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「Watch Dogs Legion」、新人Dedsecには“クラス”を与えられる
コンタクトから操作まで、市民スカウトの流れが明らかに
2019年6月13日 06:24
- 2020年3月6日 発売予定
- 価格:9,072円(税込)
Ubisoftの期待作「Watch Dogs Legion」のゲームの進め方がE3 2019で明らかになった。
独裁国家となったイギリスに立ち向かうため、ロンドンに暮らす市民をレジスタンス「Dedsec」に引き入れていく本作。“市民全員をスカウトし、操作できる”という大胆なシステムが、実際どのように実現されるかが非常に気になっていたのだが、E3 2019会場での「Watch Dogs Legion」のシアターデモでその様子を見ることができた。
まず本当に誰でもスカウトできるのかというと、できるようだ。街にいる市民に近づくと、その人物の名前、年齢、仕事、家族、特殊能力といった個人情報が瞬時に明らかになる。格闘戦が得意か、ハッキング能力に優れているか。彼らのパーソナリティをチェックして、誰を味方にするかを決められる。
味方にする人物を決めたら、いよいよコンタクトを取る。ただしすんなりとはいかず、デモではDedsecの力を示すために警察に侵入し、その人の不利な情報を削除することでスカウトに成功した。仲間に引き入れたら、その人物はプレイアブルキャラクターとして扱えるようになる。
ここで特徴的なのは、新人には“クラス”を与えられること。クラスは銃撃や格闘に優れる「Enforcer」、ロボやドローンを扱える「Hacker」、敵に気づかれずに暗殺できる「Infiltrator」の3種類があり、与えられるのはこのうちの1つ。
選択は自由なので、もともとのバックグラウンドに合わせて相乗効果を狙ってもいいし、見た目とはまったく違うクラスを選んでもいいだろう。
デモで見られたのは「Infiltrator」の能力の1つで、一時的に透明になれるものだった。敵に近づく際や、攻撃の最中にこっそりと近づくことが可能で、見た目も使い勝手もよさそうな能力だった。
そしてプレイ中は、操作するキャラクターをDedsecメンバーの中から自由に切り替えられる。Hackerのお婆ちゃん、Enforcerのおじさん、あるいはInfiltratorのお姉さん。どのタイミングで、どのキャラクターで、どんなミッションに挑むかはプレーヤーの手に委ねられている。
また戦闘中、敵の攻撃を受けすぎるとダウンし、「服従する」か「立ち上がる」かを選べる。デモでは「立ち上がる」を選択し、敵の手から逃れようとしたが、さらなる攻撃を受けてそのキャラクターは死亡してしまった。ゲームオーバーがない代わりに、仲間の市民が1人死んでしまうというシステムのようだ。
このとき服従を選んだらどうなるかは見られなかったが、戦略的にあえて選択する場面も出てくるのだろう。デモはここまでだったが、様々なパーソナリティを持つ人々が密に繋がり、全員で独裁国家に立ち向かう本作の方向性が十分に理解できるものだった。