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セガの、全く新しいタッチパネルを使った新作アーケード「クロノレガリア」を体験!
7月20日より22日までセガ秋葉原3号館でロケテストを実施中
2018年7月20日 17:26
セガ・インタラクティブが制作中のアーケード用新作ゲーム「クロノレガリア」のプレ・ロケテストが7月20日~22日の期間で、セガ秋葉原3号館にて開催されている。この初日となった7月20日に、わずかの時間だが体験することができたので、その模様をお届けしよう。
「クロノレガリア」はタッチパネルでキャラクターを操作して相手と戦うゲーム。キャラクターには3種類のカードが用意されているが、Aime対応カードをセットすればプレイが可能で、リアルにカードが排出されるといったわけではない。カードが追加される場合でも、データとしてAime対応カードに記録されていくことになる。
「時の力」を賭けた神々の戦い
神々の戦いの末、勝利した「時の神」とともに敗北した神は封じられて人の祖となり、「アルケイオン」に暮らしていた。時は流れて、「時の力」は若き神「クロノス」に受け継がれた。そしてその力を狙うものが現われ、戦いを挑んできた。これを撃退するのが主人公である「クロノス」。これが「クロノレガリア」の世界観だ。
クロノスとなったプレーヤーは、ファイター、クレリック、ハンター、ウィッチ、ナイト、ウィザードといったキャラクターを使いこなして敵と戦うことになる。
バトルでは、敵と相対する形で行なわれ、お互いのHPをゼロにした方が勝者となるが、お互いの陣地の間には橋が架けられており、そこにキャラクターを渡して敵の陣地に踏み込み、直接攻撃することでHPを削ることができる。なおキャラクターごとにもHPが決められており、ゼロになると戦闘不能となりそのキャラクターは一定時間使うことができなくなる。
キャラクターの戦闘だが、武器カード、魔法カード、道具カードの3種類があり、武器カードをタップすると攻撃側に参戦し、敵陣向かって突っ込んでいく。魔法カードは、クレリックであればキャラクターのHPを回復したり、ウィッチであれば魔法で攻撃したり、といった効果を発動する。道具についても同様で、HPを回復するアイテムを使いたい場合は、このカードをタップしたあと、回復するキャラクターを選ぶ、といった感じだ。こうしたカードを使うためにはMPが必要で、MPは時が経過すると刻まれていく「カウント」の経過により増えていく。
なお「レガリア」というシステムがあり、これはクロノスが持っている特別な力で、味方全体のHPを回復したり、攻撃力を上げたりといった効果を発動できる。戦闘に入る前にどの力を使うのか選んで置いた物を発動するといった感じだ。カウントが進むことでゲージがたまっていき、満タンの場合に発動できる。
戦いを面白くしているもう1つのシステムが「クライマックス」だ。カウントが少なくなると「CLIMAX」という表示が出て、MPやカードの増えるカウントが短くなるというもの。戦いがよりスピーディーになり、テンポが上がっていく。
ところでカードには特別な武器カード「神器」がある。これは強力な武器カードで、使うには一定以上のレベルが必要だ。
これが基本的な流れなのだが、チュートリアルがとてもよくできており、それをたどっていけばゲームのシステムがわかるようになっている。最初はファイターとクレリックの2キャラクターから。次にハンターが加わっての戦い、最後にウィッチが入ってのフル編成の戦いと3回経験したが、順を追って理解できたので、とてもやりやすかった。
ただしキャラクターが増えてくるとそれだけ戦略を練らないとなかなか勝てない。当初はファイターにはファイターを当て、やられたらクレリックで回復しつつ、という手段を用いていたのだが、敵も同じようなパターンで攻撃をしてきて相打ちになってしまったりと、うまくいかないところもあった。
ハンターは移動速度が速いのだが、その分ファイターよりも攻撃力が低く、やられてしまうこともしばしば。ただしハンターには「先攻」というアビリティがあり、「『先攻』を使うと、敵より先に戦闘ダメージを与えることができるので、ファイターでも倒せることがありますよ」とセガの方からあとで教えてもらい、ちょっと拙速すぎたのかと後悔した。ちなみに、ちなみに「倍撃」というアビリティもあり、こちらはダイレクトアタック(敵クロノス)のダメージが2倍になる効果となる。
カードを選んでキャラクターに指示を出し、攻撃をしていくというのはよくあるパターンだが、「クロノレガリア」の場合は、フィールドに架かっている橋を移動しつつ相手と戦い攻めていくというのはとてもユニークだ。
どこから攻め上がっていくのかのポジショニングも大事だし、キャラクター選択ももちろん重要。そしてすべてのキャラクターを出し切って、攻撃力を増す「レガリア」を発動させれば戦いに有利となる。どちらかというと攻めていく方が有利なようにも見えるシステムなのだが、そのあたりはもう少し研究が必要だろう。
「ノンジャンルバトル」を掲げている本作だが、その意気込みだけあってかなりの意欲作であることは間違いない。気になった人はロケテストに足を運んでみてはいかがだろうか。
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