【特別企画】

寝る間も惜しむほどの熱中度! 鉱山堀りブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」CBTレポート

「Proof of Gaming」の魅力を体験

【Brilliantcrypto】

クローズドβテスト:2023年12月26日~2024年1月17日

ゲームリリース:2024年初春

 コロプラの100%子会社であるBrilliantcryptoが、2024年第1四半期にサービス提供予定のブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto(ブリリアントクリプト)」。そのクローズドβテストが、2023年12月26日から1月17日にかけて行われた。

 この「Brilliantcrypto」は、プレイヤーが鉱山を採掘してデジタルの宝石を見つけ出すというアクションゲームがベースとなる。さらに本作は「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」が目指されており、デジタル上の宝石をNFT(Non-Fungible Token)として実際に価値を持つようなものにするという構想がある。

【Brilliantcrypto Project Reveal in Tokyo WebX (in Japanese 日本語)】

 なんだか難しそうなイメージもあるが、ゲームとしてはかなりシンプルな内容となっている。本作でやることは、自分が採掘したい鉱山を選んでひたすら掘っていき、そこに埋まっている鉱石を見つけるというもの。その上で、採掘した鉱石の中にはかなり希少な宝石も含まれており、そちらが今後のサービス展開で本物と同じような価値を持つようになる、とされている。

 ブロックチェーンといえば、その代表格ともいえるのが仮想通貨の「ビットコイン」がある。こちらは「Proof of Work」という仕組みが採用されており、多くの人が参加して大量の計算を行うことで不正のない取引が保証されている。この「Proof of Work」の「Work」の部分をゲームに置き換えたら楽しくマイニングができるのではないかということで生まれたのが、「Brilliantcrypto」で採用されている「Proof of Gaming」という新しいモデルだ。

 若干労働っぽい要素は含まれているものの、プレイしている感覚としてはお宝探しをするゲームを楽しんでいるといった印象だ。さらにそこで見つけ出したものが、本当の価値を生み出す可能性があるというところが最大の魅力となっている。

 昨年7月に行われた発表会で、コロプラの代表取締役会長でBrilliantcryptoの代表取締役を務める馬場功淳氏が、「面白すぎるゲームでは駄目で、面白いか面白く無いかギリギリのところを狙って作っている」といったニュアンスの話をしており、いったいどんなゲームなのか気になっていた人も多いのではないだろうか?

 こちらの記事では、実際にクローズドβテストに参加してみて分かった、本作の魅力や特徴についてご紹介していきたいと思う。

【Brilliantcrypto | Reveal Trailer Short Version】

キャラクターメイキングではAIが自動でプロフィールを作成!?

 まずは、ゲームの基本的な流れについて触れておこう。最初にプレイヤーがやらなければいけないことが、自分が操るキャラクターの作成だ。今回はひとりでプレイしていたのでそれほど見た目は気にすることはなかったのだが、ゲーム自体は複数のプレイヤーと共同でひとつの山を掘っていくこともできるように作られている。そうしたときに気になるのが、自分の分身であるキャラクターの見た目だろう。

 本作では、男女や髪型、目や鼻など、一般的なキャラクターメイキングに必要な要素は概ね盛り込まれているといった印象だ。それに加えて、キャラクターが身に付ける衣装の種類や、色の組み合わせも選ぶことができる。こうした作業が面倒に感じる場合は、ランダムで決めることも可能だ。

キャラクターメイキングでは、ひとつひとつのパーツを選んで自分だけのアバターを作りあげていくことができる
用意されている衣装も、なかなか個性的なものばかりだ

 キャラクターの見た目に加えて、キャラクター名や出身地などを入力してプロフィールを作成すると、AIが自動でキャラクターのバックグラウンドなどを作ってくれる。こちらは自分で入力することはできず自動で生成されるのだが、どんなキャラクターの設定になっているのか読むことができるのはなかなか面白いところだ。

表示されているプロフィールは、AIが自動で生成したものだ。上部のタブで言語を切り替えることで、それぞれの国の言葉で表示することもできる

 ゲームの中では、プレイヤーは世界に眠る「宝石」の採掘を目的としたBrilliantcrypto社の採掘者として採用されたという設定になっており、専用のオフィスも用意されている。ゲームのチュートリアル的なものは用意されていないのだが、部屋の中にはルパートというネコのキャラクターがおり、彼が採掘中も含めてプレイヤーに最適な情報を常に与えてくれるナビゲーター的な役割を果たしてくれる。

こちらが自分のホームとなるオフィス。ねこのルパートがプレイヤーをサポートしてくれる

マウスで鉱山を見つけて採掘作業の開始!

 準備が整ったら、いよいよ「宝石」の発掘を行う鉱山を探していく。オフィスの画面上部にある「MINE」を選ぶと画面が切り替わり、鉱山を探すモードになる。鉱山は、表示されている地形の上をマウスをドラッグしながら探していくといったシンプルなものだ。

 マウスで地形をなぞっていくと、次々と反応して鉱山が見つかっていく。それぞれの鉱山には、どれぐらいのサイズの「宝石」を見つけることができるのか予想が表示されるので、そちらを目安に自分が掘っていく場所を選んでいくといいだろう。

マウスを使って鉱山の場所を見つけていく
こちらが今回選んだ鉱山。実はじっくり選んだというよりは、よくわからず適当に選んでしまったものだ

 鉱山を決定した後は、いよいよ作業に突入する。鉱山に移動すると、目の前に高い山が現れる。その中で、少し色が異なる地肌が見えているところがある。中でもいかにも石というところではなく、砂利のような見た目の柔らかそうな地層から掘り進めていくのがベストだ。

少し色が変わっている、柔らかそうな地層から掘り進めていこう

 ちなみに、ゲームプレイ中はほとんど一人称視点だが、鉱山の外に出たときなどは三人称視点に切り替わるようになっている。実際のところ、目の前の地層に対してツルハシで掘っていくといったシーンがほとんどであるため、一人称視点自体に違和感を感じることはあまりない。

 本作は現状PCにしか対応していないためそちらでプレイしたのだが、操作系に関してはマウス+キーボード以外にコントローラーでも操作することが可能だ。操作自体はどちらがいいかというよりも好みの問題になりそうだが、筆者はマウスでプレイすることが多かった。ツルハシで掘っていく間は、ずっとマウスの左ボタンを押し続けることになる。これが長時間のプレイになるとかなり指が痛くなってくるので、そうしたときはコントローラーを接続してプレイすることもあった。

柔らかい地層は、2回ほどツルハシを打ち付けることで削っていくことができる

鉱山で採掘できる鉱石の種類

 鉱山の柔らかい地層を掘っていくと、たまに「Expストーン」と呼ばれる黄色い石が見つかることがある。こちらは鉱石とは関係なく、ツルハシで砕いて掘り当てることで経験値が手に入るというものだ。地層自体も掘っていく度に経験値が貯まっていくのだが、レベルが上がって行くにつれて掘る力も上がっていく。掘る力が上がると、それまで数回ツルハシで叩かないと壊れなかった地層が、1回だけで崩すことができるようになったりするのだ。

比較的柔らかい地層から発掘できることが多い「Expストーン」

 「Brilliantcrypto」では、ひとつの鉱山に付き全部で90個の鉱石が埋まっている。先ほどの「Expストーン」はそちらに含まれていないため、かなりの数が埋まっていると考えていいだろう。中でも本命なのが、周りを青い石で囲まれた鉱石だ。こちらは2種類あり、85個と最も数多く採掘できる「輝石」はトークン化することができる。そして、ひとつの鉱山からわずか5個だけ採掘できるのが「宝石」だ。こちらは、NFT化することが可能だ。

ついに鉱石を発見! この青い石の部分は宝石ではなく、タマゴでいうところのカラのような存在だ
ツルハシを使って削っていき、中から白い物が見えてきたら「輝石」だ

 最初は青い石の塊を見つけただけでテンションが上がっていたのだが、その青い石ではなくその中のほうが重要であるということに気が付いた。青い石の塊をツルハシで削っていくと、中に輝く「鉱石」が見えてくるのである。その色が白いと「輝石」であることがわかり、若干ハズレを引いたような気分になる。「宝石」の場合は鮮やかな色が見えてくるので、明らかに「輝石」ではないことがすぐにわかるのだ。

「宝石」の場合は、削っている途中でひと目でわかる
虹色に輝く「宝石」をついにゲット!

 年末に本作をプレイしているときに、どれだけ鉱石を掘り当てても出てくるのはせいぜい「輝石」だった。そのため、このクローズドβテストではてっきり「宝石」が出ないものだと思い込んでいたのだ。そこで、情報を集めるためにオフィシャルのDiscordを覗いてみたところ、なんとその時点ですでに「宝石」を5つ見つけたというユーザーがいることがわかった。

 そこから俄然と闘志に火が付き、とにかく掘りまくったのである。年末年始もずっと本作をプレイしていたのだが、実はこのゲームを遊んでいる間に年越ししてしまっていたぐらいに熱中してプレイし続けたのである。その結果、ようやく最初のひとつ目となる「宝石」を採掘できたのは、なんと年が明けた1月1日であった。

プレイヤーをサポートしてくれる採掘ツールたち

 ひとつの鉱山は、おそらく多くの人が思っている以上に広くて大きい。そのため、闇雲に採掘をしていくだけでは、なかなかお目当てとなる鉱石を見つけることはできない。そこでプレイヤーをサポートしてくれるのが、様々なツール類である。

 採掘ツールは全部で8種類用意されているが、そのうちのひとつはメインで使うことになる「つるはし」だ。このつるはしには耐久値が設けられており、採掘を続けていくと消耗する。今回のクローズドβテストでは無制限で新たなものと交換できるようになっていたが、本来は1日に1回のみ1本だけ無料で回復できる仕様になっている。

「つるはし」は耐久値が0になると壊れてしまう

 「つるはし」を除いて、最も重要な採掘ツールのひとつが「探知機」だ。こちらはプレイヤーのレベルが上がっていくに連れて3段階の範囲で鉱石を見つけることができるツールである。どの方向にあるのかまではわからないのだが、プレイヤーを中心に円球上の範囲で反応してくれる。反応するときの音も、鉱石に近ければ近いほど激しく鳴ってくれるのだ。

 ちなみに最初の段階では半径3メートルの範囲でしか探すことができないが、プレイヤーのレベルが上がっていくにつれて、徐々に4.5メートル、6メートルといった感じで探す範囲も広げることができるようになる。また、その範囲も、自由に切り替えながら使っていくことができるようになるのだ。たとえば、もっとも広範囲な6メートルの距離で探索をしながら、徐々に反応範囲を絞っていくといった使い方も可能である。

レベルが上がっていくと、「探知機」の反応範囲も3段階で広げていくことができる

 高低差のある場所の移動に役に立つのが「はしご」だ。こちらは比較的自由に設置することができ、邪魔な場合は回収して他の場所で使うことができる。単に採掘の時も役に立つのだが、「探知機」の範囲は、少し場所を移動しただけでも変わることが多い。とくに上側にあるのか下側にあるのかわかりにくいときなどは、この「はしご」を使って調査することができるのである。

高低差のある場所の移動には「はしご」が役に立つ

 「GPSデバイス」を使うことで、自分が掘ってきた鉱山の状況を確認することができる。とくに鉱山の中にいると、自分の場所が把握しにくい。そんなときに、「GPSデバイス」で場所を把握することで、見落としがないかチェックすることができる。

「GPSデバイス」を使って、自分がどこにいるのか、どれだけ掘ったのか3Dの映像で確認できる

 「マーカー」は、設置した場所にファストトラベルできるというツールだ。……が、筆者の場合はそうした使い方はあまりせず、とりあえず「探知機」が反応した場所を忘れないために設置していることが多かった。それ以外にも、自由に書き込めるスプレーや回りを明るくしてくれるライトなどの採掘ツールも用意されている。

マーカーは好きなところに設置できる
マーカーを設置した場所に直接ファストトラベルすることができる
スプレーを使って自分がわかりやすいメモを書いておくことも可能だ
これが無いと困るという場面はあまりなかったが、設置しておくと回りを明るく灯してくれる「ライト」

 もうひとつ、なるべく使用する場所を考えたほうがいいのが、「爆弾」だ。こちらは貼り付けた場所をダイナマイトで一気に破壊するといったものだが、最初のうちは何も考えずに柔らかい地層を一気に破壊するときに使っていた。しかし、それよりもレベルが上がっても掘っていくのに時間が掛かる固い地層に使った方が効率的だ。こうした採掘アイテムは、プレイヤーのレベルが上がっていく度に新たなものが支給される。

「爆弾」を使えば、設置した周辺を一気に破壊してくれる

見つけた宝石は3つのクオリティに分類される

 採掘した「宝石」の原石は、その後研磨師の元に送られる。ここで時間を掛けて研磨が行われた後、どんな宝石なのか判明するといった流れだ。最初に見つけた「宝石」は、なんとダイヤモンドだった。この「宝石」自体も品質によって3つのレベルでクオリティが分けられる。

見つけた「宝石」の原石は、時間を掛けて研磨師による作業が行われる。時間は15分ほどだった
その後、発見した「宝石」が、「Jewelryクオリティ」のダイヤモンドであることがわかった

 最高品質は「Gemクオリティ」で、高い品質のものが「Jewelryクオリティ」、一般的な品質のものが「Accessoryクオリティ」だ。今回見つけたものは、中間の「Jewelryクオリティ」であったため、とりあえず記事を作る上で最低限の仕事はこなせたかと思う。

こちらが「宝石」の品質の基準だ

 この、最初の「宝石」を見つけたのが今年の元旦だ。この時点で、クローズドβテストの最終日は1月9日となっていたため、まだまだ時間があるためさらに掘り続けることに。しばらく成果が得られない日が続いたのだが、1月5日と6日あたりからだんだんコツが掴めてきたのか、「宝石」の発掘ラッシュが続き、最終的に5つの「宝石」をすべて見つけることができた。

すべての「宝石」を見つけると、クリア条件達成の表示が!

 というわけで、最終的に5つの「宝石」を見つけることができたのだが、ものによっては「宝石」自体に名前が付けられていたり、あるいは詳細なヒストリーが付属しているものもあった。どんな基準で名前などが付けられるのかなどはわからないが、こうしたものを読んでいるだけでも、ちょっと嬉しい気分にさせてくれる。

「Wild Ember」と名付けられた「宝石」。品質は「Gemクオリティ」だ
「Azure Bliss」と名付けられた「宝石」。ヒストリーを読むのも楽しい
こちらの「宝石」もヒストリーが付いていたが、内容はややあっさりめだった
今回発掘した「宝石」は、5つ中3つがヒストリー付きだった

あるとしか言えない! 残りの「輝石」探しに一苦労

 当初のクローズドβテスト終了予定だった、1月9日(その後、最終的に1月17日まで延長された)まで残り2日となった時点で、「宝石」は5つ見つけることができたが、「輝石」は83個にとどまっていた。つまり、あとふたつ鉱山のどこかに眠っているということになる。しかしながら、すでに食べ尽くした魚の骨のような状態に鉱山の中はなってしまっており、どこを移動してもまったく「探知機」が反応しない状態になってしまった。

クローズドβテスト期間の残り2日で、見つけられていなかった「輝石」はあとふたつ。はたして見つけることはできるのか!?

 糸井重里氏の言葉を借りるならば、「(徳川埋蔵金は)あるとしか言えない」という状況で、これで終わってしまってもネタにはなるのだが……クローズドβテスト最終日(だったはずの)1月9日の午前中に再度、採掘に挑戦してみると、ここで奇跡が起きて「輝石」を見つけることができた。ダジャレではないが、幸運に見舞われた。これにより、ついにCBTを完全にクリアすることができたのである。

道なき道を自ら切り開いていくような作業が続いていく
ちなみに全クリすると、「CLEAR」の表示が「COMPLETE」に変化!

プチプチを潰すように無心でプレイ出来る面白さ

 結局どのポイントが面白くてこのゲームにハマってしまったのかというと、この単純に穴を掘っていくという作業がある意味無心でできるからだ。プチプチを潰してて何が楽しいの? と聞かれても答えにくいところはあるが、そちらに近い感覚かもしれない。また、当初思っていた以上に「宝石」を見つけるのはかなり苦労した。当然のことながら、その分見つけた時の喜びも大きく感じたというのもハマってしまった理由だ。

 この鉱山の中で、どのように穴を掘っていくかといった、自分なりの戦略を見つけていくというのも本作の面白いところである。ゲームで遊んでいるうちに、自分だけの知見が貯まっていき、それが新たな発見に繋がっていくのだ。

 さて、公式サイトによると、この「Brilliantcrypto」は現在フェーズ1となっており、その最初のステップであるクローズドβテストが行われたという状況である。今回は実際に「宝石」を見つけられたものの、あくまでプレイの流れを体験できるにとどまっており、換金などはできなかった。

 今後は2024年初春にゲームリリースが予定されている。本作の構想が実現すれば、まさに一攫千金をゲームで狙う内容になると思う。そのタイミングで、ぜひ皆さんも本作の魅力に触れてみてほしい。

こちらが採掘した今回「宝石」たち