【特別企画】

PKは一日にして成る。思う存分敵を倒しまくれるMMORPG「ダークエデンM」を楽しむ方法

小規模戦から大規模戦まで、PKとして一人前になるまでのコツを伝授!

8月18日15時配信開始

 思う存分PKができるPKファンには堪らないMMORPG。それがグラビティゲームアライズが配信中のAndroid/iOS用ゴシックホラーMMORPG「ダークエデンM」だ。

 プレイヤーはスレイヤー(人間)とヴァンパイアという敵対しあう2陣営に分かれてプレイする。一部の安全エリアを除いて、鉢合わせたら問答無用で即PKという殺伐とした世界が楽しいMMORPGだ。少人数での小競り合いから、ボスの利権を奪い合う中規模戦、そして「聖典」と呼ばれる貴重な書物を奪い合う大規模戦まで、あらゆる規模の対人戦が楽しめる。

 MMORPGの対人戦と言えば育成に非常に時間がかかり、人間関係のいざこざもあり……といったようにPvPへのハードルが高いイメージがあるかもしれない。だが本作は1日もあれば一人前としてPvPができる親切設計、もちろん狩場への移動や狩りもバッチリオートでプレイ、さらに2Dなので小難しい視点移動などは不要と、対人戦へのハードルが非常に低いMMORPGになっている。最近の"平和な"MMORPGに満足できないハードコアなプレーヤー、そしてインスタントなPKを楽しみたいプレーヤーにオススメなのが本作だ。

 かくいう筆者も本作のハードコアな魅力に惹かれてプレイしている1人だ。クローズドβテストから大ハマリし、正式サービスでもガッツリとプレイしている。そのハマりっぷりは気がついたらヴァンパイア陣営のランキング上位に食い込んでいたほどで、敵対勢力にはそれなりに怯えられる存在になっていると思う。

 そんな筆者が今回読者の方にお伝えしたいのは本作のPKの魅力、そしてゲームを始めたときにどうすればPKを楽しめるかというポイントだ。

【『ダークエデンM』PV】

PKは一日にして成る!始めたその日に即PKするためのコツ

 さて、まずは早速思う存分PKをするための道のりを紹介する。

 何はともあれキャラクターを作成し世界に降り立つところからゲームが始まる。ここで作成するキャラクターは長い付き合いになるのでじっくりと選びたいところだ。

 ちなみに筆者はヴァンパイアの「ダークアイ」というクラスを選択した。魔法を使った遠距離攻撃職をプレイしたかったのがセレクトの理由だ。使用するスキルは範囲攻撃が強力なものが多く、ザコ敵を倒しまくる狩りでは非常に有用なキャラクターだ。

 キャラクターにはSTR、DEX、INTというステータスがあり、STRに割り振るとHPと攻撃力などが、DEXに割り振ると命中や回避などが、INTに割り振るとスキルダメージなどが上がる。どのステータスに割り振るのが正解か現時点ではわからないが、筆者は火力こそ正義、威力が重要と考えているのでほぼすべてをINTに割り振っている。装備などもダメージ重視で構成しているので、PKのときも相手に与えるダメージは大きい。どのキャラクターにもメリット・デメリットはあるのでじっくりと選びたいところだ。

「ダークアイ」は遠距離攻撃型のキャラクターだ。スキルに範囲攻撃が含まれており、多くの敵をまとめて倒すことができる
とにかくスキル威力重視でパラメーター、装備を割り振っている
範囲攻撃で敵をなぎ倒せるのが非常に強い。狩り効率が高いので成長も早く、対人戦でもダメージをバラまける

 そしてキャラクターを作成すると殺伐とした血で血を洗う戦場で降り立つ……のだが、最初からいきなり火花が飛び散る対人戦が繰り広げられるわけではない。まずはチュートリアルを兼ねたストーリークエストを進めながらキャラクターを成長させていく。

 基本的にはNPCの話を聞く、雑魚モンスターを倒してアイテムなどを集める、という繰り返しで難しい要素はない。またオートでクエストの場所まで移動することができたり、モンスターを倒す狩りもほぼ自動でできるのでストレスフリーに育成ができる。

 このクエストを進めていくと大体Lv40くらいまではスムーズに進んでいく。Lv40になると昇職(他のゲームでいうところのクラスアップ)を行なうことができ、キャラクターがワンランク強くなる。これでPKの準備は完了だ。大体1日もあれば十分到達できるだろう。

 ちなみに装備についてもゲーム開始時点、またレベルアップにあわせてもらえる装備が非常に強力なのでこれをベースに使っていけばOKだ。さらに上を目指すときは狩りで拾った装備や素材を集めて作った装備などを強化していくのがいい。ただし装備は一定値以上に強化しようとすると壊れる可能性があるので、壊れても良いように予備の装備を必ず準備しておくことを強くオススメする。

最初はNPCから受けられるクエストを順番に進めていけばOKだ

 キャラクターが昇職したあとはストイックにキャラクター育成を目指していくのだが、いくつかポイントがある。基本となるのは「デイリーミッション」のプレイだ。9種あるのだがまずこれを受諾してそれぞれをプレイしていく。装備を制作するなど意識しないと達成しづらいものもあるので注意したい。

 狩りをする際は「エリアクエスト」も忘れずに受諾しておこう。これは特定の敵を一定数以上倒すと報酬がもらえるというものだ。自分が普段狩りをするエリアの近くのモンスターのクエストを受諾すると良いだろう。

 また育成面で必ずこなしておきたいのは「仮想訓練所」というダンジョンのプレイだ。ここは毎日30分だけプレイできる安全地帯のダンジョンなのだが、獲得できる経験値が125%と成長しやすい環境になっている。この残り時間は毎日リセットされるので欠かさずにこなすようにしたい。

安全かつ経験値が美味しい「仮想訓練所」。毎日制限時間いっぱいまで籠もりたい

奇襲&弱いキャラクターを狙って倒せ!小規模戦のススメ

 それではお楽しみのPKについて見ていこう。まずはPKの基本のキ、小規模戦についてみていきたい。ここでは1人から2、3人程度までの対人戦を小規模戦として扱う。

 この規模の対人戦では基本的に奇襲を狙っていくのがオススメだ。まずはソロで狩りをしている敵対種族のキャラクターを探す。探し方のコツとしては敵モンスターのレベルを見る。例えば自分がLv42であればLv42以下のモンスターが出るエリアをマップで確認する。例えば「ドロベタMID」というマップはモンスターのレベルが最高でも39なので、狩りをしているキャラクターのレベルもそれくらいだと推測できる。

エリアに出現するモンスターのレベルから、集まってくるキャラクターのレベルを推測しよう

 大雑把にエリアの目星をつけたあとは敵種族を探していこう。ここでのポイントはマップを凝視することだ。敵対種族は赤い丸を金色で囲ったようなマークで表示されるので、フィールドよりマップを見たほうが見つけやすい。またマップで表示される範囲は狭めなのでマップを塗りつぶすような感覚でじっくりと敵対種族をサーチしていくのがオススメだ。そして一度敵対種族を見つけたときは重点的に巡回することをオススメする。というのもそこで狩りをするプレーヤーがいるということは、何らかのクエストの目的地であったり、テレポート地点である可能性が高いためだ。

 敵対種族を見つけたら持てる限りの全力で攻撃しよう。相手が放置していて同格または格下という条件が揃えばそれで殺せるはずだ。相手の方が格上だったり、反撃をされた場合は潔く諦めると良いだろう。というのもこのゲームはポーションの回復が優秀で泥沼の戦闘になってしまうことがあるのだ。不毛な戦いを続けるくらいならサクッと見切って別の敵対種族を倒しにいったほうが効率的というわけだ。

敵対種族を見つけたら全力で攻撃だ。相手が格上で倒せなさそうであれば引いて別の敵を探そう

 もう1つ有効活用したいのが「指名手配」という機能だ。これは味方種族のプレーヤーが敵対種族に倒されたときに使える機能で、要するに「敵対種族のこのプレーヤーに倒されたから誰か敵討ちをお願いします」という機能だ。指名手配されたプレーヤーを倒すと普段より多くの報酬を得られるというメリットがあり非常に美味しい。メリットはそれだけでなく、その敵対プレーヤーがオンラインかオフラインか、またオンラインの場合はどのエリアにいるかが表示されるのだ。さすがに細かい座標などまではわからないが、これだけでも十二分に強力な効果だ。どうしても憎くてしょうがないという場合は課金アイテムを使用することですぐそばにワープすることもできる。この辺りも有効活用して欲しい。

 筆者はこの両方を組み合わせて敵対種族をPKしていた。まずは指名手配を見てそのエリアをチェック、そして物足りないなと思ったら各エリアを巡回すると行った具合だ。もっとも原稿執筆時点では敵対種族の最高レベルでも48程度なので、そこまでのエリアはほぼチェックしていることが多い。

 システム的に敵対種族を倒すと階級というランクが上がっていったり、PKでしか手に入らないコインがもらえるのでPKをするとメリットがある。だが筆者がPKをしている理由はそこではない。1つは名誉だ。敵対種族を倒した数のランキングもあるし、ある程度プレイしているとゲーム内でも名のしれた存在になれる。そういった成長が面白い。

指名手配リストからは敵対種族のいる場所がわかったりワープできる。非常に便利だがあまり使われていない印象なのでぜひ使って欲しい

 最後に巡回のオススメ時間帯について紹介する。このスタイルでは基本的に放置で狩りをしているプレーヤーを狙っていくことを想定している。そのため相手が確実に放置しているタイミングを狙うと効果的だ。具体的にいうと深夜から早朝は鉄板の襲撃タイムだ。経験値をガッツリ稼げたと思って朝起きたらPKされていたというショックは相手に与える精神的ダメージが大きいだろう。

 またアクティブな時間でも決められた時間ごとに発生するイベント、例えばフィールドボスや討伐隊が始まる直前もオススメだ。というのも画面の前でプレイしている場合はこれらのイベントに参加するはず、イベントに参加しないということは画面から目を離しているというわけだ。筆者はこれらの開始・湧きが始まる10分前から巡回を始め、始まったらイベントに参加、その後念押しの巡回をを⾏うということを繰り返していた。

放置狩り中のキャラクターを狙うのが鉄板だが、追いかけて勝てそうであれば狙ってみるのもアリ。不毛な戦いになりそうだったら諦めよう

どさくさに紛れて攻撃してキルを狙え!中規模戦のススメ

 続いては中規模戦について紹介していこう。本作の中規模戦は主にフィールドボスを巡るやり取りから発展することが多い。

 フィールドボスとは一定時間ごとに決められたポイントに出現する強力なボスモンスターだ。1人や2人で倒せるような強さではないが、その分入手できるアイテムにも期待が持てるというモンスターだ。スレイヤーもヴァンパイアともに多くのプレーヤーが集まるので十数人規模の乱戦に発展しやすい。

 この規模の乱戦を戦うコツはレベルの低いキャラクターを狙っていくことだ。本作ではターゲットしたキャラクターのレベルや残りHPなどが表示される。そのため自分より格上のキャラクターは一切無視して、Lvが低いキャラクター、HPが減っているキャラクターを狙っていくのがポイントだ。

 また乱戦では敵キャラクターに倒されることもあるだろう。その際はきっちりと指名手配登録と、「HELP申請」というのを行いたい。指名手配は先程紹介したとおり自分の種族に討伐を呼びかける内容になる。若干のゲーム内通貨を消費するが種族全体のメリットを考えると使わない手はない。

 そしてHELP申請も同種族に復讐を呼びかけるものだ。指名手配との違いはリアルタイム性があることで、すぐに種族全体に通知が表示される。通知が表示されたらボタンを押すことで倒されたキャラクターのそばにワープすることができる。こちらもメリットがありHELP要請に応えたキャラクターにはコインが配布される。このコインを集めるとアイテムと交換できるので要請する側、される側ともにメリットがある。こちらも必ず活用していきたい。

フィールドボスではどさくさに紛れて敵種族を攻撃するのがポイント。もちろんボスに攻撃をするのも忘れないようにしたい
フィールドボスの場所へはボタン1つでテレポートすることができる。倒されてもすぐに戻って戦おう

マクロの視点で戦局を見て、ミクロの視点で動く!大規模戦のススメ

 最後が本作で一番大きな規模の対人戦「聖典戦」だ。聖典戦はこれまで紹介してきたタイプとはかなり異なるスタイルだ。小規模戦、中規模戦はどちらかというと個人レベルの殺し合いだが、聖典戦は種族対種族の総力戦になる。そのためルールも少し特殊になっている。

 聖典戦は週に1回専用のマップで行なわれる大規模戦闘で、時間内に一冊でも多くの「聖典」と呼ばれるオブジェクトを自分の陣地に持ち帰り守り切るのが目的だ。

 またマップにはいくつかリスポーンタワー(復活ポイント)が用意されており、このタワーの制圧も重要になる。制圧した復活ポイントからは自分の種族のプレーヤーだけが復活できるので、味方のメリットになり、相手の妨害にもなるのだ。

 そのため聖典を回収しにいく役割、聖典を運んでいるプレーヤーを守る役割、自陣にある聖典を守る役割、相手陣地の聖典を盗みに行く役割、リスポーンタワーを制圧する役割……など役割分担がカギになる。

 自分のキャラクターが強ければ敵を倒せば良いし、弱くても自陣の防衛でプレッシャーをかけたり、敵の裏をかいて復活ポイントの制圧を行うなど全体の状況を見ながら、個々がどうやって立ち回っていくかが重要になるのだ。

 様々な役割があるので一概には言えないのだが、基本的には地味な役割ほどやりたがるプレーヤーがいないので種族全体の役に立つことができる。例えば聖典を運んでいるプレーヤーの護衛や、自陣の防衛などが挙げられる。また味方が押されているな、というときは復活ポイントを制圧しにいくのも良い。特に相手陣地の方の復活ポイントを制圧できると敵陣の後方から挟み撃ちにすることができ、貢献度が非常に高い。

 聖典戦でのコツは全体を見て個々で動く、ということだ。極端に言えば敵対種族を倒すだけなら他のコンテンツでもできるので、聖典戦ならではの戦い方を楽しむのが良いだろう。

マップ中央に配置されている「聖典」を持ち帰るのが目的だ
倒されてもリスポーンタワーから復活できるのでここの制圧は非常に重要だ
地味だが本陣を守るのも非常に大切な役割だ

 今回はとにかく対人戦に絞ってご紹介した。「ダークエデンM」は対人戦だけでもこのくらい語れるほど、対人戦に重きを置いたゲームになっている。

 MMORPGの対人戦というとキャラクターが育つまでのハードルが高かったり、いざ対人戦をしようにもゲーム内の人間関係があり思う通りに戦えないということが多い。だが本作では種族間対立が明確になっているので、問答無用で倒しまくることができる。本作は一定のレベルから成長速度が鈍化するため極端なキャラクタースペックの差も生まれにくく、ハードコアながらもカジュアルという対人戦が楽しめる作品なのだ。

 筆者は離席している間に放置狩りをしてキャラクターを成長させ、起きた時、昼食を食べる時、仕事が一段落ついた時、寝る前……などなど細切れの時間でフィールドを巡回しPKをする。そうしたループが個人的に生活スタイルにマッチしていて、気がついたらランキングの上位に食い込むほどハマっている。そこまでに魅力的で唯一無二のMMORPGなのだ。