インタビュー

「セガ3D復刻アーカイブス2」インタビュー Part1

ファンの皆様のアンケートによる熱意、要望で実現した「3D復刻アーカイブス2」

ファンの皆様のアンケートによる熱意、要望で実現した「3D復刻アーカイブス2」

パッケージイラストは「アーカイブス1」に引き続き、杉森建氏が担当! インパクト抜群の「パワードリフト」に登場するモヒカンキャラを中心に、収録作品のキャラクターたちが競争しているようなデザインとなっている。さりげなく左下から「獣王記」のクマが身を乗り出しているのがカワイイ

――今の段階ではまだ何とも言えないお話だとは思いますが、プロジェクトの第3期や「アーカイブス3」も目指せそうなのでしょうか?

下村氏:うーん、受注の段階では……ただ、いい感じに推移はしています。次のラインナップをより驚いてもらえるものにするためにも、ファンの皆様のさらなるご支援を頂きたい……というのが正直なところですね。

――下村さんからの、「個人的にこのタイトルをやりたい!」という作品はどのようなものがありますか?

下村氏:それを言っちゃうとね、奥成の「メイズウォーカー」状態になっちゃうので(笑)。具体的にはお話しませんが、僕の中にはいろいろとあるんです。エムツーさんとの相談になってきますけどね。皆さんに驚いてもらえるようなものも、2つ、3つは……。いい感じにできたらいいなぁと思ってます。

――「アーカイブス1」購入者の方からのアンケートでは、どのようなものが多かったでしょうか?

下村氏:まず多かったのは「パワードリフト」やりたい! 「パワドリ希望!」っていうものでしたね。それがもの凄く多くて、他には杉森さんのパッケージイラストが素晴らしい、というのもあって。それを見て、「パワードリフト」と杉森さんのパッケージが確定したという感じですね。

 アンケート項目に、そういう「続編で収録して欲しいタイトルは?」っていう枠があったわけではないんですよね。他の質問の回答の枠。その文字が書けるところに、それこそ聞いてないのに書いてくる。それはもう「やれっ!」ってことだなと。やるしかないですよね。

 それをエムツーさんと共有しつつ、「スケジュール厳しいとは思いますけど、ユーザーの皆さんが待ってますよー」って話して。エムツーさんを説得できた、最高のツールでした。

堀井氏:そうですねー。ホントに。

――その頃にはまだ「アーカイブス2」というものは影も形もなく。アンケートの要望や熱量が動かしたと言えるんですね。

下村氏:そうですね。あのアンケート集計の声がなかったら……。「アーカイブス2」はなかったでしょうね。もし、仮にあったとしても、ダウンロード配信タイトルをパッケージ化するという基本のコンセプトのみで、それこそ、まとめてちょっとお安く提供するというような。そういうものになっていたと思いますよ。

――なるほど。ファンの皆様の声で実現した「アーカイブス2」であり、新規収録であり、おまけ、さらにおまけのおまけ。こだわりと魅力たっぷりな1本になったというわけですね。

 もっとお話を伺いたいのは山々なのですが、残念ながら今日はお時間が厳しくなってまいりました。最後に下村さんから、ファンの皆様に一言頂けますでしょうか?

下村氏:はい。ファンの皆様に支えられてのこのプロジェクトで、引き続き、皆さんに驚きをお届けしていきたいと考えています。「アーカイブス2」は我々やエムツーさんの熱量のこもった作品ですので。ぜひともお手に取って頂いて、我々の想いを吸い上げてもらえたらと思います。

――楽しみにしています。ありがとうございました。

 今回はここまで。さらに濃い話が展開される怒濤のインタビューPart2は、「セガ3D復刻アーカイブス2」発売の直前に掲載予定!

To be continued.

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(山村智美)