【特別企画】
派手な魔法アクションで爽快に異世界を駆け回る「FORSPOKEN」体験レポート
簡単操作で誰でもアクションを好きになる
2022年9月12日 22:00
- 【FORSPOKEN】
- 2023年1月24日 発売予定
- 価格:
- 9,680円(通常版)
- 14,080円(デジタルデラックスエディション)
- 22,000円(リミテッドエディション)
スクウェア・エニックスは、9月15日より18日にかけて開催される「東京ゲームショウ2022」にてスクウェア・エニックスの開発スタジオ・Luminous Productionsの第1作目となるオープンワールドアクション「FORSPOKEN」の試遊を実施する。
「FORSPOKEN」はニューヨークで暮らす「フレイ」が主人公のオープンワールドアクションゲーム。広大な世界「アーシア」に飛ばされたことをきっかけに、魔法の力を用いて冒険をすることになる。広大な世界を舞台に、自由度の高い移動方法「魔法パルクール」や、多種多様な魔法を用いた戦闘が特徴となっている。
今回筆者が体験したのはフィールドに設置された5つの目標を達成するミッションだ。それぞれにガイドが表示されているので、広大なフィールドでも迷うことなく移動することができたのは助かった。ミッションもバトルありパルクールありでしっかりと「FORSPOKEN」の世界を楽しむことができた。なお、弊誌ではインタビュー記事も掲載しているため、合わせて確認してほしい。
□ストーリーに共感してもらうため現代っ子を主人公に。「FORSPOKEN」開発陣インタビュー
美しい「アーシア」の世界
本作では主人公のフレイが住んでいたニューヨークからファンタジーが現実になったような世界「アーシア」の世界へと飛ばされてしまう。
今回体験した「アーシア」の世界は大きな丘がいくつもある平原だ。大きく切り立った断崖のような丘と空に浮かぶ巨大な岩がいくつも存在する広大なフィールドは、目の前に広がっただけでもかなりワクワクする。
きれいなグラフィックスはもちろんだが、そこに描かれている「アーシア」の世界は美しいだけでなく、大きな橋のような建造物がありながらも人の気配を感じられない。ブレイクという現象によって最後の拠点となっている都市にしか人類がいない世界は美しさを感じるとともに不安感が否応なく襲ってくるから不思議だ。
難しく見えるようで爽快でプレイしやすいアクション
本作の最大の魅力とも言える魔法を使ったアクションは一見難しそうに見えるが、非常に操作が簡単でかつ爽快なアクションだ。
フレイの移動は普通に走ってもいいが、魔法を使った移動「魔法パルクール」は世界の広さを感じながら爽快感も得られる。移動で使うと移動速度がかなり速く、その速さに少し戸惑った。しかし、この高速移動がないとあまりの世界の広さゆえに目的地到着までにかなり時間を要するので注意が必要だ。魔法パルクールを使うとスタミナゲージがどんどん減ってしまうが、あっという間に回復するのでストレスなく移動できる。
さらに魔法パルクールで連続ジャンプをしながら移動すると、スタミナゲージを消費せず高速で移動することができる。たとえジャンプ中にほかの障害物にぶつかっても、フレイがきれいにパルクールしながら乗り越えてくれる。
また、かなり高いところから落ちても少しダメージを受けるが、即ゲームオーバーということにはほぼならない。かなり高速でいろいろなところを走り回るので、時々オーバーランしたり、戦闘中に落ちたりとドキッとする場面もあるが、何とか復帰できるので安心して戦ってほしい。
ほかにも崖を魔法のワイヤーのようなものを使って登るアクションも体験したが、見た目に反して操作も非常に簡単で、魔法を発動するとスローモーションになるので、焦ることなく登ることができる。サクサクと崖を登っていけるのはストレスを感じないし、むしろ自在に崖を登ることができるのはかなり快感だ。
移動だけでなくバトルでも魔法を活用。その他の要素も紹介
バトルでは「攻撃魔法」の通常攻撃と強化攻撃、そして「支援魔法」を組み合わせて、襲い掛かってくる敵を倒していく。
本作では魔法パルクールなども合わせると100個の魔法が存在している。その中で今回筆者が体験できたのは土と植物を操る「フレイの魔法」と火を操る「サイラの魔法」だ。「攻撃魔法」と「支援魔法」ともに魔法を切り替えるとその属性の魔法が使えるようになる。「フレイの魔法」の通常攻撃は石や岩を敵に弾丸のように打つ遠距離攻撃、「サイラの魔法」の通常攻撃は火の剣のようなもので敵を切りつける近距離攻撃となっている。この2つをうまく切り替えながら敵を倒していく。
また、それぞれの強化攻撃も3種類用意されているので、戦闘の状況に合わせて切り替えていくと戦いやすくなると感じた。特に筆者は「フレイの魔法」の強化攻撃の1つがお気に入りだった。この魔法は土の盾を展開して、敵の攻撃を受けたときに即座に反撃してくれるというものだ。近接での戦闘があまり上手くできなくてもこの魔法なら近寄ってきた敵にカウンターのような形でダメージを与えることができる。
強化攻撃には段階があり、トリガーを引く時間時間によって強さが変わる。ただし、その分1人の敵を対処する時間もかかるうえ、他の敵にはほとんど対応できなくなるため敵の数に応じて通常攻撃と強化攻撃を使い分けていくことがオススメだ。また、画面右下のゲージがいっぱいになると発動できる大技も2段階攻撃をすることができる。
「支援魔法」は種類が豊富でいろいろな魔法を繰り出せるが、1度魔法を使うと次に使えるようになるまでに時間を要する。魔法によって回復時間が異なるので、要注意だ。
また、敵をロックオンすると高速移動とパルクールで敵の攻撃をかわしながら敵に切り込んでいくことができる。戦闘中もふと“自分はゲームがうまくなったんじゃないか”と錯覚を覚えるほど高揚感を感じるし、戦闘をすることが楽しくなってくる。アクションが苦手なプレーヤーでもアクションが楽しくなること間違いなしだ。
フィールド上に点在する「巡礼者の宿」と呼ばれる家では、「作業台」でアイテムの精製や装備品であるマントやネックレスの強化をすることができる。アイテムは戦闘や移動で受けたダメージを回復する回復薬を作ることができ、装備品の強化ではマントやネックレスに「ライフ+5」などのバフ効果をつけることができる。
また同じ家の中には「本棚」が設置されており、ここで魔法の強化をするためのミッションを受けることもできる。最大3つまでミッションを受けることができる。他にもベッドで寝てアイテムを消費せずにHPを回復することもできるので「巡礼者の宿」を見つけたら積極的に立ち寄ってほしい。
ちなみに5つの目標をクリアすると、エクストラクエストが出現するので、ぜひともそのエクストラクエストまで到達を目指してみてはいかがだろうか。
広大なフィールドで体験できるアクションやパルクールは解放感と爽快感をしっかり感じることができて病みつきになる。また、操作が簡単でありながら、演出はかなり見ごたえがあるためプレイしていてとにかく気持ちがいい。アクションが苦手なプレーヤーでも楽しくアクションゲームがしっかり楽しめるのはとてもうれしいと感じた。
今回筆者が体験した内容は「東京ゲームショウ2022」のスクウェア・エニックスのブースにて体験することができる。気になった方は是非ともスクウェア・エニックスブースの「FORSPOKEN」試遊まで足を運んでほしい。
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