほどのクオリティになっている。チャンピオンをレベルアップさせる気持ちよさや読み合いの奥深さ、「LoL」の世界観に美しいビジュアル、そのすべてが高クオリティで実現されている。
正式なリリースは2020年とまだまだ先のことになるが、今後もドラフトモードやフレンド機能、ランク戦など、まだまだ新機能が実装されて進化していくと思うと楽しみで仕方がない。
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