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命の物語を紡ぐアクションRPG、PS4/Switch/PC「鬼ノ哭ク邦」本日発売
“ジョブ”の役割を担う「鬼ビ人」を切り替えながら魔物に立ちむかう
2019年8月22日 00:00
スクウェア・エニックスは、プレイステーション 4/Nintendo Switch/PC(Steam)用アクションRPG「鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)」を8月22日に発売した。価格はパッケージ版、ダウンロード版はともに5,800円(税別)。なお、PC(Steam)版のタイトルは「ONINAKI」。
本作は、輪廻転生を前提とした倫理観が存在する世界を舞台としたアクションRPG。本作には、対をなす2つの世界「現シ世(ウツシヨ)」と「幽リ世(カクリヨ)」が存在する。輪廻転生が信じられている辺境の王国「中ノ邦」で、人々は強い憎しみや悲しみの感情に囚われ、輪廻の輪から外れた「迷イ人(マヨイト)」となることを恐れ感情を押し殺して生きている。
プレーヤーはこの世とあの世を行き来し、迷える魂を救う主人公「カガチ」となり“命”の物語を体験する。バトルでは“ジョブ”にあたる「鬼ビ人(オニビト)」を切り替えながら魔物と戦っていく。
【対を成すふたつの世界で紡がれる“命”の物語】
輪廻転生によって命が繁栄した世界。人々は授かりし命を謳い、来世への祈りを捧げた。
死に対する悲しみは、生者を縛り、死者をためらわせる。すなわち、死を悲しむことは、輪廻転生を妨げる禁忌に他ならない。
だから人々は、その悲しみを笑顔に変えて、死者を送る。
しかし、涙を忘れようとした人の心にも、救いが必要だった。そうして生まれたひとつの役割――人は彼らを、逝ク人守リ(いくともり)と呼んだ。
彷徨える死者の魂「迷イ人(まよいと)」を救済する、いわば、生者と死者、この世とあの世の調停者の役割を担う存在。
逝ク人守リは、迷イ人の未練を断ち、来世へと送る者。生者と死者の想いに触れ、命を尊ぶ者。
これは、ひとりの逝ク人守リ、その命の物語――。
登場人物を紹介
主人公「カガチ」
CV:橋詰 知久
輪廻転生の理を体現する若き逝ク人守リ。人の命を来世につなげることこそが、自分の使命であると考えている。任務遂行のためなら、自らの手で他者の命を終わらせることにも躊躇しない。
謎の少女との出会いによって、血の運命に巻き込まれていく。
リンネ
CV:三上 枝織
かつて、少年時代のカガチの前に現れた不思議な少女。月日が流れ、逝ク人守リとなったカガチの前に現われた彼女は、昔と変わらぬ姿をしていた……。
自分の名前さえ忘れてしまった彼女のことを、カガチは花の名である“リンネ”と呼ぶようになる。
クシ
CV:小山 剛志
日頃は余裕とハッタリをモットーにのらりくらりとしている印象だが、実は優秀な「逝ク人守リ」であり、若者を導く頼れる存在。カガチの育ての親でもある。
自分のことをあまり語りたがらないため、本音を知る者は少ないが、ひとり娘のマユラへの愛だけは隠しきれず周知の事実となっている。
マユラ
CV:Lynn
心優しい若き「逝ク人守リ」。クシの娘でカガチの幼なじみでもある。他者とのつながりを大切にしており、それは「迷イ人」に対しても、憑依している「鬼ビ人」に対しても変わらない。しかし、そのことが「逝ク人守リ」としての自身を苦しめる要因にもなっている。
輪廻転生の理、そこに生じる様々な矛盾。死者と生者の狭間でマユラは悩み続けている。
黒夜叉
CV:─
忘れられた過去と漆黒の業火をその身に纏う謎多き黒衣の剣士。怨念の鎖に縛られる黒夜叉の素顔を知る者はいない。
罪の起源に翻弄され、闇を彷徨い続けるその男は、“憎しみを開放するため”に執拗なまでにリンネをつけ狙う。
輪廻転生の理を守る邦主「ロベリア」
CV:田中 敦子
信じられるのは己だけであり、他の何者も信じない孤高の邦主。冷徹な立ち居振る舞いが、周囲の者を遠ざけるうえに、自身から人前に姿を現すこともほとんどなく、民衆の中には顔を知らない者さえいる。輪廻転生の理を何よりも重視するロベリアからは、理から決して外れてはならないという、もはや脅迫観念のようなものさえ感じられる。
ゲームシステム
「鬼ビ人」を憑依させ、「迷イ人」を救済
【対を成す2つの世界】
本作には、生者の世界=「現シ世」と死者の世界=「幽リ世」という2つの世界が存在する。「現シ世」と「幽リ世」は対を成しているが、完全に同じではなく、中には地形が異なる場所もある。
「迷イ人」は、禁忌とされる“強い想い”に囚われたがゆえに、死んで肉体から分離した魂が「幽リ世」で実体化した存在。「迷イ人」を救済、もしくは処理するために作られた邦の戦闘部隊である「逝ク人守リ」たちは2つの世界を行き来し、任務を遂行することになる。
【2つの世界で紡がれる“命”の物語】
プレーヤーは「迷イ人」救済のため、「現シ世」と「幽リ世」を行き来し、対象が「迷イ人」となった原因を探り、解決へと導いていく。「迷イ人」の想いを満たし、輪廻転生の輪に戻すことが「逝ク人守リ」本来の役割だが、それが不可能であるとわかった時には、魔物化を避けるための決断が必要となることもある。
鬼ビ人(ジョブ)をリアルタイムで切り替えながら戦うアクションバトル
主人公カガチは「鬼ビ人」たちと出会い、その力を自らの肉体に憑依させることで、強力な魔物たちと戦いを繰り広げる。逝ク人守リとして任務にあたる際、いわゆるジョブにあたる“鬼ビ人”の魂をその身に憑依させ魔物たちと対峙する。
「逝ク人守リ」として強い力を持つ主人公カガチは、最大4人の「鬼ビ人」を自由に切り替えながら戦うことができる。マップ上に点在する「現幽碑(げんゆうひ)」で「鬼ビ人」を編成し、任務に向かう。
技も戦い方も異なる「鬼ビ人」たち
鬼ビ人たちは固有の武器と特徴的なスキルを持っているため、憑依させる鬼ビ人によってプレーヤーの立ち回りが大きく変わる。
・アイシャ
CV:大空 直美
使用武器:刀
カガチが「逝ク人守リ」になった時から、ともに相棒として行動している情熱的で愛情深い「鬼ビ人」。
遠い記憶に残るのは、ひとときの幸福と愛への激しい渇望。
ダッシュによる回避行動が可能で、刀での攻撃は隙が少なく威力もあるため、攻防のバランスに優れている。
・ザーフ
CV:赤羽根 健治
使用武器:槍
「鬼ビ人」となった今も、人の内にある儚さを漂わせる、生真面目で正義感の強い「鬼ビ人」。
遠い記憶に残るのは、自分に向けられた誰かの憎悪と激しい後悔。
槍を使った突進力のある攻撃が持ち味で、多少の被弾では怯まない。ジャンプを活用することで、立体的な立ち回りが可能だ。
・ウィル
CV:代永 翼
使用武器:斧
明るい性格で、親しみやすい性格の「鬼ビ人」。しかし前世の影響からか、本心では他者を信じることを恐れている。
遠い記憶に残るのは、幸福と混ざり合う憎悪と流浪の日々。
ガードの上からでも敵を叩き潰すことができる攻撃力は、「鬼ビ人」随一。さらに、大きい斧を使ったガードで敵の攻撃を凌ぐこともできる。
・ディーア
CV:佐藤 聡美
使用武器:弩
丁寧な口調と優雅な振る舞いから気品さえ感じられる「鬼ビ人」。いつも自分のことよりも、周囲を優先する。
遠い記憶に残るのは、闇を彷徨い歩く自分と、掌の小さな光。
弩と銃の二刀流で、連射性の高い遠距離攻撃が得意。滞空時間の長いジャンプが持ち味で、間合いを取りながら攻撃できる。
・イザナ
CV:豊口 めぐみ
使用武器:鎌
どんな時でも冷静で、決して何者にも流されない。生者の言葉や感情をじっと観察し続けている孤高の「鬼ビ人」。
遠い記憶に残るのは、死者の冷たい涙と生者の歪んだ笑顔。
鎌を使った広範囲かつ、破壊力の高い攻撃が魅力。瞬間移動により、敵の死角を突いた攻撃も可能だ。
「鬼ビ人」の強化・育成
「鬼ビ人」は、カガチとともに戦うことで“鬼魂”を入手でき、鬼魂を使って、新たな技を取得可能で好みのスタイルへ育成することができる。
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