ニュース

ZOTAC、ツインファン仕様のGeForce RTX 20シリーズを展示

未発表モデルが突然ブースに登場

8月24日 開催

開催前にVR用リズムゲーム「Beat Saber」を用いたデモンストレーションを披露したタイのストリーマーHanzerxyriaさん(中央)とダンサーたち

 ZOTACは8月24日、HTCと共同で展開する「VIVE×ZOTAC VR Arena」にて発表会を開催した。

 「VIVE×ZOTAC VR Arena」でメインコンテンツとなるのは、中国、台湾、タイ、アラブ首長国連邦、ベトナムの予選を勝ち抜いた4チームによるVR用シューティング「Front Defense:Heroes」のアジア選手権。機材としては両社の「ZOTAC VR GO Backpack PC」と「VIVE Pro」が採用されている。VRタイトルのeスポーツ化は極めて珍しく、非常に面白い取り組みだといえる。

「Front Defense:Heroes」の大会風景

 開催に先駆けて行なわれた発表会ではHTCのMike Chi氏とZOTACのJacky Huang氏が登壇し、大会での使用機材や各社の新製品についてアピールした。

HTCのMike Chi氏
ZOTACのJacky Huang氏
【HTC】
「VIVE」よりも高解像度で、オーディオもアップグレードされた「VIVE Pro」
「Vive Wireless Adapter」についても紹介されたが、残念ながら日本では技適の関係で発売予定は無し
【ZOTAC】
GeForce RTX 20シリーズ。ZOTACのビデオカードではそれぞれ独立したファンコントロールが可能
ZOTACのゲーミングPCの最上位モデル「MEK ULTRA」。GeForce RTX 20シリーズを搭載し、水冷を備えたモンスターマシン
最新のバックパック型PC「VR GO 2.0」

 ZOTACの発表ではある意味当然ながら、GeForce RTX 20シリーズについて言及されたが、スライドの中にはこれまで発表されていたものとは仕様の異なるモデルが確認できた。

 そこで早速ZOTACの担当者に確認してみたところ、なんとブースに1台未発表モデルの実機があるというので早速見せてもらってきた。こちらは「GeForce RTX 2080 TWIN FAN」というモデルで、トリプルファンのモデルよりもひとまわり小さい。「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP」、「GeForce RTX 2080 TWIN FAN」いずれもオーバークロック仕様となっているが、そのクロック上限は「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP」が勝るという。

 映像出力周りの仕様は「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP」などと同等で、VirtualLink対応のUSB-Cポートも完備。さらにボードを2枚の鉄板で挟み込むような作りとなっているため、ともに非常に強靭なつくりとなっているという。

 意外なところで新モデルの姿がお目見えした形となったが、ZOTACはこのほかにもGeForce RTX 20シリーズの展開を予定しているとのこと、ラインナップの拡充によって選択肢が増えることは素直に喜ばしいことだ。続報を楽しみに待ちたい。

見慣れぬモデルが映し出されたスライド
またもブースにさりげなく展示されていた、未発表のツインファンモデル。天面の「ZOTAC GAMING」のロゴはライティング機能「SPECTRA」により多彩に光る
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP」とのサイズ比較。こうしてみるとかなりコンパクトだ
「こんなことしても大丈夫ですよ!」と「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti AMP」を振り回すZOTAC担当者。「GeForce RTX 2080 TWIN FAN」も同じ仕様で、非常に丈夫だという