【特別企画】

Fnatic監修ヘッドセット「INZONE Buds/H5」発表イベントレポート

「VALORANT」メンバー集結! 選手お気に入りの普段使いもできるデバイスが完成

【INZONE H5/INZONE Buds】

10月27日 発売

価格:
INZONE H5:25,300円
INZONE Buds:29,700円

 ソニーは10月30日、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」およびワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット「INZONE Buds」の製品発表イベントを実施した。

 ソニーより10月27日に発売された「INZONE H5」と「INZONE Buds」は、世界的プロゲーミングチーム「Fnatic」との共創で制作された“戦い続けるため”のヘッドセット。商品コンセプトや勝敗の決め手になる性能、スペック、デザインなど多岐にわたり「Fnatic」所属選手達からの意見が取り入れられており、競技性の高いゲームプレイに適した音質、長時間快適にプレイするための装着性などを実現している。

 「Fnatic」はイギリス・ロンドンを本拠地とするeスポーツチーム。チーム内には「VALORANT」、「Apex Legends」、「League of Legends」といった様々な部門が設立されており、これまで各部門で大会優勝など数々の実績を残している。今年6月に開催された「VALORANT」の世界大会「マスターズ東京」では見事優勝を果たしたことも記憶に新しい。

 今回実施された発表イベントには「Fnatic」の「VALORANT」部門メンバーであるBoaster選手、Derke選手、Alfajer選手、Leo選手、Chronicle選手の5名が登壇。「INZONE H5」と「INZONE Buds」を実際に使用した感想や製品の魅力などについて語るトークセッションが行なわれたので、本稿ではその様子をお伝えする。

 なお、製品スペックなどの詳細については発売前に実施されたメディア向けの商品説明会で公開されており、弊誌でもその記事を掲載しているので、そちらを参照していただきたい。

【INZONE:Fnatic監修、勝利のためのゲーミングヘッドセット:INZONE Buds【ソニー公式】】

ゲームトッププロもワイヤレス環境に注目。没入感やデバイスの重量も重要

 最初のトークテーマは「ヘッドセットの重要性」について。製品PVで「足音はゲームおいて非常に重要」と語っていたBoaster選手は「特に家でプレイする時にヘッドセットの重要性というのは感じていて、普段から使っているんですが、ノイズキャンセリングという側面がとても重要だと思っています。自分もパートナーと一緒に暮らしてるんですが、名前を呼ばれたりした時にそれがゲームの音と混同してしまうといったことがなくなるので、ゲームに没頭することができる」と述べ、普段のプライベート環境について語る場面もみられた。

 最近増えてきている無線接続環境についてトッププロはどのように考えているのか、という質問に対し、Alfajer選手は「まず、本製品のワイヤレスというところに関しては音のクオリティが凄く高いのが印象。家でプレイしていると、ワイヤーが付いていると椅子と絡まったりとなかなかめんどくさいことになるが、ワイヤレスだとそれが無いのが便利」と回答。無線接続のヘッドセットに関してどうしても気になってしまうのは音の遅延についてだが、これについては「ほとんどない」と感想を述べた。

 「INZONE」シリーズの特徴の1つとして挙げられるのが本体重量の軽さ。「INZONE H5」を首に下げ登壇したDerke選手は「ヘッドセットの軽量というのはゲームを長時間プレイするためにはすごく良いこと。重いものを使用すると首が痛むといったことも1つの悩みになるので、それが改善されるのは大きいと思う」と、1日の中で長時間ゲームをプレイするプロゲーマーならではの視点でコメントした。

 今回のイベントでは実際にヘッドセットを装着できる体験もさせてもらったのだが、「INZONE H5」は手に持った瞬間にその軽さを感じられた。実際に装着してみるとイヤーパッドがかなり気持ち良く付け心地は抜群。軽いのにしっかりとした密着性もあり、Boaster選手の言うゲームへの没入感もかなりのものが期待できそうだ。

自宅でのゲームプレイは没入感が重要と語るBoaster選手
ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」を片手に、無線接続での遅延はほとんどなかったというAlfajer選手
「INZONE H5」を首に下げ登壇したDerke選手。ヘッドセットの重量は長時間ゲームをプレイするプロゲーマーにとってはかなり重要そうだ
イベント会場で展示されていた「INZONE H5」。実際に装着させてもらったがかなり軽い。これなら長時間のゲームプレイに適している

「共創」により選手の意見がしっかり反映された製品に。「VALORANT」はもちろん、普段使いできるのがとても重要

 続いてのトークテーマは「共創」について。製品開発中に一番積極的にフィードバックを行なっていたというChronicle選手は「主にヘッドセットの使い心地、音のクオリティ、あとはやはり遅延。これらをどう改善していけるか、といったところをフィードバックし、ソニーさんと一緒に製品を作り上げていくことができた」とし、「選手として直接これらを伝えられたというところで、この製品には自分たちの意見がしっかりと取り入れられた」とコメントした。

 「VALORANT」をプレイするうえで、フィードバックの中で特にこだわったポイントはあったのか、という質問に対しては「『VALORANT』を特に、というよりも『VALORANT』でも問題なく使え、さらに音楽を聴いたり動画を観たりという時にも同じようなクオリティで、同等に使えるというのが何よりも大事かなと思っていた。クオリティの高いイコライザーなど様々な機能を普段の生活にも取り入れられるというところが私は気に入っています」と述べた。

今回の共創で一番積極的にフィードバックを行なったというChronicle選手。普段使いでも高いクオリティで使えることを特に重要視していたそう

 今回発売された「INZONE H5」と「INZONE Buds」は、第一線で活躍するゲームトッププロ選手の意見がしっかりと取り入れられ、まさに製品のコンセプトである“戦い続けるため”を実現するヘッドセットとなっているようだ。

 さらに、選手たちのこだわりにより普段の生活でも使いやすいように設計されているため、ゲーマーのみならず幅広いユーザーにオススメできる。ゲーム、音楽、動画など、様々なコンテンツで圧倒的な没入感と、ワイヤレスならではの快適性をぜひ体験していただきたい。

 最後に来年の抱負を聞かれると、Leo選手は「今年と同じ、もしくはそれ以上の成績が残せるようにプレイしたいと思っています。マスターズ東京ではいい経験を沢山しましたので、また同じような応援を受けたい」とコメント。

 Boaster選手も「2023年はブラジルと東京で勝つことが出来て、自分たちにとって最高のシーズンになりました。来年は全部勝ちたいですが、まずは1勝という想いで大事にやっていきたいと思います」述べ、最後に「みんな大好き!」と日本語を披露してくれた。

「マスターズ東京ではいい経験ができた」とコメントしてくれたLeo選手
Boaster選手は「みんな大好き!」という日本語を披露するサービスも