【特別企画】

カスタムロボアクション「メガトン級ムサシX(クロス)」を先行体験

“全部入り”で基本無料は太っ腹! 新規追加された3対3のコロシアムバトルが熱い

【メガトン級ムサシX】

12月16日 配信予定

価格:基本プレイ無料(一部有料コンテンツあり)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)

 レベルファイブは12月16日に配信予定のプレイステーション 5/4/Nintendo Switch「メガトン級ムサシX(クロス)」のメディア向け体験会を開催した。

 2021年に同名アニメとの完全連動をうたって発売されたロボットアクションゲーム「メガトン級ムサシ」の最新作で、巨大ロボット「ローグ」を操作して、地球を支配した異星人と戦う内容はそのままに、同作の本編と無料アップデート分の内容に加え、アニメシーズン2のストーリーや3対3のオンラインバトル、新機体など、様々な要素を加え、これら全てを基本プレイ無料で楽しめる、お得感あふれるタイトルとなっている。

前作分もまるごと遊べる、基本無料の超お得なタイトルだ

 この体験会では、アニメのシーズン2に該当する新規のミッションとストーリーモードの冒頭、そして本作の目玉となる3vs3の対人戦「コロシアムバトル」をNintendo Switchにて体験することができた。そのプレイレポートをお届けしていきたい。

物語は「メガトン級ムサシ」本編を含む正統続編。ストーリーモードではキャラクターを切り替えて進めていくシーンも

 宇宙から現れた謎の異星勢力の攻撃により、人類の99.9%が死滅した地球。その記憶を消され、シェルターで暮らす人々が「ドラクター」と名付けられた異星人に対し、ついに反撃を開始する。プレーヤーは人類の希望となる巨大ロボット「ローグ」を駆り、ドラクターとの戦いへと赴いていくのだ。

ストーリーモードでは、ドラクターとの激しい戦いを体験していく

 ゲームのリリースに先駆けて2022年10月にスタートしたアニメとの完全連動をうたっていて、ベースとなるストーリーを軸に、それぞれの視点で楽しめる仕組み。

バトル中もストーリーに絡むムービーやカットインの演出が入るなど、見せ方も熱い

 体験会ではストーリーミッションの「炎の影」をプレイすることができた。ここはアニメ第2シーズン15話の中盤あたりだそうだ。プレーヤーが搭乗するローグはゲームプレイによって入手したパーツによってカスタマイズが可能で、その機体を使ってミッションに挑むこととなる。

プレーヤーが駆る巨大ロボット「ローグ」。ゲームで入手したパーツによってカスタマイズが可能

 プレーヤーは主人公の一大寺大和となり、土方龍吾と浅海輝を僚機として率い、ドラクターとの戦いへと挑んでいく。メインとなるゲームは三人称視点のアクションで、フィールド上の作戦ポイントを移動し、現れる敵と戦っていく。最大3種ずつの近接武器と射撃武器を切り替え、4種類を装備して使い分けができる「必殺技」、より強力な必殺技「カブキファンクション」、ゲージが溜まると一時的に機体を強化できる「カクゴシステム」などを使いこなすアクションももちろん健在で、操作は僚機に切り替えることも可能だ。

最大3機のチームで敵と戦っていく。ソロプレイ時は機体の切り替えも可能
コクピット視点もあるが、機体を動かすことはできなくなる。カブキファンクション発動時はこの画面に切り替える必要がある
必殺技もカスタマイズによって4種まで持てる。発動後に発生する「フォースフィールド」に入ると一時的に機体が強化される仕組みもある
ゲージが溜まると使える「カクゴシステム」は、状況に応じて「鉄壁」「捨て身」「生還」のいずれかの効果を一定時間得られる
超強力な必殺技「カブキファンクション」

 本作では新たな近接武器「ランス」も登場。攻撃範囲が広くスピードも速い武器で、近接攻撃を重ねるとオーラをまとい、ヒット数や威力が上がるという特徴を持っている。ただし攻撃後に隙ができるというデメリットもある。

新武器のランス。強力な分、隙も大きくなるようだ
ステージの要所には手強いボスも登場

 これらの主なゲームシステムは前作より継承されていて、プレイ経験があればゲームに入っていくことも容易なはず。今回初めてプレイするという人も、本作ならイチから始められるのは嬉しいところだ。

 ローグの発射シークエンスからフルボイスで展開する仲間との会話、そしてシーンにマッチしたBGMまで実に熱くなる演出で、なおかつアクションの手触りもいいので、遊んでいてワクワクする。そのタイトルには「メガトン級」と銘打たれているものの、ローグのアクションは鈍重ということはなく、操作時は適度な重量感を感じつつも、ターゲットロックした敵に対して踏み込みからの近接攻撃、ブースト時などはスピードのあるアクションを味わえ、操作のクセも少ない。

ターゲットロックをすれば、対象に確実に攻撃を行える
装備武器はホイールで瞬時に切り替えが可能
ソロプレイはハクスラの要素も強く、パーツを集める楽しさもある

 ストーリーモードでは、2Dのアドベンチャーシーンも展開。ここでは主要キャラクターとの会話はもちろん、街中にいる人々とのそれもフルボイスという凝ったものだ。ここでは大和だけでなく、ドラクターであるアーシェム・ライアの視点で進行することもあり、操作キャラクターを切り替えて進められるようになり、これまで以上に奥行きのある物語を味わうことができそうだ。

バトル時以外のストーリー進行は2Dシーンとなる。キャラクターを切り替えられるところも存在した

プレーヤーが3体のチームを組んで戦う「コロシアムバトル」。ローグのカスタマイズと支援物資「バトルフォースポッド」が勝利のカギを握る

 マルチプレーヤーによる対戦は「コロシアムバトル」のモードから行うこととなる。ランダムマッチングの「カジュアルマッチ」と、プレーヤーの腕に準じたランクを基準にマッチングする「ランクマッチ」があり、好みで選択が可能だ。なお現状は他のプラットフォームとのクロスプレイやSwitchのローカルプレイには対応していないとのことだ。

機体のカスタマイズを行う「ローグハンガー」。ストーリーモードとは別の機体が用意される

 バトルは3人のプレーヤーとチームを組んで、3対3のチーム戦を行うこととなる。このバトルで使用するローグもカスタマイズを行えるわけだが、ストーリーモードで使用するローグとは別のコロシアムバトル専用のパーツが用意される。またバトルに持ち込める必殺技も2種類に限られている。

 対戦時は両チームに同ポイントの「戦力ゲージ」が与えられ、相手チームのローグを撃破することで戦力ゲージを削ることができる。相手のゲージを0にするか、制限時間終了時に多くのゲージが残っていれば勝利となるルールだ。ローグには装着するパーツの強さによって増減する「コスト」の値があり、コストが高いほど強い機体となるわけだが、撃破されてしまうと、コスト分の戦力ゲージが減ってしまうというリスクもあるので、よく考えてカスタマイズをしておきたい。

リリース時は「平原」と「山岳」の2つのステージが用意されるそうだ
フィールド上を自由に動き、相手チームのローグと戦いを繰り広げる
画面上にあるのが戦力ゲージ。相手側の機体を倒して数値を減らし、0にすれば勝利

 プレイ感覚はストーリーモードのバトルと基本的には同じだ。ロックオンすることで相手を確実に捉え、射撃武器と近接武器を使い分けてHPを削っていく。相手はローグなので簡単には倒せないが、特定の機体を味方とともに集中して攻撃し、優位に立つといった戦術も有効だ。プレーヤー名の横にあるアイコンはコストに準じた機体のグレードを表していて、優先して攻めたり回避したりといった基準となるだろう。

撃破されてもすぐリスポーンするが、戦力ゲージが減る
赤いプレーヤー名とHPゲージが表示されているのが相手チームのローグ。個人的にはもう少し見分けやすいオプション設定などがあればいいと思った

 コロシアムバトル独自のルールで特に重要なのが、支援物資「バトルフォースポッド(BFP)」の存在だ。これはバトル中にランダムで上空から落ちてくる四角い箱で、取ることでローグが一時的に強化されたり、HPが回復したり、特別な「SP必殺技」を得たりして、バトルを有利に導いてくれるアイテムだ。BFPには3段階のレアリティがあり、レア度が高いほど良いものが出てくる可能性が高い。

マップ上に出現したBFPは、レアリティによって違う色の光の柱が立ちのぼる
回復やバフなどチーム全員に効果があるものもある
仲間とともに繰り出す必殺技もあるようだ

 バトルではこのBFPが大量に落ちてくる「スクランブルウェーブ」なるイベントも発生。また、相手と大差が付いた戦況不利のチームだけが獲得できるBFP「貫通ラッシュ」など、戦況をひっくり返すことも可能な要素があり、対戦時のバランスもよく考えられていると感じられた。「スプラトゥーン」や「電脳戦機バーチャロン」といった少人数での3D対戦アクションを遊んだ経験があれば、(勝てるか否かは別として)プレイ自体は難しくないはず。

スクランブルウェーブ発生時はメッセージが出る。マップ上の黄色く光ったエリアがそこで、激戦地になることは必至
BFPに固執しすぎると、その隙を相手から狙われてしまうこともあるので要注意

 体験会は1.5時間程度の時間となったが、ゲームプレイは実に楽しく、ロボット3Dアクションの醍醐味を味わうことができた。これらを基本無料でプレイできるというのはかなり太っ腹で、プレーヤーが増えることでコロシアムバトルの対戦相手に事欠くこともしばらくはなさそうだ。課金要素の詳細はまだ不明だが、前作購入者への特典パックなどから想像するに、カスタマイズ用パーツやゲームプレイをサポートするアイテムなどが主となるはず。公式に尋ねたところ、重課金によってプレーヤーに格差ができることはないそうなので、そこは安心してよさそうだ。

前作購入者はセーブデータの引き継ぎや、有料アイテムが入った「引き継ぎプレーヤー感謝パック」を100円で購入でき、引き続きゲームを遊べる

 なお「メガトン級ムサシX」は現在「スタートダッシュキャンペーン」を実施中。参加すると、コロシアムバトル用の限定カラー機体が手に入るほか、参加者が63,400人突破することで、ゲームプレイをサポートするアイテムセットが全ユーザーに配布されるそうだ。

 「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」など、ダイナミックプロとのコラボメカも登場することが決定し、話題性にも事欠かないこの「メガトン級ムサシX」。PS4、PS5、Switchと同時リリースで、しかも基本プレイ無料なので、試してみない手はない。巨大ロボットによる熱い戦いを、この年末にぜひ体験してみてほしい。

□「メガトン級ムサシX」スタートダッシュキャンペーンのページ

スタートダッシュキャンペーン概要
ダイナミックプロの巨大ロボットがムサシと合流。その戦いやいかに!?