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橘亜李彩さんも大満足! 超弩級のオールインワンゲーミングチェア「Predator Thronos」ついに日本上陸!!

10月11日受注受付開始

価格:3,498,000円(税込)

 日本エイサーは10月11日、東京秋葉原のソフマップ AKIBA2号店 パソコン総合館において記者発表会を開催し、国内では初導入となるオールインワンタイプのゲーミングチェア「Predator Thronos(プレデター スロノス)」を本日より受注開始することを明らかにした。価格は3,498,000円(税込)で、ソフマップポイント10%還元により実質約315万円となる。送料、設置費用、初期セットアップなどがすべて価格に含まれている。発送は受注から2カ月後を予定。

 2018年8月にIFA2018で正式発表され、PCゲーマーの間で話題を集めていたゲーミングチェア「Predator Thronos」がついに日本上陸することが正式発表された。「Predator Thronos」は、Acerのゲーミングブランド「Predator」を象徴するフラッグシップモデルとして、同社が主催するeスポーツイベント「Predator League」や、Acerがメジャースポンサーを務める「Intel Extreme Masters(IEM)」のロビーエリアに圧倒的な存在感で鎮座し、大会に訪れたゲームファンを楽しませていた。

【橘亜李彩さんがPredator Thronosを体験】
プレデターベアと共に記念撮影
こちらが標準スタイル
スピーカーは非搭載でサウンドは同梱のヘッドセットを使う
モニター3面で没入感たっぷり
スタッフによる操作で急にシートを倒されビビる橘さん
140度筐体ごと後ろに倒すことができる
全天周囲モニター感覚が楽しい

 発表会には、店頭販売実現のために展示エリアを提供したソフマップの代表取締役社長 渡辺武志氏と、日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏が出席。渡辺氏が「増税に関わらずゲーミングPCは顕著に伸び続けている。ソフマップ全体の年齢層は30~40台が多いが、eスポーツを推しているAKIBA2号館のeスポーツスタジオでイベントを実施すると高校生などの若い方が来てくれて、試遊エリアでわちゃわちゃ遊びながらPCが買えるスペースとなっている。今回日本唯一の展示としてPredator Thronosを新たな目玉として常設展示し、秋葉原の新たな観光名所として多数ご来場頂き、ソフマップとゲーミングPCを知って頂く機会にして頂ければと思っている。凄いものが入ってきたことを嬉しく思う。しっかり売っていきます」と力強く挨拶すると、セン氏は満面の笑顔を浮かべながら「ゲーミングPCは我々も注力してきたセグメント。Predator Thronosは昨年の発表以来、多くの問い合わせを頂いてきたが、日本の住環境や価格面から躊躇してきた。渡辺社長がIEMで見ていただいて『日本のeスポーツを盛り上げるために売りましょう』と展示販売を快諾いただくことができ、今回販売を開始することができた」と熱っぽく語り、両社のタッグによって日本販売が実現したことを明かした。

ソフマップ代表取締役社長渡辺武志氏
日本エイサー代表取締役社長ボブ・セン氏
ガッチリ握手

 Predator Thronosはグローバルで発売時期、環境が異なるため、発売地域によって微妙にスペックや価格が異なるという。日本ではコストと安全性を維持するためBTOではなく、スペック、付属品、オプション等は一律同一商品として販売する。必要電源は1,000Wと大容量ながら、家庭用の100V電源でも利用することができる。

 商品概要についてはニュース(参考記事でもお伝えしたように、コクピットタイプの筐体、日本未発売のハイエンドゲーミングPC「Predator Orion 9000」、解像度2,560×1,440/リフレッシュレート144Hz/応答速度1ms(MPRT)のゲーミングモニター「XZ271Ubmijpphzx」を3枚、そしてこちらもまた未発売のPredatorブランドのゲーミングマウス、キーボード、ヘッドセットがセットになっている。なお、日本エイサーでは、「Predator Thronos」の発売に合わせて、これらのゲーミングギアも今後正式に日本で扱っていくという。

【Predator Thronos】
商品説明を担当した日本エイサーの安藤康夫氏
フルオープンの状態。この状態で“搭乗”し、モニターとテーブルを所定の位置に戻せばセットアップ完了となる
プレデターベア以外はすべて付属する
シートに繋がっているリモコンで、フォースフィードバックの強さを調整できる。体感型のゲーミングチェアとなっている
ハイエンドゲーミングPC「Predator Orion 9000」。Core i9-9900K、GeForce RTX 2080 Ti SLI、M.2の512GB SSDなど贅を尽くした1台となっている
まさに業務用的な風景になっているが初期セットアップは業者が行なってくれるという

 「Predator Thronos」の最大の特徴は、なんといってもその繭型のコクピットだ。旅客機のビジネスクラスシートのようにフル電動になっており、左手部分に備え付けられているリモコンでワンボタンで、シート、モニター部、レッグレスト、フットレストを動作させることができる。さらにすべてセットアップした状態で、140度ほど全体を後ろに倒すことができ、頭から脚まで完全に体を筐体に預け、最高にリラックスした極上の環境でゲームが楽しめる。

 Predator Thronos自体は、PC/モニター付きゲーミングチェアで、基本的にPCゲーム向けの製品だが、モニターへの接続はPCに限定していないため、ゲームコンソールを用意することでコンソールゲームを楽しむことももちろん可能となっている。価格は300万円オーバーと、手軽に手を出せる価格帯ではないが、極上のゲーミング環境を求める方、ネットカフェやアミューズメントスポットなどに目玉商品として集客目的で使いたい法人には要注目の製品と言える。販売目標は1年間で10台としている。

【繭型のコクピット】
筐体に完全に身を預けてゲームを楽しむことができる
この迫力と存在感が魅力だ

 注意したいのはその重量とサイズだ。重量はPCとモニター3面込みで200kg超、サイズは、デスクを右側に動かしたり、モニター部を上部に動かした場合で、最大172×175×225cm(幅×奥行き×高さ)が必要となる。初期セットアップはすべて業者が行ってくれるとはいえ、そもそも入れられるのか、重量に耐えられるのかのチェックが必要になってくるだろう。

 筆者自身は2月の「Predator League」や5月の「Intel Extreme Masters Sydney 2019」でいずれも体験しているが、今回改めてじっくり体験してみた。ロボットアニメで言うところの全天周囲モニター感覚で、体をコクピットに完全に預けたままゲームに没入できるのが楽しい。左手側にドリンクホルダー、右手側にお菓子などが入れられそうなラックが用意され、準備万端で座ってゲームを始めたが最後、戻って来れなくなりそうなぐらいの没入感がある。

 先述したように“史上最強のゲーミングチェア”として拡張性を十分に備えており、レースゲームファンなら、レーシングホイールを導入したり、フライトシムファンならフライトスティックを追加したりすることも可能だし、将来的にゲーミングPCやモニター、ゲーミングデバイスの買い換えを迫られるケースでもデバイスだけを入れ替えることで対応できるところも嬉しい。300万円で一生最高のゲーミング環境が手に入るなら、むしろ安いとすら言えなくもない。価格はさておきPCゲーマーにとって夢のゲーミングチェアであることは間違いない。ぜひ秋葉原にお越しの際はAKIBA2号館1階のPredatorゾーンに訪れて実際に試してみては如何だろうか。

【体験してみた】
この没入感
左手にはドリンクホルダー
右手にはUSB端子が並ぶ
このリモコンを使ってコクピットを操作する
この脚を投げ出せる感覚が楽しい