【特別企画】
「EGRET II mini」ついに実機が初お披露目! タテ・ヨコ画面の切り替えも自由自在
レバーやボタンの感触、そのほか便利機能を体験してレポート
2021年9月30日 17:48
- 【EGRET II mini】
- 2022年3月2日 発売予定
- 価格: 18,678円(税込)
タイトーが来年3月2日に発売を予定している、1978年に発売されて大ブームを巻き起こした「スペースインベーダー」をはじめ、同社歴代のアーケードゲームを40タイトル収録した卓上型ゲーム機「EGRET II mini(イーグレットツー ミニ)」が、TGS2021会場のハピネットブースにてプレイアブル出展された。
本機は、1996年に登場したアーケード用ビデオゲーム筐体「EGRET II」をポータブルサイズで再現したデザインになっていて、元祖「EGRET II」と同様にタイトルによってモニターを回転させて縦画面、横画面の両方に対応できるのが特徴。別売りの「イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット」を購入すると、さらに10タイトルを追加でプレイすることができる。
以下、筆者が会場で実際に本機を遊んだうえで気付いた点などをまとめてお伝えしよう。
縦、横画面の切り替えや、レバーの設定も簡単にできる便利機能も搭載
本機を手に取った第一印象は、手のひらサイズでとても軽いこと。縦スクロールシューティングゲームの「TATSUJIN(タツジン)」と、アクションパズルゲーム「パズルボブル2X」の2タイトルをプレイしたところ、サイズこそ小さいがレバーを動かすとマイクロスイッチに触れた感触もちゃんと伝わり、ボタンを連打しても本機が左右に揺れ動いたりせず、どっしりと安定していた。
時間の都合で、どちらのタイトルも1面しかプレイできなかったが、ビジュアルやサウンドも含めた移植再現度も特に問題ない印象。タイトルごとに最大3個まで、任意のタイミングでプレイデータをセーブすることが可能で、さらに「TATSUJIN」をはじめとする各シューティング、アクションゲームにはオート連射ボタンが標準搭載されているのも実にありがたかった。
では本機の最大の特徴である、画面の縦、横の切り替えはいったいどうやって行なうのか。その方法が今回の展示でついに判明した。
モニターのフレームを指で軽く押し込むと、モニターが手前に飛び出して左右に回転できるようになり、縦または横向きにセットしてからフレームを再び押し込むとモニターが固定されるという仕組みになっていた。詳しくは、以下の写真と動画をご覧いただきたい。なお余談になるが、モニターを押し込んだときの「カチャッ」という音と感触も実に心地よかった。
また、本機にはレバー操作を8方向と4方向に切り替えられるスイッチが搭載されているのも見逃せないポイント。いちいちコンパネ部分を開いて、レバーの部品を交換する手間が省けてたいへん便利だ。
なお、別売りの「イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット」を購入すると遊べる、「アルカノイド」など全10タイトルについては展示のみで、残念ながら今回のショウでは遊ぶことができなかった。タイトーのスタッフいわく「現在、鋭意調整中」とのことだが、発売が本当に待ち遠しい逸品だ。
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