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ゲーミングノートPC「GALLERIA RL7C-R45-4」レビュー
「FFXIV: 黄金のレガシー」を最高画質で遊べるAI PC時代のゲーミングノートPC
- 提供:
- GALLERIA
2024年7月31日 00:00
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」が7月2日に正式サービスを開始した。アーリーアクセスから開始した人は、そろそろメインクエストをクリアして、エンドコンテンツやサブジョブのレベル上げなど、思い思いのプレイを楽しんでいる頃合いだが、「黄金のレガシー」から新規で始めた人や、ゆっくりと進めている人でどのコンテンツも賑わっている。
筆者もメインクエストはクリアしたが、「黄金のレガシー」で導入された「第一次グラフィックスアップデート」で強化された美しい世界を冒険するのは楽しかった。「FFXIV」はどちらかというと軽いゲームで、スペックが低めのPCでも楽しめることに定評があるが、やはり綺麗になった世界は高解像度、最高品質で堪能したい。
そのために、手元の環境を思い切って一新したいと思っているなら、インテル Core Ultra 7 155HとNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載したパワフルなゲーミングPC「GALLERIA RL7C-R45-4」をぜひ検討リストに加えて欲しい。サードウェーブから発売されている本機種は、パワーとモバイル性、コストパフォーマンスを兼ね備えたバランスの良い一台だ。
今回は、「黄金のレガシー」のコンテンツを使って、「GALLERIA RL7C-R45-4」の性能を検証してみた。なお、ネタバレは公式生放送の「FFXIVプロデューサーレターLIVE」や、トレーラーなどで発表された範囲になるべく限定している。ストーリーや設定に関するネタバレは一切ないので、安心して読んで欲しい。
AI世代のCPU「インテル Core Ultra 7 155H」を搭載
まずは「GALLERIA RL7C-R45-4」のスペックを紹介したい。最大の特徴はCPUに「Meteor Lake」の開発コード名がつけられた3種のノート用CPUのうち中間の性能に当たる、インテルCore Ultra 7プロセッサーが採用されていることだ。Core Ultraはインテルが「過去40年間で最大の変革」と謳う最新のCPU。AI PC時代のために新しく設計されており、パワーと省電力性を兼ね備えているだけではなく、強力な内蔵GPUであるIntel Arcと、AI用のNPUが搭載されている。
GPUはGeForce RTX 4050 6GB Laptop GPU。4050というと、多少非力に感じるかもしれないが、このGPUはDLSS 3に対応しているので、ゲームがDLSS 3に対応していれば、アップスケーリング技術によって性能以上の高画質が可能になる。ちなみに、「FFXIV」はDLSS2に対応している。DLSSは下位互換性があるので、このGPUがあればデスクトップPCと同じ最高画質でゲームを楽しむことができる。ここは実際に検証してみたので、後述したい。
【GALLERIA RL7C-R45-4】
CPU:インテル Core Ultra 7 155H
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4050 6GB LaptopGPU + インテル Arc グラフィックス(CPU内蔵)
メモリ:16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2)
ストレージ:1TB SSD (NVMe Gen4)
光学ドライブ:なし
ディスプレイ:14インチ QWXGA+液晶 ノングレア 2,880×1,800ドット表示(120Hz)
サイズ:約317×235×21mm(幅×奥行×高さ)
重量:約1.8kg
OS:Windows 11 Home 64ビット
価格:229,980円(税別)~
https://www.dospara.co.jp/TC143/MC15026.html
本体は高級感のあるGALLERIAオリジナルデザインで、天板にはGALLERIAのロゴとマークが刻印されている。エアフロ―は底面吸気の背面排気。左サイドにも大きめの排気口がある。
インターフェースは、右サイドにACアダプタの電源、Type-AのUSB3.2(Gen2)と、65-100Wのパワーデリバリーに対応した、Thunderbolt 4、Type-CのUSB3.2(Gen2)が並んでいる。Thunderbolt 4とType-Cは、DisplayPort Altモードに対応しているので、この2つのポートと背面のHMDIを使うことで、最大3画面の外部ディスプレイ接続が可能。最大4画面のマルチディスプレイ環境を作ることができる。
左サイドには、microSD カードリーダーとTypeAのUSB 3.2(Gen1)とイヤフォンジャックがある。最近はType-Cが増えてきたといっても、手持ちのデバイスにはType-Aのものがまだまだ多かったりするので、Type-Aが複数用意されているのはありがたい。背面にHMDIと共にLANポートがあるのも嬉しいところだ。
ディスプレイは、最近流行の縦にやや長いQWXGA+。アスペクト比16:10の2,880×1,800。リフレッシュレートは120Hzのゲーミングモニターが採用されている。
キーボードは浅めのキーストローク。キーピッチは約19mm程度と広いので、手の大きな人でも打ちやすいはずだ。電源キーは、少し窪んだ構造になっており、意識的に押し込まなければスイッチのオンオフができないようになっている。押し間違って強制シャットダウンという心配が少ないのは個人的に最も気に入ったところの1つだ。
メモリはDDR5 16GBと余裕のあるサイズ。BTOに対応しているので、カスタマイズで最大64GBまで拡張することができる。ストレージは1TBのNVMe。「FFXIV: 黄金のレガシー」を快適に遊ぶための、推奨動作環境はSSD 140GB以上なので今後のアップデートのためにも余裕があるに越したことはない。こちらもカスタマイズで2TBまで拡張可能だ。
また無線Wi-Fiは最新の6Eに対応しており、ルーター側も対応していれば無線でも低遅延で高速な通信が可能だ。電源は自宅のスケールでは416gだった。
2種類の解像度でベンチマークをテスト
まずは「FFXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で、フルHDと、QWXGA+の2パターンでベンチマークテストを行なってみた。設定はどちらもフルスクリーン、最高品質。結果は以下のようになった。
フルHDではかなり余裕のあるスコア「とても快適」の評価。解像度の高いWQXGA+でも「やや快適」の評価が得られた。本機は、フルHD(1,920×1,080ドット)以上の解像度が出せるのがセールスポイントのひとつだが、WQXGA+(2,880×1,800ドット)でも、快適にプレイできるのは嬉しいところだ。
【FFXIV: 黄金のレガシー ベンチマークテスト】
サイズ | 解像度 | ベンチマーク結果 | 評価 |
---|---|---|---|
フルHD | 1,920×1,080 | 11693 | とても快適 |
WQXGA+ | 2,880×1,800 | 6139 | やや快適 |
グラフィックアップデートで変化した画質の差をチェック
ベンチマークはあくまでも目安なので、実際のプレイも試してみた。「FFXIV」は画質のプリセットが5つに分かれている。「最高品質」は負荷を気にせずとにかく画質最優先。「高品質(デスクトップPC)」、「高品質(ノートPC)」はそれぞれデスクトップとノートで綺麗にプレイしたいとき、「標準品質(デスクトップPC)」、「標準品質(ノートPC)」は画質よりもフレームレートを優先したいときといった感じだ。
いくつかのシーンでそれぞれのプリセットを比較してみたところ、最高品質は別格だが、高品質の2つ、標準品質の2つにはそれほどの差は見られない。つまり、ノートPCでは基本上から3番目の「高品質(ノートPC)」辺りを標準に考えつつ、スクリーンショットを撮る時など、どうしても画質が優先したいという時は設定を変えるというプレイであれば、GPUへの負荷が軽減されるはずだ。
まずは新しいプレイヤータウン、トライヨラで植物の違いを見てみた。最高品質では影の落ち方が自然で、木漏れ日の境界も自然にボケている。高品質の2つは、少し光の入り方のメリハリが強くなる。標準品質の2つは手前の草が消える。
オルコ・パチャにあるレリーフで岩の表現を見比べてみた。最高品質だと、岩の隙間や下部分の影がしっかりと入るので、立体感や重さをしっかり感じることができる。最高品質だと影の色が多少薄くなるが、大きな違いはない。標準品質では、レリーフの彫りが浅くなる。
最後にシャーローニ荒野に置いてある缶で金属の質感を見てみた。質感はそれほど変化しないが、標準品質では缶に落ちる木の影がカットされている。また、奥にある建物の窓の立体表現にも違いがある。
5時間の連続プレイでもサクサク快適
まだ「黄金のレガシー」が始まった直後ということもあり、サブジョブのレベル上げ、サブクエストやロールクエストの消化、装備集め、F.A.T.E.消化などなど、やることはいくらでもある。海の日の3連休には、毎日5時間以上、連続プレイに勤しみ、「GALLERIA RL7C-R45-4」を使い倒した。
ノートPCで長時間プレイをするとき、最も気になるのはやはり温度だろう。デスクトップPCほどのエアフロ―が確保できないため、今の季節、どうしても長時間プレイしていると温度が上がってしまう。
今回は負荷を上げるために、あえて最高品質、フルスクリーンでプレイしてみたが、この状態だとGPUの使用率が100%張り付きになっている時間が長く、GPUの温度も70度を超えてしまい、かなり気になるレベルでファンが回っていた。
これはノート用の冷却パッドなどを使って、外部から冷却性能をブーストすることで、快適さを維持することができる。冷却パットは数千円のものでも、使うと格段にプレイの快適さが上がるので、持っていないならノートPCと同時購入を検討してもいいかもしれない。
とはいえ、最高画質での長時間連続プレイでも、カクつくほどにフレームレートが落ちることはなく、インスタンスダンジョンから、始まったばかりの8人レイド「アルカディア」まで問題なくプレイすることができた。
「ヴァリガルマンダ討滅戦」と、「至天の座アルカディア:ライトヘビー級」でフレームレートをテスト
フレームレートの検証には、「ヴァリガルマンダ討滅戦」のノーマルと、始まったばかりの「至天の座アルカディア:ライトヘビー級」の1層を使ってフレームレートを計測してみた。計測にはフレームレート計測ソフトCapFrameXを使用し、フルスクリーンで「最高画質」、「高品質(ノートPC)」の2種類で各3回ずつ測って平均を出した。
結果は画質によるフレームレートの差は非常に小さく、DLSS 2の威力が発揮された形になった。最低フレームレートは低めだが、平均で見ればどちらのコンテンツも60fps以上でプレイすることができており、実際プレイしていてももたつきや引っ掛かりを感じることはなかった。
できるだけ綺麗な画面でプレイしたいのがファン心理!
今回はまだまだやることが多い拡張パッケージ序盤ということもあり、普段以上に時間をかけてたっぷりとテストすることができた。筆者は普段そこそこスペックの高いデスクトップPCでプレイしているので、あまりスペックによる画質の差を気にしていなかったのだが、今回改めて比べてみて、やっぱりスペックは正義だなと結論付けた。
開発チームが渾身の力を込めて作ったグラフィックスなのだから、ファンとしては最高の状態でそれを楽しみたいものだ。最新のノートPCならそれが可能になる。
現在は「黄金のレガシー」エリア以外ではまだテクスチャの解像度など十分でないところもあるが、今後既存エリアも随時修正されていくということだ。ぜひ「GALLERIA RL7C-R45-4」で、美しくなった「FFXIV」の世界を隅々まで体験してみて欲しい。
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※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。