【特別企画】
謎しかない世界で美少女たちと戦う。「巨神と誓女」先行プレイレポート
DMM GAMESの新作は謎しかない世界で戦う、超やりこみ型の放置スタイルRPGだ!
2020年7月20日 18:00
- 7月21日 配信
- 基本プレイ:無料(アイテム課金制)
全貌が掴めない不可思議な世界で、なぜ存在するかもわからない謎の巨神に、どこから現われたかわからない少女たちを編成して戦う……。そんな謎だらけのPC/Android用RPG「巨神と誓女」がDMM GAMESから7月21日に配信される。
本作の世界観や物語は多くの謎に包まれている……というか謎しかない。巨神が徘徊する虚無(色の無いの世界)で、巨神との戦いを強いられる少女たち。「この世界は何なのか、巨神とは何か、少女たちが戦わなくてはならない理由」はゲーム開始時点では一切明かされることはない。
ただ巨神や少女たちのバックグラウンドにあるストーリーなどの断片はゲームを進めると徐々に明らかになっていく。そうして徐々に情報を集めていく。
そして本作のメイン要素は放置スタイルのバトルにある。文字通り放置していれば勝手に攻撃し、スキルを使い、戦利品を集めてくれる。バトルをプレイしないのになぜ面白いのか、という問いには、事前の準備が9割を喫す、戦略ゲーだからだ。
今回は配信に先駆けて本作をプレイすることができたので、レポートをお届けする。
謎しかない世界、自分なりの考察が面白い!
冒頭でも述べたとおり本作の世界は謎しかない。通常のゲームであれば「このゲームはこういう世界で、こういったことを目的としている」というゲームの大雑把なストーリーを最初に説明できるのだが、残念ながら本作はそういった説明が非常に難しい。
ただ言えるのは、謎だらけの世界で、巨神という敵対生物と、少女たちが戦うというストーリーだ。
この世界は一体何で、巨神とは誰で、少女はどこから来たかはゲーム序盤は明かされることはない。ただゲームを進めていくと少しずつストーリーの欠片が朧げに見えてくる。
例えば巨神と戦うと、「巨神の謳」というフレーズが発されることがある。例えば最初に戦う「騎士の巨神」には「そして この剣は 怒りに我を忘れた 自分への戒め」というフレーズがある。そうすると「文字通りこの巨神は騎士に関する何かで、怒りのあまり何らかのトラブルが起きたのではないか」という推測ができるという具合だ。
ただこの時点でも怒りに繋がった事象などは明らかになっていないし、何が戒めかわからないので、何が起きたんだろうなとプレーヤーは考える。その考察というプロセスが本作の物語の楽しみ方だ。
そして「巨神の謳」を⼀定数集めるとエピソードの全容が解放される。このエピソードを読むことで断⽚的に⾶び出したフレーズの意味や背景などが明らかになり、それがまた次の新しい謎に繋がっていく。
また少女たちにも記憶があり、関連する巨神と戦うとそれらを思い出すことがある。こちらも点だけでは情報が足りずに謎が謎を呼ぶが、繋がってくると少女たちの背景にあるものが少しずつ見えてくる。
こうして徐々に物語が明らかになっていくシステムは非常にユニークで面白いと感じた。
ひたすらにやりこめるゲームシステムに注目!
本作のゲームプレイ部分のメインは巨神を倒して素材を集める、素材を使って少女たちを成長させる、成長させた少女たちを編成してさらに巨神を倒す、という繰り返しが基本になっている。
少女たちの強化、正確には彼女たちが装備する「神器」を強化していくのだが、強化に使用する素材の種類はバラバラでお目当ての少女の強化をするためにはある程度狙って素材を収集する必要がある。巨神の種類によって入手できる素材は異なるし、巨神のレベルによっても素材は変化するので、それらを変化させながら育成していくのだ。
また巨神と神器には弱点や耐性という概念がある。文字通りにそれぞれの攻撃方法が相手に効きやすい、効きにくい神器が存在する。さらに神器を強化していくと「グリフ」を覚える。グリフは少女のカスタマイズ的な要素だ。
バトル中に発動するスキルグリフ、バトル中に自動で効果があるオートグリフ、少女のパラメーターを上昇させるパラメーターグリフという種類がある。グリフにはコストが設定されており、合計コストを超えない範囲で自由に組み合わせることが可能だ。スキルグリフを山盛りにして戦闘中に様々なスキルを発動させることも、パラメーターグリフを山盛りにして素の攻撃力や防御力を盛ることもできる。
それらを踏まえた上でどの少女を育成し、どんなグリフをチョイスし、どの少女を編成するか。ここが悩みどころであり、本作の魅力的な部分だ。
また素材は巨神を倒す以外にも入手方法がある。不要な育成素材を使って別の育成素材を獲得するという要素もあるし、ゲームをプレイしていない間に自動で育成素材を集めてくれるという要素もある。