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「LA-MULANA 2」PS4版、「N1RV Ann-A」日本語版がTGS2018でプレイできる!
「PLAYISM」発表会でTGS2018出展の3タイトルを公開
2018年9月19日 19:55
インディーゲーム販売サイト「PLAYISM」を運営するアクティブゲーミングメディアは9月19日、東京ゲームショウ2018の出展情報に関する発表会をGOBLIN.代官山にて開催した。
今回「PLAYISM」として出展するのは「LA-MULANA 2」、「N1RV Ann-A」、「Night in the Woods」の3タイトルで、いずれもプレイアブル出展となる。中でも大きな目玉となったのは2つ。1つは遺跡探検考古学アクションアドベンチャー「LA-MULANA 2」の家庭用ゲーム機版の発表、もう1つはサイバーパンクバーテンダーアクション「VA-11 Hall-A」の続編「N1RV Ann-A: Cyberpunk Bartender Action」の日本語版発表。「LA-MULANA 2」と「N1RV Ann-A」については別途ニュースとしてお伝えしているが、本稿では発表会で紹介された出展内容についてご紹介する。
「LA-MULANA 2」、TGS2018にPS4版がプレイアブル出展!
「LA-MULANA 2」は、KONAMIブースにてPS4版がプレイアブル出展される。KONAMIブースでの出展となるのは、パッケージ版の流通がKONAMIによって展開されるため。
発表会には「LA-MULANA 2」開発元NIGOROディレクターの楢村匠氏が登壇。楢村氏は「PlayStation Vita版の『LA-MULANA EX』は移植をお願いしたタイトルなので、自分たちでコンソール機用に開発してリリースするのは久しぶり。不安なところもあるが、この機会に多くの人たちにもっと遊んでもらいたいと思う。今はPC版の評価もいろいろ出てきているが、あまり万人受けのゲームではない、人を選ぶゲームだと改めて思う。メディアの方の2割くらいは『おすすめはしない』と書いていただければ、非常に正直な発表になるのかなと(笑)。こんな難しいゲームをリリースするのかと以前から言われているが、どういう形で広まって、どう評価されるかを楽しみにしている。TGS期間中はずっとブースにいるので、ぜひお越しいただきたい」と述べた。
また9月21日の15時~15時30分には、KONAMIステージにて「LA-MULANA 2」のスペシャルイベントを開催予定となっている。こちらも合わせてご注目いただきたい。
「LA-MULANA 2」のコンソール機版は対応プラットフォームをNintendo Switch、プレイステーション 4、Xbox Oneとし、発売予定は2019年春。日本ではPS4版とNintendo Switch版をパッケージ展開し、販売予定価格は3,980円(税別)となっている。初回特典として、オリジナルサウンドトラックCDも同梱予定。デジタル版は価格未定。
「N1RV Ann-A」がいきなり日本語で遊べる! 新カクテル作りにも注目
海外で発表されたばかりの「N1RV Ann-A」は、日本語のプレイアブル版がいきなりTGS2018に登場する。プレイアブル展示は世界初。場所はホール9 インディゲームコーナー 9-B60。
「N1RV Ann-A」開発元Sukeban Gamesのヘッドライター、プログラマー、COOのフェルナンド・ダーマス氏も会場に駆けつけ、「『VA-11 Hall-A』は発表したというよりもファンが見つけてくれたタイトル。今回はそれを踏まえて発表するという、初めての経験となった。アナウンス直後からもう大きな反響になっていて、感動するとともにびっくりしている。とても幸せに思う」とコメントした。
発表会後、プレイアブル版についてフェルナンド氏にさらに話を伺ったところ、特に「カクテル作りのシステム変化」がポイントになっているという。前作では作るカクテルとレシピが決められていたが、今作では「素材」が重要になってくるため必ずしもレシピ通りに作らなくてもよく、プレーヤーが自由にカクテル作りを楽しめるようになったそうだ。またゲームの最終版では、プレーヤーが作ったカクテルを保存しておくような機能の搭載も考えているという。
また世界初のプレイアブル出展にいきなり日本語版を選んだ理由は、以前から「VA-11 Hall-A」の続編を作るなら英語版と日本語版の両方を初めから作りたいと考えていたから、とした。これは「VA-11 Hall-A」が話題になった時に想像以上に日本からの反響が大きかったため。フェルナンド氏から日本のファンへのお礼も込めて、今回の出展に繋がったとした。
「N1RV Ann-A」は2020年発売予定で、対応プラットフォームはPC、Nintendo Switch、PS4。価格は未定だが、日本語版にも対応する。また前作にあたる「VA-11 Hall-A」のNintendo Switch版、PS4版が2019年の初めに発売されることも明らかにされた。
あらゆるゲームファンに触ってほしい「Night in the Woods」
出展3つ目となる「Night in the Woods」については、アクティブゲーミングメディア広報の水谷俊次氏から紹介があった。本作は日本語版が2019年配信予定で、価格は1,980円(税込)。対応プラットフォームはNintendo Switch、PS4、Xbox One、PC。
TGS2018の会場ホール9 B43では、本作の「DAY1」がプレイできる。内容はネコの女の子が大学を中退しふるさとに戻ってくるというもので、幼馴染の3人と青春を過ごす「群像劇のようなストーリー」をプレイするゲームだという。水谷氏は「説明が難しい」としながら、「最後までプレイして、このゲームのすごさがわかるようなタイトル。あまり情報を入れないでプレイしてほしい」と説明した。
水谷氏は、本作は「ずっと気になっていて、口説き落とすのに1年半かかったタイトル」だと紹介。水谷氏は交渉を進めながら、今年のIndependent Games Festivalでのグランプリ獲得も目の当たりにしているため、思い入れはひとしおなのだという。水谷氏は「本作を日本の方に届けられることを喜ばしく思っている。アドベンチャーゲームファンのみならず、あらゆるゲームファンに触ってほしい。ぜひ会場でプレイしてもらいたい」と話した。