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JeSUブースでHADO体験会が行なわれ、責任者が今後の展望を語る
最終目標はサッカーを超える市場に
2019年9月14日 11:10
- 9月13日 開催
- 会場:JeSU eスポーツコーナー
HADOは、meleapが開発したテクノスポーツである。meleapは、TGS 2019の直前JeSUの正式会員となっており、TGSでも9月13日、ホール9のJeSUのeスポーツコーナーで、HADO体験会やエキシビション、今後の展開に関する発表が行なわれた。
HADOは、スマートフォンを装着して利用するGear VRタイプのHMDと利き腕に装着するスマートフォンなどの端末を装着して戦う、身体を使った新しいテクノスポーツだ。正式ルールでは3vs3のチーム戦でプレイするのだが、スペースが狭いこともあり、TGSでは1vs1の個人戦での体験会が行なわれていた。
HADOのルールやプレイの様子は下の写真を見ればわかるだろうが、ドラゴンボールの世界でやるドッジボールみたいなスポーツだ。ルールはシンプルで、身体を使った操作も簡単だ。筆者も初めてHADOを体験したのだが、予想以上に楽しく、もっと俊敏に動ける若いときにHADOがあったらなあという感想であった。
体験会は12時30分まで行なわれ、その後、取締役CCOの本木卓磨氏がHADOの今後の展開についての講演を行なった。その要旨は以下の通りだ。
HADOは、現在世界26カ国、65か所に店舗を展開しており、延べ160万人以上がプレイしている。世界大会もすでに3回行なわれており、昨年の世界大会では優勝賞金200万円をかけて、世界7つの国と地域から選手が参戦した。4回目となる今年の世界大会は、2019年12月15日に渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールで開催される。
2019年から2020年の展望としては、HADOの公認チーム数は現在30程度だが、これを100まで増やし、HADO常設店舗数も増やして、競技力を底上げしたい。また、その先の2021年には、国内でプロリーグを開催し、世界の放送ネットワークを開拓していきたい。すでにフィリピンの最大手メディア企業であるABSと業務提携を結んでおり、8月25日からフィリピンの全国放送でHADOの番組が始まっている。世界各国でプロリーグが開催されることを目指し、最終的にはサッカーを超える市場を作りたい。サッカーはスポーツ界最大の市場であり、簡単なことではないが、それができたら人類史に残る偉業となるだろう。
最後にゲストとして、JeSUの副会長浜村弘一氏が登場。「HADOはeスポーツなのか?」という問いについて、浜村氏は「VRやARもeスポーツとして扱われており、HADOもeスポーツの幅を広げるものとして期待している」と答え、「HADOは文化として世界に定着するか?そのためには何が必要か?」という問いについては、浜村氏は「やってみるととても面白いので、体験してもらえる場所を増やすことが大切だろう」。本木氏は「JeSUと連携して、何かやっていければと思っています」と答えた。