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「ファークライ5」の最新ビルドがお披露目!オープンワールドで味わえる、1人1人異なるプレイ体験
2018年3月21日 15:26
GDCにおいてメインの講演会場となるMoscone Centerの西館、なかでも特に交通量の多い2Fにはユービーアイソフトがブースを展開している。
ブースではデモ映像が流れていたり、定期的に講演が行なわれたりしているが、やはり目玉は3月29日に発売を控えた「ファークライ5」の試遊台だろう。
ここで用意されたビルドはほぼ製品版の最終ビルドだということで、「ファークライ5」のウリであるオープンワールドや様々な武器、乗り物などが楽しめるようになっていた。
実際に「ファークライ5」をプレイしてみて面白かったのは、少し移動すると大体何かのイベントに出くわすというところ。カルト集団がたむろしているところに出くわしたり、奴らが村の住民を虐げていたり、山を歩けば野生動物に襲われたり、あるいは装備や車が落ちていたりと、フィールドそのものに遊びの仕掛けがふんだんに用意されているのだ。
また、試遊の待ち時間の間に他プレーヤーのプレイを眺めていたところ、各プレーヤー毎にプレイの模様が全く異なるのも面白かった。フィールドはシームレスで東西南北どこへでもいけるので、向かう先は勿論バラバラ。プレイスタイルにしても、順当にクエストをこなしていくプレーヤーもいれば、のんびりと釣りを楽しむプレーヤーもいたし、ひたすら敵に挑み続けるプレーヤーなども見られた。
「オープンワールド」というとまず「自由度」という言葉が連想されるが、自由にフィールドを歩き回れるだけがオープンワールドの楽しさではない。歩き回った先に発見や驚きがあるからこそオープンワールドは面白いのであって、そうした意味で「ファークライ5」の遊びの多彩さはまさしくその楽しさを実現しているといえるだろう。
ちなみに、ゲームバランスは比較的シビアで、戦闘に臨む際は準備を入念に行なうか、気づかれないように相手を"暗殺"していかないと囲まれてあっさりと倒されることになる。筆者のケースではフラフラとフィールドを歩いていたらカルトの集団が村人をどこかに移送するシーンに出くわし、これは見過ごせぬとアサルトライフルとハンドガンを手に救出作戦を敢行。……したのはよかったのだが、1人に見つかった時点で次々と敵が押し寄せてきて、アサルトライフルはすぐに弾切れになり、ハンドガンでは火力が足りず、四方八方から撃たれて蜂の巣にされるという醜態を晒すことになった。
ブースでは4台の試遊台が用意されていたこともあり、4人のプレーヤーのプレイを横並びで観るというちょっと変わった体験ができた。そこでは1人1人のプレイスタイルに応じた全く異なるプレイが繰り広げられており、「ファークライ5」のもつプレイの多様性や、それを受け入れる舞台の完成度をありありと感じることができた。
試遊中にちらりと見えた限りではキャラクターの成長要素や着せ替え要素もあるようだ。このあたりはタイミング的に発売後のお楽しみとなるが、弊誌では追ってレビューも展開する予定なので、こちらも楽しみにしていただければと思う。
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