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【特別企画】JPNEの高速回線サービス「v6プラス」でのPS4オンラインプレイを検証
IPv6 IPoE接続で安定した高速通信を実現できるか?各ゲームタイトルでプレイしてみた
2018年11月9日 12:00
「v6プラス」というサービスをご存じだろうか?
「v6プラス」は、申し込みをするだけで無料で回線が高速化するサービスだ。この技術は、日本ネットワークイネイブラー(JPNE)がフレッツの光回線で提供している、IPv6 IPoE接続という次世代の規格を使ってインターネットを高速化するための技術だ。
IPv6 IPoEは従来のIPv4 PPPoE接続で発生していたボトルネックを経由しない接続ができるため、回線本来の速度を活かした通信が可能になる。だがまだIPv6が普及の途上にあるため、対応しているサイトでなければつながらないという弱点がある。つまり大半の非対応サイトにはIPv4 PPPoE接続でつなぐしかなく、IPv6のスピードが活かしきれない。それを補うために、v6プラスではIPv4 over IPv6という、IPv4もIPv6の経路を通して接続するという、これまた便利な方式によってIPv4でもスピードを出すことができる。
だがIPv4 over IPv6通信では仕組み上、IPv4アドレスを共有するサービスが一般的なため、特定のポートを使うサービスが一部利用できないことがある。プレイステーション 4(PS4)のオンラインゲームやマルチプレイには特定のポートを使用しているものがあり、ネットを見回してもそういったサービスに接続できないという声が散見される。しかし筆者はかれこれ1年ほどv6プラスを使っているが、特に接続で困ったことはない。そこで今回、PS4の様々なゲームで実際問題なくプレイできるのかどうかを試してみた。
実際に各ゲームでプレイしてみた
接続テストに使用したゲームは以下の8種類。いずれのゲームもオンライン専用か、オンラインでのマッチングがメインコンテンツとなっているようなものだ。今回のテストでは、それぞれオンラインモードで各ゲームを最低30分以上連続で遊び続けてみた。ボイスチャットがあるものはオンにしてプレイしている。
【検証タイトル目次】
・「モンスターハンター:ワールド」
・「実況パワフルプロ野球 2018」
・「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」
・「ウイニングイレブン2019」
・「ストリートファイターV アーケードエディション」
・「ドラゴンボール ファイターズ」
・「ファイナルファンタジーXIV」
・「ドラゴンクエストX」
■検証結果一覧
「モンスターハンター:ワールド」
PS4版「モンスターハンター:ワールド(以下、MHW)」では、PS4、PS4 Proのプレーヤーと最大4人までのオンラインマルチプレイが可能だ。マルチプレイで遊ぶにはネットワークサービス「PlayStation Plus」(PS Plus)への加入が必要なので、PS4で初めてオンライン要素を遊ぶという人は、つながらない場合まずはここを確認してみるといいだろう。
接続が完了すれば、オンライン要素がプレイできるようになる。今回は一連の要素をv6プラス環境で試してみた。発売当初はマルチプレイが不安定で回線が途切れがちだった本作だが、今回のプレイではセッションが途切れることもなく、スムーズなマルチプレイを楽しむことができた。
「MHW」では、プレーヤーは「集会エリア」というロビーを作ったり、他人の集会エリアに参加することができる。他のプレーヤーとは調査拠点4階にある「集会エリア」で出会うことができる。クエストは自分で受注するか、他人のクエストに参加する。「救難信号」を送ることで、誰かをクエストに招待したり、クエストに気軽に途中参加することができるため、序盤は特に拠点でパーティを組んで出発するよりも、救難信号でのパーティプレイがメインになる。
ボイスチャットは日本人で使っている人は少なかったが、使用は可能。それ以外に、テキストでのチャットや定型文、スタンプ、ジェスチャーといった豊富なコミュニケーション要素がある。今回のテストではすべて遅延などもなく快適にプレイすることができた。
「実況パワフルプロ野球 2018」
「実況パワフルプロ野球 2018」でもオンライン要素のプレイにはPS Plusへの加入が必要だ。PS Network アカウントでログインしていると、「『LIVEパワプロ』を始めますか」という選択肢が出るので、ここで「はい」を選択すればオンラインプレイが可能になる。接続方法は「有線」が推奨されているが、今回はWi-Fiだったが、回線が途切れたり遅延が発生するということはなかった。
同作には「LIVEパワプロ」というオンライン要素の中に、ランキングマッチを含む複数のコンテンツがある。中でも「LIVEシナリオ」はペナントレースと完全連動しており、その日の試合結果をもとにしたシナリオで遊ぶことができる。試合の戦況を分けたターニングポイントをゲームで体験し、敗北チームを大逆転させることも可能だ。ペナントレースがない時期には、どの日の試合を追体験するかを選択して遊ぶこともできる。
「チャンピオンシップ」では他のプレーヤーとオンライン対戦ができる。テストプレイでは、3回のイニングでルーキー同士が対戦する「オールスタールーキー杯」を何回か連続でプレイした。ルーキー杯ではバッターとピッチャー以外はAIが操作してくれるので、プレーヤーは投球と、相手の投球を捕まえることだけに集中できる。ピッチャーの時には、投げる球種とコースを決めてボタンを押す。バッターの時には、相手がボールを投げた瞬間に見える軌跡に合わせてバットの位置を調整する素早い操作が要求される。そのどちらのプレイも問題なく遊ぶことができた。
また、フリー対戦では自分でルームを作って、好きな対戦ルールを設定したうえで対戦相手を待つことができる。今回は3イニングの短い試合で相手と対戦したが、2回戦が終わるあたりで、こちらの回線は問題なかったが相手の回線が不安定になって落ちてしまい、無効試合になってしまった。
「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」
「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」は「コール オブ デューティ」シリーズの最新作。本作もオンラインプレイにPS Plusへの加入が必要だ。
これまでの「コール オブ デューティ」シリーズは、美麗なキャンペーンモードがメインだったが、「ブラックオプス 4」ではオンラインマルチプレイモードをメインコンテンツに据え、eスポーツやオンラインFPSを意識した作りになっている。
オンラインモードは大きく3つに分かれている。「マルチプレイヤー」は6人から12人で遊ぶ5つのルールの対人戦が楽しめる、これまでの「BO」にもあったスタンダードな対戦プレイ。「BO4」の登場人物たちの個性的なスキルを駆使して勝利を目指す戦略性に富んだコンテンツだ。「BLACKOUT」は最大100人で遊ぶバトルロイヤル。ソロ、2人チーム、4人チームで参加することができる。「ゾンビモード」は次々に襲い掛かってくるゾンビから何ターン生き残れるかを競うCoopプレイのオンラインモード。ファンタジー要素があり、他のモードとは毛色の違う派手な戦闘が楽しめる。
設定画面からは現在のネットワークの状態を見ることができる。「BLACKOUT」モードで試してみたが、プレイ中のPINGは150msから180ms程度、倒された後の観戦モードでは30ms~70ms程度で推移した。パケットロスはどちらでも0%だった。
本作のコミュニケーション要素は、ボイスチャットとラジオチャットがある。筆者がプレイしたときにも「マルチプレイヤー」でラジオチャットとボイスチャットを織り交ぜてのコミュニケーションをとったが、ノイズや音の途切れなどはなくプレイすることができた。
「ウイニングイレブン2019」
「ウイニングイレブン2019」は自分だけのチームで世界中のプレーヤーと遊べるサッカーゲーム。自分だけのクラブチームを作る「my Club」を軸に対戦や協力プレイが楽しめる。オンライン対戦にはPS Plusへの加入が必要だ。
「my Club」では毎週登場する選手をスカウトしたり、自分と実力の近い選手と戦う「ウィークリーPESリーグ」、10試合単位のシーズンを戦い上位のディビジョンを目指す「オンラインDIVISIONS」、オンラインで協力プレーができる「オンラインCO-OP」など多くのコンテンツを楽しめる。
また「ウイニングイレブン」は、KONAMI公式eスポーツ大会「PES League」をはじめとしたeスポーツの種目としても幅広く活用されている。「PES League」は世界各地で3回の大会が開催され、夏の決勝大会で世界一が決まる。
今回は戦績に影響しない「クイックマッチ」で数試合を戦ってみた。クイックマッチに登録すると、自動的にオンライン環境のテストが行なわれ、その後マッチングの設定を行なう。マッチングでは相手の通信回線との相性で6段階の制限を付けることができる。
「ウイニングイレブン 2019」や「実況パワフルプロ野球 2018」、対戦格闘など1対1で戦うゲームにはすべて当てはまることだが、相手の回線状態が良くないと、いくらこちらの回線が好調でも試合が中断されてしまったり、挙動がおかしくなることがある。今回も、何回かの試合中には、途中放棄をしたのか回線が落ちたのか、突然相手が全く動かなくなることもあった。とはいえ、筆者の環境が原因での試合中断は1度も起こらなかった。
「ストリートファイターV アーケードエディション」
「ストリートファイターV アーケードエディション」ではPS4版とPC版のクロスプラットフォームが実現されており、どちらのプラットフォームからでも試合に参加することができる。PS4版のオンラインプレイにはPS Plusへの加入が必要だ。
オンライン対戦では、自分好みの対戦設定のラウンジを作って戦う「BATTLE LOUNGE」、ランクマッチ、カジュアルマッチなどの対戦が楽しめる。また、「CFN(カプコン ファイターズ ネットワーク)」からフレンド申請をしたり、ほかの人がアップロードした試合を観戦したりすることもできる。ショップでは、キャラクターのアレンジコスチュームやステージなどダウンロードコンテンツの購入も可能だ。
今回はカジュアルマッチでの連戦や、バトルラウンジの作成などを試してみた。カジュアルマッチでは、PS4同士のみか、PCも含めたマッチングにするかどうかと、1から5までの通信状態状態のうちどこまでを許容するかという2つの設定と、使用キャラクター廻りを設定後にマッチング登録を行なうと、自動的にマッチングが行なわれる。1度の対戦が終了した後は、同じ相手と再戦するか、別の対戦相手を待つかを両方のプレーヤーが選択する。
FPSと共にシビアな反応速度が求められる対戦格闘ゲームだが、Wi-Fi接続でのプレイでも安定した環境を維持することができた。筆者がプレイした範囲では入力と技の発動のラグや、通信負荷の大きそうな大技での遅延などが気になることはなかった。マッチングも早く、快適に遊ぶことができた。
「ドラゴンボール ファイターズ」
「ドラゴンボール」シリーズに登場するキャラクターを操作して迫力満点のバトルが楽しめる「ドラゴンボール ファイターズ」では、世界中のプレーヤーが集結する「ファイターズロビー」を通じて各種のオンラインコンテンツに参加することができる。こちらもオンラインに参加するにはPS Plusへの加入が必要だ。加入すると、オンラインロビーで使える「スペシャルZスタンプパック」やPS4用のテーマがもらえる。
オンラインプレイが可能になると、起動したときに、オンラインかオフラインかを選択できるようになる。オンラインプレイは「ファイターズロビー」というプレーヤーが集まる場所が拠点となる。プレーヤーは、それぞれお気に入りのSDキャラアバターでロビーに降り立ち、そこに用意されたコンテンツに参加したり、ショップからアイテムを購入したり、同じロビーにいるプレーヤーとコミュニケーションを取ったりすることができる。
エリアは、アジア&オセアニアと北米、南米、欧州の4つに分かれており、アジア&オセアニアを選択すると、さらにそこから自分のいる国が選択できる。ロビーは待ち合わせ用、武舞台マッチ優先、サークルマッチ優先など目的別に分かれており、自分だけしかいないオフラインロビーも利用できる。接続はあまり安定しておらず、ロビーへの入場時にエラーではじかれてしまうことも何度かあった。そういう時にはもう1度入場し直すことで改善された。
ロビーには、その場にいる人と気軽なマッチングができる「武舞台マッチ」、何人かの仲間で連戦できる「サークルマッチ」のほか、3人のプレーヤーがパーティを組んで3対3で戦う「パーティマッチ」、最大16人の友達やCPUと遊べる「ローカルVS」、世界中のプレーヤーと戦う「ワールドマッチ」など多彩な対戦モードが用意されている。
今回は、世界中のプレーヤーとマッチングする「ワールドマッチ」のカジュアルマッチで遊んでみた。ワールドマッチは、何種類かの組み合わせから選ぶ3人のキャラクターで戦う1対1の対戦プレイだ。エントリーの設定ではカラーと、6段階の通信制限、相手の試合完遂率などを決めることができる。アニメを意識したバトル画面はド派手で見ていて楽しいが、演出が長い大技を決められると手も足も出ず見ている時間もある。そのキャラクターになり切ってカッコよく勝利することができれば爽快感は抜群だ。数戦の対戦では安定した回線で遊ぶことができた。サークルマッチや武舞台マッチなども試してみたが、いずれも快適なマッチングを維持することができた。
「ファイナルファンタジーXIV」
オンライン専用ゲームである「ファイナルファンタジーXIV」は、PS Plusへの加入は必要ないが、スクウェア・エニックスIDと月額料金が必要だが、PS Plus加入なしで遊ぶことができる。アカウントはPCと共有でどちらでも同じキャラクターをプレイできる。
MMORPGは状況によって回線にかかる負荷が大きく変化する。人が多い街中や、演出の派手なボスとのバトルではラグが発生したり、回線が落ちたりしやすくなる。今回は、データセンター内のプレーヤーと自動的にマッチングするコンテンツファインダーという仕組みを利用した4人パーティや24人パーティでのダンジョン攻略、8人で挑むハイエンドコンテンツなどに挑戦してみた。
MMORPGは回線が細いと位置の同期がずれてキャラクターがテレポーテーションしたり、動きが止まったりするが、そういったこともなく視点の移動でもカクつきは見られなかった。対人戦コンテンツである「フロントライン」や「ライバルウィングス」でも滑らかなプレイを楽しむことができた。
「ドラゴンクエストX」
同じスクウェア・エニックスのオンラインRPG「ドラゴンクエストX」もPS Plus未加入でもプレイすることができる。フルタイムのプレイには月額のチケットが必要だが、キッズタイムと呼ばれる無料の時間が毎日2時間程度設けられている。
本作はメガサーバーを採用しており、サーバーは新人用、配信用など目的別に分けられた多くのサーバーを自由に行き来することができる。他のプレーヤーとパーティを組んで狩りに行ったり、ボスを攻略したりすることもできるが、現在ログアウトしているプレーヤーのキャラクターを酒場でNPCとして雇うことができる「サポート仲間」というシステムを使えば、人が集まりにくい時間帯でもパーティプレイで遊びやすくなっている。
また、本作はプレーヤーによる自主イベントが数多く開催されている。ゲーム内でも告知されるので、気軽に参加することができる。もともと負荷の軽いゲームということもあり、どの局面でのプレイでも満足いく安定度でプレイすることができた。
【検証結果一覧】
タイトル | 検証結果 |
---|---|
「モンスターハンター:ワールド」 | プレイはセッションが途切れることもなく、スムーズ。ボイスチャットも遅延などもなく快適。 |
「実況パワフルプロ野球 2018」 | 素早い操作が要求されるスポーツゲームだが、問題なくプレイできた。 |
「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」 | 「マルチプレイヤー」でラジオチャットとボイスチャットを織り交ぜてのコミュニケーションも、ノイズや音の途切れなどなくプレイできた。 |
「ウイニングイレブン2019」 | 「クイックマッチ」でプレイしたなかでは、筆者の環境が原因での試合中断は1度も起こらなかった。 |
「ストリートファイターV アーケードエディション」 | FPSと共にシビアな反応速度が求められる対戦格闘ゲームだが、Wi-Fi接続でのプレイでも安定した環境を維持。 |
「ドラゴンボール ファイターズ」 | 対戦では安定した回線でプレイ。サークルマッチや武舞台マッチなどもプレイしたが、いずれも快適なマッチングを維持。 |
「ファイナルファンタジーXIV」 | MMORPGは回線が細いと位置の同期ずれや動きが止まったりするが、視点の移動でもカクつきは見られなかった。 |
「ドラゴンクエストX」 | 負荷の軽いゲームということもあり、どの局面でのプレイでも満足いく安定度でプレイすることができた。 |
「v6プラス」の実力は回線速度計測でハッキリわかる
今回のテスト環境は、回線がNTT西日本のフレッツ光で、プロバイダが@Nifty。家庭内の器機は、ONU一体型の「v6プラス」対応ホームゲートウェイである「PR-500MI」に、こちらも「v6プラス」に対応したバッファローのルーター「WXR-1750DHP2」を接続したうえで、Wi-Fi接続を使って自室にあるPS4を繋いでいる。
ちなみにPS4はIPv6には対応していないため、接続方式はIPv4 over IPv6を使ったIPv4接続となる。また、筆者の初期型PS4はIEEE802.11acにも非対応なので、2.4Ghz帯での接続となっている。参考までに、PPPoE接続でのIPv4と、LAN接続でのIPv4 over IPv6の時の通信速度を測ってみた。結果はご覧の通り。
ネットが最も混み合う夜11時ごろの計測なので全体的に速度は低下気味だが、それでもはっきりと3つのスピードの違いを見ていただけると思う。IPv4での接続は、もっとも混雑する時には1Mbps出ていないこともあった。そもそも、それが筆者がv6プラスを選んだ理由でもある。PPPoE接続から切り替えると、ブラウザの表示などもキビキビした感じになり、測るまでもなくスピードを実感することができる。
【PS4接続診断】
接続方式 | NATタイプ | 通信測度(ダウンロード) | 通信速度(アップロード) |
---|---|---|---|
IPv4 PPPoE(WiFi) | 2 | 4.5 Mbps | 3.9 Mbps |
IPv4 over IPv6(WiFi) | 2 | 41.7 Mbps | 10.0 Mbps |
IPv4 over IPv6(LAN) | 2 | 247.5 Mbps | 48.3 Mbps |
高速回線の道は1日にして成らず、でも努力する価値はある
今回試した8つのタイトルはいずれのオンラインモードも問題なく接続して、安定したプレイをすることができた。もしすでにNTTの光回線を引いていて、ゲームが遊べるかどうかを不安に感じているなら、v6プラスの導入は十分考慮していいのではないかと思う。
「v6プラス」を利用するには。NTT東西の光回線と、「v6プラス」に対応しているプロバイダとの契約が必要だ。「v6プラス」に対応したホームゲートウェイがあれば、申し込みをするだけで特別な工事も設定もなく使えるようになる。ホームゲートウェイが非対応だったり、なかったりする時には対応しているルータを用意する必要がある。ルーターの場合も基本的には設定は不要だが、一部機種ではUPnPを利用しない設定が必要だ。
v6プラスに変えたのに速度が思ったほど上がらないという人は、自宅のルーターやホームゲートウェイがv6プラスに対応しているかを調べて欲しい。また、LANケーブルの規格が適正か(1Gbpsの通信にはカテゴリ5e以上のケーブルが必要)、スイッチングハブがGIGA対応(1Gbpsまで対応)しているかもチェックしたほうがいいだろう。無線WiFiの電波が弱いことが原因なら中継器を使うと遠くの部屋にも安定した電波を届けることができる。
なんだかんだとチェックする場所は多いが、問題を1つずつ切り分けて解決していけば、快適なオンライン生活を手に入れることができる。次回は、Nintendo Switchのタイトルについても同様の検証を紹介したい。
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