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【WF2018冬】メガミ、FAガール、ヘキサギア!新作情報てんこ盛りのコトブキヤブース
今回も大豊作!「アリスギア」コラボ第2弾の情報も
2018年2月18日 21:18
今年も開催された「ワンダーフェスティバル2018[冬]」。そのコトブキヤブースでは、オリジナルプラモデルシリーズの「フレームアームズ」、「フレームアームズ・ガール」、「メガミデバイス」や「ヘキサギア」、「ARTFX」シリーズをはじめとしたフィギュアなど、新作情報が数多く公開された。
様々なモデルが展示されるなか、「FAガール」と「メガミデバイス」のコーナー前には開場わずか30分後に長蛇の列が発生。その新作の姿を一目見ようとするファンの列なのだが、ここまで人気を呼ぶ理由は何だろうか。筆者が考えるのはやはりその再現力の高さ、可愛らしいフォルムを追求するフェチズム、そして「メカ×美少女」という大きな萌え要素を背負っているという点だと考えている。
キットの作成難易度はけして低くなく、彩色も簡単とは言えない。それでもモデラーたちは各々の萌え(燃え)を探求し、さらに美しくしようと手を加え、オンリーワンの作品を作り出すのだ。本稿ではこれらの商品を中心に、コトブキヤの新商品を紹介していきたい。
「FAガール」新作続々、新たな企画も進行中
最近世界累計出荷数100万個を達成した「FAガール」。新たに「マガツキ」と「輝鎚」がFAガール化されることが発表された。
また、「グライフェン」と「シルフィー」の彩色見本、「クロスフレーム・ガール ガオガイガー」の原型を公開。注目はアニメ「勇者王ガオガイガー」そのままの「ガオガイガー」だ。手足、背中に背負うステルスガオーなど、原作を忠実に再現しつつ美少女キャラクターらしさを表現した「クロスフレーム・ガール ガオガイガー」。筆者が好きな「FAガール」と「ガオガイガー」が合体したモデルだけに、大声で「好きだ」と叫びたくなるほど感情が高ぶってしまった。
さらにパワードスーツのように無骨な手足を纏う「グライフェン」、そしてメガハウスの「デスクトップアーミー」と「FAガール」がコラボした「シルフィー」。どれも発売日の公開を切に待ち望む作品だ。
「デスクトップアーミー」とのコラボといえば、新たに「FAガール バーゼラルド」が仲間入りすることが発表された。原型であるバーゼラルドの”お父さん”である柳瀬敬之氏による新規デザインの武装が付属して全4種が発売予定。さらにパッケージは島田フミカネ氏描き下ろしだ。「バーゼラルド」ならではの大型武装を再現しており、こちらも発売が楽しみな作品となっている。
さらにレーシングスーツをイメージしたオリジナルカラーの「フレズヴェルク」素体と真紅のボディな「ラピッドレイダー」、そしてヘルメットのセットが発売決定。専用カラーとなったフレズヴェルクにぴったりの表情パーツ4種も付属する。
そして「FAガール」ならぬ「フレームミュージック・ガール 初音ミク」の彩色見本が公開された。付属するスピーカーユニットやスタンドマイクも同時に公開されており、2月24日に発売予定の「月刊ホビージャパン」4月号では”衝撃の発表”も行なわれるという。
「アリスギア」×「メガミデバイス」コラボ着々進行中!最新第10弾&11弾の原型も
「メガミデバイス」のコーナーにも新作が並ぶ。まずはコロプラの3Dアクションシューティング「アリス・ギア・アイギス」とのコラボ情報から。
かねてより予告されていた「アリス・ギア・アイギス」のキャラクター「吾妻楓」のメガミデバイス化。今回その彩色見本とともにクリアパーツで成形された武装やエフェクトも公開された。
ギアに追従するビットのような武装はクリアパーツで保持。装備した剣の刀身もクリアパーツとなっており、脚部から噴射するブースターのエフェクトもクリアパーツ。その装備はゲームに登場する専用ギアとは異なるが、こちらもまた「吾妻楓」らしい鋭さを演出する魅力を持っている。
そしてコラボ第2弾「兼志谷シタラ」のメガミデバイス化も決定! 海老川兼武氏デザインによる試作型ギア「ガネーシャ・カルバチョート」を装備して発売される。
――とてもよい。ゲームに登場する専用ギアは重厚感溢れる大型サイズのものだが、こちらは必要な機能を絞りつつ一定の戦力を確保した、そんな印象を受ける。「試作型」という設定もまたよい。
ゲームでの★4コスチュームである「バーラタ」に寄せたカラーリング、軽量ながら高そうな攻撃力。携えた武器も光学兵器らしいパーツが使用されていて美しい。原型の登場がとても楽しみだ。
さらに黒星紅白氏がキャラクターデザインを手がけた「SOL」シリーズに最新型が登場。柳瀬敬之氏とのコラボでデザインされた「ラプター」は、各所に鋭角のデザインを取り入れながら背部に戦闘機を思わせるブースターを装備した航空型らしきフォルム。
「朱羅」シリーズには新規カラー&新規パーツが付属する「蒼衣」が登場。今夏発売を予定している。こちらは新規金型のヘアパーツに加え、「Chaos & Pretty」シリーズにて新たに付属する裸足&肌色腕パーツが付属する。
最新のメガミとなる第10弾、第11弾の原型も公開。今回デザインを手がけたのはイセ川ヤスタカ氏だ。身長の数倍もある超大型の槍と砲を装備し、身体をすっぽりと覆う大盾を構えている。騎兵をイメージしたものだろうか、続報の公開が待ち望まれる。
そして最後に見つけたのは「武装神姫」の姿。「猟兵型エーデルワイス」の原型が公開されており、「メガミデバイス」とのパーツ完全互換を実現するという。パーツ完全互換ということは3mmのハードポイントだけでなく手に持つ武装類も互換性を持たせるということか!あまりにもユニバーサル。「武装神姫」も「メガミデバイス」も共存可能なら「M.S.G」シリーズとのコラボビルドも可能ということ。モデラーたちのお財布が爆発するのも時間の問題かもしれない。
「ウェポンユニット」リニューアル大量公開!新作FAも登場
遊びやすさや拡張性を追求するため、既存製品のリニューアルを開始した「M.S.G」の「ウェポンユニット」シリーズ。4月に発売予定の新型「マルチミサイル」をはじめ、ギター型の武器「ライブアックス」や鞘が可動式となった「サムライマスターソード」、「フォールディングキャノン」、「ハンドバズーカ」、「バーストレールガン」と新たなモデルが次々と公開された。
また新たに「ハンドユニット 丸指ハンド・ネオ」が公開。その名の通り丸みを帯びた指のハンドパーツで、手の握り方は3パターン計6種。手首の接続パーツは4種付属するようだ。
「フレームアームズ」のコーナーでは「レイダオ」、「ジィダオ」の強化改修型の姿を新たに公開。原形を保ちながら、新たな武装が追加されている。
また、新作FA「艦艇型(仮)」の原形を公開。情報量の多いボディに加え、右手には大型の砲らしき武器、左手に持つ単装砲を携えた甲板のような武装が目を引く。デザイナーは誰なのか、そしてFA世界にどのようなエッセンスをもたらすのか。さらなる情報がほしいところだ。
「ヘキサギア」、新たな2機のヘキサギアが登場!世界の歴史は深みを増す
2017年のシリーズスタート以降、次々とラインナップを増やしている「ヘキサギア」。今回新たに「バンディットホイール」と「アビスクローラー」の2機の新ヘキサギアが公開され、翼竜を思わせるヘキサギア「アグニレイジ」とともに原形が公開された。
「アビスクローラー」はカニを思わせる多脚と大きな鋏が特徴のヘキサギアだ。「アーマータイプ」が登場しており、「ヴァリアントフォース」のものであることも窺える。コックピットが工作機を思わせる簡素ながら最低限の防御を考えたような構造であることから、オリジナルヘキサギアの素材としても有用そうだ。
「バンディットホイール」は大型のバイクのようなヘキサギア。クリアパーツの風防や巨大なエンジンパーツなど、これまた素材に使われやすそうなパーツが多く見られてとてもよい。勢いよく伸びたマフラーも魅力的で、”漢”のマシンといったフォルムを前面に押し出している。
このほかにも商品化が検討されている拠点防衛用「超大型ヘキサギア(仮)」(商品化してほしい!)のイラストが公開され、6月に発売予定の「スケアクロウ」彩色見本、それぞれ違う勢力のカラーに変更された「ブロックバスター VF仕様」や「モーターパニッシャー LA仕様」の見本、新たな「ブースターパック002」の組み合わせ見本も公開されていた。
ところで筆者は「ヘキサギア」でいえば「ガバナー」シリーズの兵士然とした設定やフォルムが大好きで買い込んでいるのだが、今回その”最初期の姿”とされる「アーリーガバナー」シリーズ第1弾の写真が公開されていた! 現代兵装から多少の進化が加えられたような、なんともクラシックでSFミリタリー! な設定・世界観好きの心を著しく揺さぶる逸品だ。
新規の手首パーツが複数付属するほか、装備品はその有無を選択可能。アサルトライフル2種に加え、ハンドガン、ナイフなど豊富な付属品の組み合わせでオリジナルのガバナーを作り出せる!これならパテ盛りや切削といった加工をせずともオリジナリティを出せるし、それだけでなく「部隊」としての明確な役割を持った(工兵とか空挺兵とか)特徴のあるガバナーを作り出すことも可能なはず。楽しみだ、ああ楽しみだ、楽しみだ。
そして「ヘキサギア」公式サイトの大型アップデートが決定。5月にユーザー作品の投稿システムを実装するほか、ユーザー参加型イベントの企画も行なわれている。こちらも楽しみに待っていたい。
「星翼」の「ソリディア」商品化決定!メカやフィギュアの原形も続々
今秋稼働予定のアーケード用ハイスピード対戦メカアクション「星と翼のパラドクス」に登場する「ソリディア」の商品化が決定した。ボディの細かく分けられた装甲、腰に装備したユニットも忠実に再現されている。
他にも「けものフレンズ」に登場する「ジャパリバス」のプラモデル原形や「ACE COMBAT INFINITY」の「XFA-27」、「DC UNIVERSE」シリーズより「ジョーカー」と「ハーレー・クィン」のアニメ版フィギュア、「ブラックパンサー」などの原形を公開。どれも再現度が高く、ファンにはうれしいアイテムとなるだろう。
今回のコトブキヤブースでは多くの新作や初公開となる原形が展示されており、まさに大豊作。筆者は「輝鎚」のFAガール化と「ヘキサギア」の新作情報に心を躍らせている。