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「CEDEC 2019」基調講演はエンハンス水口哲也氏に決定
講演者および講演テーマを発表
2019年7月9日 10:51
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月4日から9月6日までパシフィコ横浜会議センター(神奈川県横浜市)において、CEDEC 2019(セデック:Computer Entertainment Developers Conference)を開催する。合わせて基調講演の講演者および講演テーマを発表した。
会期初日の9月4日の基調講演は、エンハンス代表取締役・水口哲也氏が登壇する。タイトルは「ゲームの、そのさらに先へ - 新たな体験の創造に向かって」。共感覚的な体験の拡張を目指し、創作を続けている水口氏が、ゲームをめぐるテクノロジーが大きく変わろうとする中で、技術進化の大きな波はゲームという体験に何をもたらし、体験をどう変えていくのか、未来の体験の創り手である我々は、どのようなマインドセットでいるべきなのかを論ずる。
また、会期最終日の9月6日の基調講演は、公立大学法人札幌市立大学理事長・学長の中島秀之氏が、登壇。「AIの諸問題に対する日本語的アプローチ」と題して、今後AIに知的作業を任せる上で問題となるであろう“人間との意思疎通”の最大の難関として古くから知られている「フレーム問題」への挑戦の歴史を概観し、今後の展望を探っていく。
基調講演の受講は、会期中3日間すべてのセッションに参加でき、かつ会期後の一定期間にインターネット視聴ができる「レギュラーパス」、または会期中1日のみ有効な「デイリーパス」のいずれかが必要となる。また、会期後の一定期間にインターネット視聴できる「タイムシフト」でも、視聴ができる。
CEDEC公式サイトにて、受講者の受講登録受付を行なっている。事前の受講登録受付の締め切りは8月16日まで。7月31日までは「レギュラーパス」の受講料が5,400円の割り引きとなる早期割引受付期間となる。パスの種類・料金等詳しくは、公式Webサイトにて掲載されている。
「CEDEC 2019 基調講演」(講演者 敬称略)
9月4日9時45分~11時5分
【タイトル】
「ゲームの、そのさらに先へ - 新たな体験の創造に向かって」
【概要】
この先、ゲームをめぐるテクノロジーが、大きく変わろうとしています。XR(VR、AR、MRなどの総称)やクラウドをはじめとして、これから起こるであろう技術進化の大きな波は、ゲームという体験に何をもたらし、体験をどう変えていくのでしょう? そして、未来の体験の創り手である我々は、どのようなマインドセットでいるべきなのでしょう? 時間の許す限り、論じてみたいと思います。
【講演者】
水口 哲也 エンハンス 代表取締役
[プロフィール]
1990年セガ入社。1994年「セガラリー・チャンピオンシップ」、1999年「スペースチャンネル5」、2001年「Rez」などをプロデュース後、独立。音と光の電飾パズル「ルミネス」(2004)、「Child of Eden」(2010)、RezのVR+拡張版である「Rez Infinite」(2016)、テトリスのVR+共感覚拡張版「Tetris(R) Effect」(2018)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(2016)、共感覚体験装置「シナスタジアX1-2.44」(2019)など、共感覚的な体験の拡張を目指し、創作を続けている。
2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、2002年Ars Electronicaインタラクティブアート部門Honorary Mention (以上、Rez)、2017年The Game Award最優秀VR賞(Rez Infinite)などを受賞。
2006年米国プロデューサー協会(PGA)より「Digital 50」(世界のデジタル・イノベイター50人)の1人に選出。
シナスタジアラボ主宰、レゾネア代表、エッジ・オブ(EDGEof)共同創業者兼CCO、Media Ambition Tokyo(MAT)理事、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授などを兼任。
9月6日9時45分~11時5分
【タイトル】
「AIの諸問題に対する日本語的アプローチ」
【概要】
近年、AIが発展し、実用に耐えるシステムが出てきた。今後AIに知的作業を任せる上で問題となるのが人間との意思疎通であろう。最大の難関は「フレーム問題」として古くから知られているものだ。フレーム問題への挑戦の歴史を概観した上で、今後の展望を探る。特に環境との相互作用、日本語の視座(虫の視点)、記号推論とディープラーニングの融合について語る。
【講演者】
中島 秀之 公立大学法人札幌市立大学 理事長・学長
[プロフィール]
1983年、東京大学情報工学専門課程修了(工学博士)。
同年、電子技術総合研究所(現・独立行系法人産業技術総合研究所:産総研)入所。2001年産総研サイバーアシスト研究センター長。2004年より2016年まで公立はこだて未来大学学長及び理事長歴任。
2016年公立はこだて未来大学名誉学長ならびに東京大学大学院情報理工学系研究科先端人工知能学教育寄付講座特任教授。2018年4月公立大学法人札幌市立大学理事長・学長就任。
※講演タイトル、概要等は変更になる場合がある。最新情報はCEDEC公式ウェブサイトで確認してほしい。
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