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究極のマヨネーズ、昭和を追い求めるスマートグッズ、世界の虫に挑む虫取りゲームと、今回もキレキレのタカラトミーアーツ
2019年2月27日 19:52
タカラトミーアーツは今回もユニークな商品を多数出展していた。ユーザーへの注目を集めるためこの商談会直前に製品を発表し、実機、もしくは試作品を会場で見せるという戦略のようで、弊誌でもすでに「ザ・昭和シリーズ」などの情報は掲載している。今回は改めて、会場で聞けた話などを交えていきたい。
大きなファンを集めているタカラトミーアーツはの商品で「究極のTKG」がある。TKGは「たまごかけごはん」。この商品では白身と黄身を分解、白身を空気と拡販させることでメレンゲ状にし、ふわふわの食感を持った卵掛けご飯という、新しい触感を持つ食べ方を提示、大きなヒットをもたらした。このヒットにタカラトミーアーツは納豆をかき混ぜる商品をリニューアルしラインナップに加え、「究極のNTO」とし、“究極”シリーズを充実させる戦略に出た。
そして第3弾が「究極のMYO」、MYOは「マヨネーズ」である。今回も卵の黄身と白身を分離、白身はメレンゲ状に、黄身は酢やマヨネーズとかき回せる。通常、マヨネーズはは黄身だけで作るのだが、ここにメレンゲを加えることでふわふわの新しいマヨネーズを提案しようというのがこの商品の狙いだ。
マヨネーズはオリーブオイルやワインビネガーを加えるなど自分なりの工夫が可能。筆者も試食させてもらったが、ふわふわの白身が加えることで油と黄身という高カロリーさ、味の強さがあるマヨネーズが、マイルドになり食べやすくなっていた。1つの卵でこんもりと食パンに盛れるボリュームアップも大きな魅力とのことだ。
発表と同時に大きな反響を呼んだ「ザ・昭和シリーズ」。古い箱形のテレビ、ラジカセ、レコードプレーヤーと昭和の時代、1960年代から1980年代を感じさせる外見で、スマホのプレーヤー、ICレコーダーをアレンジさせるアイディア商品だ。こちらは早くも2月28日に登場する。
「昭和スマアトテレビジョン」は、スマートフォンを内部にセット、専用アプリで動画再生にフィルタをかけ、映像や音声にノイズをかぶせ、昭和のテレビのようなあれた映像を再現する。たまに写らなくなり、テレビをたたくと戻るという芸の細かさだ。「昭和ミニラジカセ」わざわざ内部のダミーカセットをひっくり返すことでA面、B面の2つのファイルの音声収録、再生が可能なICレコーダー。
「昭和レコードスピーカー」はスマホと連動したBluetoothスピーカーなのだが、レコードの針を離すと再生が止まる。またつまみを動かすとレコードの回転数を変えたように変調するというこだわりぶりなのだ。専用アプリでスマホにレコード盤を移すことで、画面を操作してDJのようなスクラッチも可能と、レコード盤の遊びを盛り込んでいる。レコード盤には透明な「ソノシート」まで用意されている。
そして会場で発表された第2弾が「昭和扇風機」。USBで動くミニ扇風機だが、その昔府のデザインがとても楽しい。今のところ特化した機能はないが、扇風機に向かって声を出すことで「ア゛~」という感じにできるとのことだ。
もう1つの注目グッズが「バーチャルマスターズ 虫スピリッツ」。シリーズを重ねファンも多い「バーチャルマスターズ スピリッツ」の最新作で、これまでの“魚釣り”から“虫取り”という新たらしい世界を目指そうという商品だ。試作品であるマシンは虫眼鏡の形をしており、画面内に現われる虫を探し、周囲を実際にコントローラーを動かして探索していく。
最新の「バーチャルマスターズ スピリッツ」同様位置センサーを内蔵しており、虫眼鏡を動かすと写っている風景が変わる。木にとまっている虫にそーっと近づいて捕まえるのだが、虫は敏感で飛んで逃げてしまう。空に向かって虫眼鏡を向けロックオン、中心に捕らえることで網で虫を捕まえられる。できるだけ揺らさなければ木にとまったままでも捕まえられるという。
虫取りは日本各地を巡って、やがて世界に向かう。カブトムシなど定番のモノから、モルフォチョウ、ヘラクレスオオカブトなど世界の虫に挑んでいく。様々な虫取りライバルが登場するストーリーモードにも期待して欲しいとのことだ
※プレートに書かれた価格、販売時期は流通業者向けの仮のものです