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【おもちゃショー2018】カメレオンロボに、トイレットペーパーガン、お菓子のようなバスボムに、もちもちフィギュア! 多彩なおもちゃを大紹介
2018年6月8日 19:33
多彩な玩具が集う東京おもちゃショー、今回はいくつかテーマを決めて各社の新製品を紹介したが、本稿は筆者が面白いと感じたユニークな玩具を紹介していこう。
トイラジコンメーカーとして知られるCCPは2018年は「ロボット」へ挑戦している。ユニークなロボットを様々な価格帯で出しており、おしゃべりやダンスが楽しめる「シャベロイド」や、両腕を振り回すパワフルな格闘ロボラジコン「センゴクバトラー 」などを展開しているが、とびきりユニークなのが「ラジロイド カプッと!キャメレオン」だ。
モチーフ元はカメレオン、前進、後退、旋回だけでなく、マジックハンド状の舌を伸ばすことができる。舌の先には磁石がついていて、缶バッジ型のターゲットを捕食可能だ。目が黒い繰り動き、丸まったしっぽがまるで犬のように左右に振られるなど動きもユニーク、さらに背中はLEDにより色を変えることができ、カメレオンらしさを演出するのだ。
もう1つが、「トイレットペッパーブラスター」。水溶性の高いトイレットペッパーを塗らすことで圧縮、空気圧で打ち出してしまおうというユニークな玩具だ。ハンドルを動かしてトイレットペーパーを薬室内に圧縮、ボルトアクションライフルのようにレバーを引いて空気を込め、引き金を引いて発射する。射程9mを撃つ感触も楽しいアイテムで、話題を集めそうだ。
メガハウスの「ペパラボ」は、モーター駆動によるアクションが楽しめるペーパークラフト、ライオン、ティラノサウルスの獰猛な動き、イルカの水面を跳ねる動作をダイナミックに再現している。面白いのはこの駆動を利用し、他のペーパークラフトも動かし、「ダイノワールド」、「サファリワールド」、「オーシャンワールド」という世界観を再現しているところ。アイディアのソースには「飛び出す絵本」もあるという。
セガトイズの「しゅわボム」は、お風呂の中でシュワッと溶ける入浴剤を成型する玩具だが、その外見はお菓子そのもの。カップケーキ型の基部に加え、生クリームの姿そのままのトッピングセットが登場した。クリームはちゃんと絞り器で載せられ、ケーキの陳列台そのままの出展が行なわれていた。お菓子の姿そのままというのが、驚きをもたらす商品だ。
中国のメーカー、デル ロボットの「マボット」はモーター、センサー、サーボなど様々な部品があり、組み合わせ、スマホのアプリでプログラミングすることでマジックハンドやラジコン、自走能力のあるロボットなど様々なメカを組み立てられる。日本でのパートナーを探しており、米国では200ドルで販売しているという。今回のおもちゃショーではかなりの中国メーカーが出展し、ハイテク玩具を販売していた。低価格で、豊かなアイディア込められている。今後中国メーカーはさらに目立つ存在になっていくことを予感させられた。
「デジタルアンサンブル シリコンピアノ」はTKクリエイトという会社が販売しており、中国メーカーの輸入品だという。丸めることができるキーボードで、12,800円(税抜)という低価格ながら、フルサイズのキーボードであり、ピアノの練習に使える。キーはきちんと押した感触もあり、ミュージシャンなども愛用しているという。ピアノは高価であり、置き場所も限られるが、こういったアイテムがあれば、練習できそうだ。
今回筆者の心をわしづかみにしたのがエールというメーカーの「もちもちラバー」。アミューズメントの景品などを手がけていたメーカーで、ぷるんとした質感と、柔らかく、ぐにっとのびる感触が非常に楽しい玩具だ。ファンシーショップや東急ハンズなどで販売されている。和菓子のような透明感の「もちもちおっきい水まんじゅう」が450円(税別)、おまんじゅう型や、プリン型、小さなサイズのものなどもあり、コレクション性も高い。
ICSTというメーカーが輸入販売を行なっている「クレバーペーパー」は、ロシアのUMBUMという会社のペーパークラフト。のりもはさみも使わずに組み立てられる。日本のメーカーのペーペークラフトにはない質実剛健な雰囲気が楽しく、異国情緒を強く感じさせる。