【特集】

BenQ MOBIUZ、色味に優れた4K/165Hzモニター「EX271U」が投資価値あり!【初任給で買いたいゲームデバイス】

EX271U
【初任給で買いたいゲームデバイス特集】とは?

 新生活がはじまる4月、わずかな贅沢を味わいたくなる初任給で、いつもより“ちょっといいデバイス”を探したい! という企画。「多少コストがかかってもいいから、ちょっといいものを選んでほしい」と各メーカーの担当者に伝え、そのオススメ製品を紹介する。

 4月末に初任給を受け取るという方も、そうでない方も、製品の選定の理由も合わせてぜひ今後の参考にしていただきたい。

 今回紹介するのはBenQより、MOBIUZのゲーミングモニター3製品だ。

 MOBIUZはBenQのゲーミングモニターシリーズ。同社のeスポーツ専門ブランド「ZOWIE」と比較して、より広い層のゲーマーを意識したブランドとなる。

 2024年5月よりブランドのリニューアルを実施しており、白を基調とした筐体デザインに変更なっているほか、より映像美に注力した機能が最大の特長となっている。

 今回はこちらのMOBIUZより、よりリッチにゲーミング環境を彩る「EX271U」を中心に3製品ピックアップしていただいた。

映像美に優れ、4K/165Hzで長く使える「EX271U」

「EX271U」
発売日:1月30日
価格:オープン(市場想定価格111,000円)

 今回最もプッシュいただいのが、4K/165Hzの27型モニター「EX271U」だ。

 MOBIUZではブランド全体として色味と画質を重視しており、オープンワールドゲームやRPGなど「世界観が現われるようなゲーム」に向いている。

 4K画質、リフレッシュレート165Hz対応という時点で十分にリッチだが、色味はDCI-P3のカバー率95%と色の再現性にも優れている。また製品出荷時には1台ずつキャリブレーション(色味の標準設定)を実施しており、とにかく色の正確さにこだわっている。

 また色味の自動調整にAIを搭載しているのも特長だ。「Shadow Phage」という機能で、映像だけでなくモニター周囲の明るさや色温度を読み取って、自動的に映像の暗くて見えづらい部分のみを明るくしてくれる。遊ぶ時間帯によって部屋の照明環境が変わる場合でも、いちいちモニターを調整しなくて済むのは便利だ。

上がShadow Phageオフ、下がShadow Phageオン。顔の明るい部分の色味が変わらないまま、暗いところだけが少し明るくなっている

 カラーモードはゲームジャンルではなく、アートスタイルのジャンルで「Sci-Fi」「ファンタジー」「リアリスティック」と3種類を用意。さらに、BenQスタッフが各ゲームタイトルごとに独自に調整した最適なカラー設定を共有する(対応タイトルのみ)「Color Shuttle」という機能もある。

 一方で、サウンド面ではHDMI eARCに対応しており、最大7.1chサラウンドサウンド環境の実現も可能だ。

モニター裏面

 本製品は4K画質であり、色味に優れていることで、ゲーム以外ではたとえば動画編集や配信など、クリエイティブ活動にも適した性能を発揮できる。

 市場想定価格は111,000円と高めだが、4K/165Hzの基本性能があれば今後長く使えること、ゲーム以外のクリエイティブ活動にも応用できることを考えると、未来への投資としてはかなりポテンシャルが高いとした。

専用のリモコンも付属。設定変更はかなり便利になっている
モニターは縦横回転に対応している

WQHDでもスペック十分の「EX271Q」

「EX271Q」
発売日:2024年12月20日
価格:オープン(市場想定価格66,400円)

EX271Q

 「EX271U」ほどリッチでなくていい、という場合は、WQHD/180Hzの27型「EX271Q」という選択肢がオススメという。

 製品名からもわかる通りスペック的には「EX271U」の1段階下の製品となるが、WQHDというトレンドの解像度は確保しており、何より市場想定価格で44,000円ほど抑えられる。

 「EX271Q」ではHDMI eARCが非搭載だったり、モニター下面のUSB-Cポートが非搭載だったり、機能が省かれている部分もあるが、DCI-P3のカバー率95%でShadow Phageに対応しているなど、MOBIUZの強みである色味の機能はしっかりと残っている。「バランスがいい製品」ということで、「EX271U」と合わせてチェックしてほしいモニターだそうだ。

フルHDで220Hz。FPSならオススメ「EX251」

「EX251」
発売日:1月30日
価格:オープン(市場想定価格39,800円)

EX251

 ラストはフルHD/220Hzの「EX251」だ。まず、新生活でこれからゲームを始める、という場合には価格帯としてもオススメのモデルだという。

 3製品のなかでは最もリフレッシュレートの高い220Hzが出るモニターであり、FPSなどの競技ジャンルなら特に性能を発揮する。

 24.5インチという大きすぎないサイズのため、部屋のスペースを活かせたり、FPSの画面全体を見やすいというのもポイント。スピーカー搭載のため、「PCやゲーム機と、このモニター1台あればすぐにゲームを始められる」。ゲーム生活第一歩目の、エントリーモデルとして考えるといいそうだ。