【特別企画】
これは可能性の塊では? 「コリコラン」&「おしりリフレ」がゲーミングマッサージ環境を実現する
2020年9月4日 00:00
- 【コリコラン】
- 参考価格:21,980円(税込、Amazon)
- 【骨盤おしりリフレ】
- 参考価格:25,800円(税込、Amazon)
ゲームプレイとホビー関連諸作業で共通の悩みと言えば、肩こりと腰の疲れがある。いずれも集中力を削ぐ要因であり、また長く快適にこれらを楽しむうえで、なんらかの対策が不可欠な要素だ。
わかりやすい対策としてはボディケアがあるが、その時間がもったいない、めんどうくさいが新しい障壁として立ちはだかる。では“ながらケア”ができるならどうだろう? パナソニック「高周波治療器 コリコラン」、「エアーマッサージャー コードレス 骨盤おしりリフレ」はそんなワガママに最適なアイテムだという。今回は、実際にその2製品が“ながらケア”に向いているのか、プレイや作業中に刺激が気になったりしないのか。実際に装備してチェックしてみた。
装備している感がないけどちゃんと効いてる「コリコラン」
まず「コリコラン」は、“家庭用高周波治療器“というジャンルのマッサージ機器で、身体に貼り付けることで高周波パルスが血管を拡げて血行を促進させ、肩や腰などのコリを治療していくれるというもの。コードレス仕様になっており、ユニットは直径約33mm×高さ8.5mm、重量約6gと小型。バッテリーライフは最大48時間で“つけっぱなし運用”が基本になっている。約3時間の充電で24時間ほど動作するため、使い勝手もよい。また本製品はローバッテリーのアナウンスなどはなく、充電器が外した時点から動作を開始し、起動音などのサインもない。また、装着時は「高周波治療機」と効いてイメージするような刺激感は全くないため、つい充電と存在を忘れがちなのだが、寝る前に充電のリマインドをセットしておくといいだろう。
この手の製品の場合、着用時の刺激が気になりがちだが、「コリコラン」は9MHz帯付近を使用し、低周波治療器のような刺激感はない。今回、数週間ほど使用してみたが、刺激らしい刺激はなく、どちらかといえば装着しているのを忘れていることが多くあった。装着方法は付属の装着テープか、装着リングを使用して肌着やネックストラップに固定する2スタイルが想定されており、いずれの場合も、刺激感のなさからしばらくすると装着していることを忘れがち。それゆえ意識をそちらに持っていかれたりという邪魔にもならないので、まさに“ながら作業向け”というわけだ。
粘着テープは定期的な交換が必要になるほか、発汗により剥がれやすくなる関係上、繰り返しの使用に制限がある。よって、目立ちにくい形状であり、自宅や在宅勤務で着用時間と頻度が多くなるようであれば、装着リングの使用がオススメだ。
さて。効果に個人差はもちろんあるのだが、筆者ベースでのフィールを述べていく。「コリコラン」は低周波治療器のように短時間で効果を体感できる類いではなく、ジワジワと効いてくる傾向にあり、ストラップに固定して運用開始3日ほどで肩が軽くなりはじめた。慢性的な肩こりLvが高いためか、マッサージに行くと「お前の肩には鉄板が入ってんのか」と言われるほどだが、2週間ほどで自分でもわかるほど指が入るようになった点が驚きだった。上記しているように、刺激感はなく作業の邪魔にならないため、Game Watch及びHobby Watch読者にヨシである。
なお、実際テスト中にやらかしてしまったのだが、あまりの違和感のなさに肌着につけていることを忘れたまま、洗濯機に投げ込んでしまったことがある。ただ「コリコラン」自体は発汗によるダメージ回避のため、IPX7相当の防水性能を持つ。速やかに回収すれば、クリティカルに至る確率は低いのだが、これも使用上での注意点になるだろう。
またオフィシャルサイトには、とくに記載ナシだったのだが、腕にも効果的だ。キーボード操作やゲームパッド、マウスワークなどで意外とコリがたまりがちな部分へのアプローチにもよく、なんかこってると感じる部分にセットする使い方もアリだろう。ともあれ、効果が体感できるまでに時間がかかるため、一度レンタルサービスなどで試すのも良いと思う。
巻いてゴロゴロ、それだけで効くんだ「おしりリフレ」
ゲーム及びホビー作業時、多くの読者は座っているハズだ。そうすると腰やお尻、太ももあたりにコリや疲れが溜まる。また歩き回ったり、何かしら重い荷物の運搬などの疲れ対策にうってつけなのが「エアーマッサージャー コードレス 骨盤おしりリフレ」だ。ざっくりいえばマッサージ器になる。「コリコラン」とは異なり、グっと締め付けるような刺激というか圧迫感があり、その強弱でガッツリとマッサージ効果を得られるというものだ。とくにスタンドアロンではなかなかほぐしにくいおしりの筋肉をほぐせるため、座りっぱなしの我々にちょうど良い。
本製品は腰を包み込むような仕様になっており、腰痛でコルセットを巻いたことがあるならば、それの大型版をイメージするといい。サイズは1,260mm~1,300mm×420mm×55mmとなっており、巻き付け周囲は約800mm~1,100mmにまで対応する。腰に巻くものとしてはやや大きいのだが、これは太もものマッサージにも対応するためだ。
内側には装着ガイドラインがプリントされており、それに従ってお尻の位置をあわせ、腰にベルトを巻くするだけで装着完了。それから右側面にあるエアポンプ内蔵モジュールを操作すると、内蔵された14個のエアーバッグが動き始める。電源は単3形電池かACアダプター。バッテリーライフはカタログスペックでエネループスタンダードモデルまたは充電式エボルタスタンダードモデルを満充電時、1回約10分の使用で約12回とある。多くの諸兄等の部屋には、リサイクル単3形電池が余っているだろうから、気分転換用ならバッテリー駆動、長時間運用ならワイヤードでの使い分けが運用がベターだ。
マッサージコースを見てみよう。骨盤おしりカテゴリーには「しめつけ」、「もみほぐし」「ひきあげ」の3パターン、太ももカテゴリには「つぶしもみ」の1パターンがあり、全パターンにおいて「弱」、「中」、「強」の3段階の強度設定が可能だ。エアポンプを内蔵しているため、駆動音はそれなりにするのだが、気が散るほどの騒音ではない。どちらかといえば、動作過程で生じるエアー排出音が気持ちいいと感じる読者が多いと思われる。こいつ、動いてるな感がほどよい。
形状からも想像しやすいが、しっかり腰掛けたまま、腰部へのアプローチには非対応になっており、ソファーに浅く腰掛けたり、うつ伏せになったり、立ったまま使用する前提だ。また太ももに巻く場合は座ったまま使用でき、上下はどちらでもよく、マッサージをしたい側をほぐせる。いずれにせよ、ある程度の姿勢制限があるため、気分転換時が使用タイミングになるだろう。また付属品の「ほぐしパッド」は肘みたいな突起があり、本体と肉体の間に差し込むことで、気になる部分をピンポイントに攻められる。
というわけで、筆者の事例だ。上記した通り、座りながらは制限があるため、もっぱらスマホゲームのデイリー消化がてらに愛用していた。これは多くのスマホゲームのデイリーが10分以内に済むため、タイムカウントも兼ねられるからだ。もしくは、そんなにタイミングがシビアではないコンソールタイトルで。なぜかというと「強」が思った以上に「強」で気持ちいいのだが、さすがに気になってしまい集中できないためだ。ただ腰の疲れはしっかりと和らぐため、気分転換用としてもオススメしたい。
座っている状態では、上記したとおり、太ももへのアプローチが効果的と思われる。太ももの裏側は座りっぱなしだとコリがちで、血流も悪くなりやすい。これは太ももをほぐしてみると、足先が暖かくなり、血流の向上を体感できる。ただ太ももの裏側を手動でほぐすのはけっこうな作業であるため、この点を自動化できるのはうれしい。
「弱」であれば気になりにくいため、作業内容次第になるが常用可能だろう。作業中に邪魔と感じたら、腰にある電源ボタンを押すだけでよく、手間も少ない。ゲームについてはエイム時やRTSで健闘している際に邪魔に感じてしまったので、ゲーム時は封印して、最終的にビデオ会議やウェビナー、Excel作業時などのお供になっている。
”ながらマッサージで”コリを解してよりよいゲーム/ホビーライフを!
血流の向上はPerformanceに直結する。ゲームにしろホビーな作業にしろ、脳への酸素供給が大事だ。コリがないと単純に気になる要素が減って集中しやすくなるのもポイント。特に「コリコラン」は常着しやすく、かつ気にならないため、強くオススメしたい一品だ。
「骨盤おしりリフレ」はいくつかの条件があるものの、体験すると効果もわかるし、欲しいゲージが一気に高まる系になるため、量販店で試着コーナーがあったら装着してみてほしい。座りっぱなしが多い人ほど、便利に感じるだろう。