【特別企画】

これまでの歩みを振り返る! 今からでもバッチリ楽しめる「原神」の魅力を総復習

サービス開始1年を迎え多数のコンテンツが追加&遊びやすく進化

【Ver.2.2「霧の海と謎の秘境」】

10月13日 配信

 miHoYoが手掛けるオープンワールドアクションRPG「原神」の魅力を2週に渡って紹介してきた今回の企画も本記事でラストとなる。特別企画第3回目となる今回は、これまでの歩みやサービス開始より1年を迎えたこれからについて語っていく。過去のアップデートでどういった要素が追加されたのかという点や、より遊びやすく進化した点などに関しても紹介する内容となっている。

 今から始める人にとっては過去を知るきっかけに、既に本作をプレイしている人はおよそ1年間の歩みを振り返るきっかけになれば幸いだ。

 「原神」はPCやPS4といったハードに加え、多くの人が所持しているスマートフォンでもプレイ可能なオープンワールド作品として2020年9月28日にリリースされた。非常にグラフィックスが美しく、アニメ風のキャラクターを操作して世界を駆け回れるタイトルとして話題を呼んだ。

 最初のキャラクターは総勢20人ほどだったが、現在では倍の40人以上が実装されているほか、広大なフィールドも追加された。ゲーム内のアップデートはもちろん、コラボグッズやコラボカフェを展開しているほか、オンラインコンサートなども実施。ゲームを飛び出し、様々な催しが行なわれている。

【【原神】テイワット冒険記念動画 一周年旅手帳】

 さて、そんな本作は細かな修正が適宜実施されているものの、およそ6週間(1カ月半)ごとにアップデートが実施される。10月13日に配信がスタートしたVer.2.2を含め、これまでに9回のアップデートが実施されてきた。基本的に新キャラクターの実装を中心に、新要素や新フィールドなど、様々な追加がなされている。

 アップデートは基本的に中国語での配信が行なわれ新要素がお披露目。翌週などにアップデートが実施されるといった流れだ。日本向けには中国語の配信と同時に「原神」の公式Twitter(@Genshin_7)がリアルタイムで内容をツイート。新情報の発表は本作を遊んでいるプレーヤーにとってある種のお祭りのようなイベントとなっている。

 プレーヤーたちが待ち望んだキャラクターの実装がアナウンスされると、告知後にキャラクター名がTwitterのトレンドに乗るなど、固唾を飲んで発表を待つのも楽しい。コンスタントなアップデートがプレーヤーを離さないのだ。

もちろん、アップデートが実施された際にゲーム内の「お知らせ」にて内容をバッチリ確認できる。

アップデートで変わったこれまでの歩みをざざっと復習!

Ver.1.1~1.4:新キャラクターに雪山、デートまで新要素がどんどん追加!

 ここからはアップデートの内容を大まかに振り返る。初のアップデートVer.1.1ではキャラクター4体の実装が一挙アナウンス。メインストーリーで颯爽と登場しピンチの主人公を救出するなど、ストーリー上でも大きな関わりを見せるイケメン貴公子「タルタリヤ」が早速追加となった。本作初のアップデートからタイムリーなキャラクターが登場ということで非常に驚きいたが、以降のアップデートも期待をまったく裏切らない新要素が追加されていくことになる。

 続くVer.1.2では待望の新フィールド「ドラゴンスパイン」が追加された。初の雪山のロケーションとなっており、寒さに凍えながらも宝箱す探索が楽しめた。現実の雪山は危険がつきまとうが、ゲームの中なら無茶がきく。12月末に行なわれたアップデートで、年末にかけて家の中でぬくぬくしながら雪山探索を楽しんだのもいい思い出。

 Ver.1.4では一部のキャラクターたちと様々なシチュエーションのデートが満喫できるデートイベントが追加。こちらは作中のアイドル「バーバラ」含め、4人のキャラクターとのオリジナルストーリーが楽しめるというもの。筆者も早速デートイベントをプレイしたがバーバラの心が掴めず苦戦。サイドストーリーのような形で各キャラクターの意外な一面なども描かれており、それぞれの個性にはまっていく。

 また、こちらはキャラクターの追加だけでなく、不定期に新シナリオの追加も行なわれている。男の子同士のデートも楽しむことができ、様々なプレーヤーに対応した新要素となっていた。

デートイベントでは会話中に選択肢を選び、それによってエンディング変化するためボリュームが大きい
ちなみにバーバラは時折YouTubeの公式動画などにも登場する。動きが超リアル。右のアンバーも動画内で本作について紹介してくれる

Ver.1.5:新プラットフォームやハウジングなど新たな変化が一気にきた!

 Ver.1.5では既存のプラットフォームに加えPS5版が堂々登場。PS5にはM.2 SSDが搭載できるため、ファストトラベルも一瞬で完了するなどハードのスペックを活かして本作を楽しめる。筆者は普段スマートフォン版をプレイしているが、試しにPS5版を遊んでみたところロードの早さに衝撃を受けた。

 さらに、ここではハウジング要素「塵歌壺」が追加。自分好みの庭をつくり好きなキャラクターの配置までできる。アップデートの発表の際はサラッとお披露目された要素となっていたが、これが遊んでみるとかなり細かな部分まで作り込まれていた。庭はもちろん家の中の家具まで細かく配置可能で、夢のマイホームを建設できる。しかし、筆者は美的センスが高いとは言い難く、殺風景な見た目に仕上がってしまった。やりこみ度合いが見た目に直結するため、手間暇かけた「塵歌壺」にフレンドを招待したり、スクリーンショットをアップロードしたりと自由度の高い遊び方が可能になっている。

ちなみに筆者の「塵歌壺」内の様子。デフォルトの建物が中央に位置しているが、そのほか、木が点々と植えられていたり、建物が無造作に配置されていたりと悲惨な状況。時間をかけて作り込みたいところ!

 そして待ちに待った大型ロケーション「稲妻」に関する情報が初公開された。改めて紹介すると「稲妻」は日本をモチーフにしたロケーションで、本作のフィールドはこれまで「モンド」と「璃月」の2つのみだったが、天守閣をはじめ和風の建築物が建つ新たな大型ロケーションとなっている。これまでメインストーリー内で名前が登場していたが、初めてコンセプトアートが公開。期待に胸が膨らむ発表となっていた。

稲妻の風景

Ver.1.6~2.2:待ちに待った大型ロケーション「稲妻」がついに実装

 Ver.1.6が配信された7月・8月の夏休みシーズンには一部のキャラクター向けに水着風の着せかえ衣装が登場。ここでは先程のデートイベントの際にも登場したバーバラ用の着せ替えが追加された。スクール水着をイメージしたかのような衣装で、購入も可能だが無料で配布を実施するというmiHoYoの本気を見た。

 そして大型アップデートとなるVer.2.0でついに「稲妻」が実装となった。稲妻に到着してすぐに城まで行こうとすると、なんとお縄に!主人公たちはストーリー上で目をつけられておりメインストーリーを進めないと天守閣付近へは行けない仕様となっていた。やっとの思いで辿りつた稲妻城は大きさの迫力はもちろんだが、現実の城のようにたくさんの塀や堀があったりとクオリティの高さに感心した。

 その後、1周年を迎えるVer.2.1ではイベントの実施に加えて釣り要素が実装。現行バージョンとなるVer.2.2に至る。プレーヤーを楽しませる変更以外にも、プレイフィールを改善する修正なども実施されており、およそ1年間でより遊びやすく改善された。

バーバラの着せかえ衣装。もちろん購入もできます
個人的にかなり好きな釣り要素。集中するため思わず画面を見入ってしまう
料理の種類もかなり増え、夜中にプレイしているとふいに飯テロをくらう

「原神」最大の魅力はなんと言ってもバトルと探索!

 配信開始より1周年を迎え、様々なコンテンツが実装された本作だが、バトルと探索が非常に魅力的だ。第2回でも紹介したが、元素を使ったバトルは唯一無二。巨大な敵に対しても炎と水、雷と氷など元素の組み合わせによってダメージが増加するだけでなく、敵が凍ったり感電したりといった現象を組み合わせたバトルが爽快だ。時には地の利を生かして戦うことも重要で、あえて敵を水辺におびき寄せて感電させたり、草原に火を放ったりと環境を有効活用することも鍵を握る。パーティーメンバーと入れ替えて、より有効な元素で攻撃したりと非常に奥深い戦闘が味わえる。

「元素」の組み合わせで大ダメージを狙え
現在開催中のイベント「謎境一騎」では専用のフィールドが用意されているため、あまり使わないキャラクターを使ってみるのもあり。腕試しができる

 一方、広大なフィールドや作り込まれた町並みの探索もあっという間に時間が過ぎていく。高低差を生かした雪山「ドラゴンスパイン」の探索では思いがけない場所に隠されたアイテムが眠っていたりと、一度訪れた場所も空から眺めると新たな発見が生まれたりする。また、日本がベースのロケーション「稲妻」には馴染み深い建物が並んでおり、現実では城の壁をよじ登ることはできないが、そういった遊び方も可能。これもまた、しっかりと建物が作り込まれているからこそ楽しいと感じ、屋根の上から見下ろす風景は非常に美しい。

 もちろん、ガチャで好きなキャラクターを揃えホクホクするもの、家具や建設物を揃えて自分だけのハウジングを楽しむのも、無限に素材を集めるのも良い。きっとお気に入りの楽しみ方が見つかるはずだ。

「原神」の建物として屈指の高さを誇る稲妻城の上から望む景色は絶景!

まだまだ進化を続ける「原神」

【【原神】公式PV『テイワット』メインストーリーチャプターPV-「足跡」】

 本作のストーリーをプレイしていると「スメール」や「スネージナヤ」など聞き慣れないフィールドの名前が登場する。これらは今後実装予定の大型ロケーションで、ゲーム内に実装されていないためアップデート待ちだ。公式のYouTubeチャンネルにて公開されている動画では今後実装されると思われるストーリーについて間接的に言及されている。まだ見ぬキャラクターのビジュアルも公開されているため、合わせて確認したい。

動画は複数のチャプターが紹介。現在実装されているのは3割~4割ほどと見られる

 まだまだとどまることを知らない「原神」。筆者もサービス開始以降ほぼ毎日プレイしているが、デートイベントやハウジングなどしっかり遊びきれていないコンテンツが多数存在する。期間限定のイベントも定期的に実施されるため、自分のペースで遊ぶのがベストだ。1人で気ままにストーリーを楽しむのはもちろん、時にはフレンドに頼ったりと柔軟な遊び方も可能になっている。ぜひ、自分のお気に入りのキャクターをゲットして、広大な世界の旅を楽しんでほしい。

本作のSwitch版に関してもリリース前より告知されているが新たな情報は公開されていない
公式Twitterで公開された「荒瀧一斗」に関しても実装が待たれる!