「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

小型車で大逃走! 輸送機からダイブ! 黄金週間も「GTA」で決まり!

 ゴールデンウィークは満喫してるか!? 今年は最大9連休も可能な久々の大型連休なわけだが、こんな時こそ「GTAオンライン」を楽しむ絶好のチャンスだ。何しろ長期休暇なら今まで「GTAオンライン」に触れた事がなかった人が遊び始めても、毎日プレイすれば一気にレベルを上げられるし、最近触れてなかった人が久々にプレイして、一気に遅れを取り戻すチャンスでもある。

 そこで今回は、最新のアップデートに触れつつ、俺たちのクルー、“DTTS”で最近よく遊んでいる対戦ジョブや、レースなどについて紹介していくことにするぜ。

【著者近影】
最近では、俺の影武者として、赤ジャケットとスキンヘッドは同じだが、まるで「にせウルトラマン」のように微妙にネクタイの色違いの格好でプレイしてくれてるメンバーがいるんだ。命を狙われた時は影武者が身代わりになってくれるとはいい身分になったもんだぜ!

新車両がゾクゾク追加! 対戦モードは「ベスプッチ大作戦」がおススメ!

 前回の連載で紹介してからしばらく経つが、その間も「GTAオンライン」のアップデートは止まらない! 月に2回くらいのペースで、新車両や新たなルールの敵対モードが追加になっているんだ。

 いくつかの対戦用ジョブが追加になっているが、その中でもイチオシの対戦ジョブが、4月17日に追加になったばかりの「ベスプッチ大作戦」だ。4人でプレイする対戦モードで、シンプルに言ってしまえば、GTAオンライン流ドロケイってところだな。要するに、1人が犯人役、残り3人が警官役となって、警官が犯人役を追いかける。犯人側はマップの指定された範囲内にあるマーカーを全て回り切るのが目的だ。

逃げる側はイッシーレトロに乗って警官の乗るパトカーから逃げ回る。なお、ここで使うイッシーレトロは所有している場合は、カスタム車両が利用できる
警官側になるとひたすらパトカーでイッシーレトロを追い回す。なお、警官とはいっても車から降りれるわけではないので、特に捕まえる事はできず、車両でひたすら体当たりをしたり、道をふさぐなど、イッシーレトロの邪魔をすることしかできない

 時間制限が設けられていて、時間内に全てのマーカーを回り切れれば犯人側の勝ちとなる。警官はパトカーを駆使して犯人の車を必死に追いかけて、マーカーに近づけないようにガードし続ければ勝利だ。ただし、マーカーその物を警官は見ることができない。そのため、犯人の車の動きからマーカーの位置を予測しての立ち回りが重要になる。

 最初のうちはマーカーを見られる犯人側が圧倒的有利かと思っていた。ところが、いざプレイを開始してみると、警官はパトカーに乗るのに対して、犯人は小型の「ウィーニー イッシーレトロ」に乗って逃走する。加速、車両のサイズなどではパトカーに分があるため、もたもた走っているとパトカーのガードは崩せないってわけだ。

 そこで逆にイッシーレトロの小ささと小回りの良さを活かして、狭い路地を抜けたり、マーカーのところに向かうふりをして、違う方向に誘導しておき、一気にUターンしてマーカーのポイントに逃げ切るなどの工夫が必要になる。特に狭い路地裏をイッシーレトロで抜けるところにパトカーが無理やり突っ込んでくる様子は、正にルパンだ。こんな感じで双方が頭を使う車を駆使した頭脳戦ってことで、かなり盛り上がる事間違いなしだ。

【「ベスプッチ大作戦」、警官から逃げまくれ!】
【「ベスプッチ大作戦」、犯人を追い詰めろ!】

 もう1つのおススメは3月20日に追加になったレース「ホットリングレース」だ。いずれも山頂付近や、海上など、かなり上空に広大なコースが設置されており、近未来っぽいレースとなっている。コースの一部は特にガードレールなども用意されていないため、油断すると真っ逆さまに落下してしまうから、たとえコースが広くても油断は禁物だ。

 とはいえ、コースの作りその物はすごくシンプルなため、久しぶりにレースを走る人でもかなり走りやすい。勝負ポイントは加速帯の利用やスリップストリーム、低順位からの追い上げなど、駆け引きの要素も強いため、久しぶりにレースで遊びたい人の復帰戦にこそ是非おススメしたいレースだ。

チリアド山の山頂に設置されたコースを周回する「ホットリングレース:チリアド山」。コースの構造がシンプルな上に、走っているとチリアド山の山頂の一部が見える作りが俺のお気に入りだ
【加速が勝負の鍵、「ホットリングレース」】

 そんなわけで、今回の追加車両での俺のイチオシは「ベスプッチ大作戦」でも大活躍した「ウィーニー イッシーレトロ」だ。元々俺たちのクルー、DTTSにはこういうちっこい車が大好きなメンバーが非常に多い。かくゆう俺も販売開始を聞いたその日にログインして早速1台買ってフルカスタムしたところだ。

 イッシーレトロのかわいさを更に自分好みにアレンジできるカスタム項目の豊富さは魅力的だ。俺はルーフに荷物を載せ、カラーをイエローにすることで、劇場版ルパンっぽい感じにしてみたぜ。

 そしてうちのメンバーたちがイッシーレトロ限定のレースもいくつか作ってくれたので、そこを走り回って遊んでみた。

 以前うちのメンバーが「パント」向けに作った農場の用水路を無理やり走るコース「モニモニ大作戦」をイッシーレトロ向けに改良した「LiterarianJob モニモニ大作戦」や、今回のイッシーレトロを意識した専用コースとして作成された8の字レース「ミニにタコ8」、地下鉄の線路をコースとして利用する「ちびっこ大作戦」、街中の狭い場所をあえてコースに組み込んだ「ちびっこ大作戦2」など全7コースのプレイリストは、どれもイッシーレトロで走ると最高に面白い。小回りの利くイッシーレトロだからこそ走れる場所をうまく選んだコース揃いで、イッシーレトロをカスタムしたら是非挑戦してほしいコースだ。

地下鉄の線路内をコースにした「ちびっこ大作戦」。コンパクトカーならどれでもいけるが、イッシーレトロで駆け抜けるのが面白い
畑の用水路をイッシーレトロで駆け抜ける「LiterarianJob モニモニ大作戦」。イッシーレトロ1台走るのがギリギリくらいの狭さの用水路に複数台のイッシーレトロで突入するため、ハードなレース展開になる。ボールが転がってくるギミックには思わず爆笑だ
【畑の用水路を駆け抜ける「LiterarianJob モニモニ大作戦」】

今でも楽しい「オーバータイム大混乱」と「車両乱戦」

 クルーメンバーたちとの集合場所は、ロスサントス中央のカスタムショップ前が基本だ。新たに手に入れた追加車両を持ち寄ってカスタムによる乗り心地を検討したり、お互いのカラーリングを見せ合ったり、実際に試乗したりできるからだ。こうして互いに持ち寄った追加車両を存分に楽しんだ後は、実際に新車両をレースで使ってみたり、その時追加になった新しい対戦ジョブがあればそれを試してみたりする。

 追加のジョブなどが一段落したあとは、1度フリーセッションに戻り、再度街中をぶらついて遊んでいることが多い。ただこういうまったりしている時は、大抵誰かがうっかり住民を撃ち殺したり、ひき殺してしまい、警察沙汰になって、最終的に派手な騒ぎになる事が多い。こうやって書いてるとなんかドリフのコントみたいだな。

 とまぁ、暇を持て余した状況で再度俺たちがチョイスするのは、これまで何度か遊んできているが、やはり何度遊んでも面白い厳選のおススメジョブだ。今回はそんな俺たちの厳選ジョブを改めてここで紹介していくことにするぜ。

 まずはオリンピックでもブームになったカーリングをモチーフにした、車両をストーンに見立ててスコアを競う「オーバータイム大混乱」だ。

 今回久々に遊んでみたが、やはりプレーヤー同士の駆け引きが面白い。無難にスコアを稼ぎにいく人もいれば、あえて他の車両に向かって激突していく人もいる。そしてうまい人はパラシュート操作に長けていて、ある程度、場が落ち着いたところで、引っ掻き回しにくるのが最高にイライラするし、最高に面白い。チームバランスをうまく取るのが難しい面もあるが、何度やっても奥が深くて面白い対戦ジョブだぜ。

パラシュート付き車両でターゲット上にうまく着地し、着地の勢いのみで他の車両をとばしたり、自分の位置をより高得点のターゲットに配置するのが「オーバータイム大混乱」

 また、オーバータイム大混乱はパラシュートのテクニックは重要だが、車両の運転テクニックや銃撃戦のテクニックが必要ないというのも初心者や久しぶりのプレーヤーに向いていると感じるポイントだ。とにかくこの面白さは映像だけでは伝わらないので、ぜひやってみてほしい。

 なお、オーバータイム大混乱の中でも特に俺が大好きなのが「オーバータイム大混乱 3」だ。ここは着地ポイントが1か所しかなく、縦長の細い板が1枚置かれてるのみで、中央にいくほどスコアが高く、端に向かうほどスコアが低い。敵味方の車両が1か所に集中するため、よりトラブルやハプニングが起こりやすいところがお気に入りだ。

チーム戦となるため、自分だけが高得点を獲得してもトータルで負けてしまっては意味がない。One for Allの精神が大事だよねー
そもそもパラシュートの制御をミスってターゲットにまでたどりつかないと、相手の邪魔すらできずに水没する羽目になる。このスリリングな展開も「オーバータイム大混乱」の醍醐味だ

 そして、もう1つ人気の対戦ジョブが「車両乱戦」だ。パラシュートで空から落下して、地上に落ちている車両や武器を回収して他のチームをつぶしていく。一定時間が経過するごとに生存エリアが狭くなっていき、最後まで生き残ったチームがドン勝になるというルールだが、これもシンプルながら何度も挑戦したくなるジョブだな。

 ポイントは車両に頼り過ぎない事。車両の中は一見安全なようで、防弾設備が十分ではない車両だと逆に敵の格好のターゲットになってしまう。この辺は車両の状態を意識しつつ、ヤバいと思ったら早めに車両を捨てて、白兵戦で挑む方が勝率が高くなる印象だ。うちのクルーで戦っていても、最終的に勝つチームはその辺の見極めがうまいヤツらが勝利を手にしている事が多い。

設定されたエリアの中で、車両や武器を回収して1組だけが勝ち残れる「車両乱戦」。武器や車両の位置、さらには他のプレーヤーの位置までもが全てのプレーヤーに開示された状態での戦闘となるので、それを見越してどう戦略を立てるかがポイントだ

 また、最初の着地もかなり重要で、欲張って車両の近くに着地しようと狙いすぎるあまり、崖の上などに着地してしまい、そこから崖の底に落下して、戦闘する前に自滅するパターンも多い。というかぶっちゃけ俺がよくやらかすミスなんだが……

 あまり無理せずちょっと離れててもいいので確実に命を活かすように着地することを心掛けるだけで、車両乱戦はぐっと楽しめるようになるぜ。

俺はついつい武装車両に頼りすぎる傾向にあるようで、なかなか車両を離れないが、うまいプレーヤーは車両が近づいてくる前にうまく車両を離れ、直接銃で攻撃してくる。そうなると格好のターゲットになってしまう
着地に失敗し、仲間同士で始末しあってしまうの図……こういうことがないように着地ポイントには細心の注意を払わないと痛い目に合うぜ

貨物機「ボンブーシュカ」に車両を積んでテイクオフ!

 いつもならカスタムショップに集まる事の多い俺たちだが、最近はロスサントス国際空港の飛行場内に集まる事が多い。理由は簡単で航空機を使ってあれこれ遊んでいるからだ。特に最近では貨物機の「ボンブーシュカ」をメンバーの1人が購入したので、それを使って色々実験しているんだ。

 航空機は単価が非常に高いので、追加された新しい航空機を何でもかんでもポイポイ買うわけにもいかないため、いろんな情報を事前に調べて、これならフィールドでも色々遊べそうだと吟味してから購入する。

 ボンブーシュカと言えば、昨年9月に実装された、凶悪な武装が特徴の貨物機だが、格納庫には人や車を積載可能という純粋な貨物機としての側面もある。最近俺たちが試しているのは、人が乗ったままの車両をなるべく大量に積んで空を飛ぶという遊びだ。やり方は至ってシンプル。ボンブーシュカを着陸させて、後部の格納庫の扉を開いたら、そこにイッシーレトロなどのコンパクトカーを詰め込んで、扉を閉めて離陸するだけ。

ボンブーシュカに車両を収納し、離陸するとこの有様。機内はかなり激しく揺れ、車両が前へ後ろへと引っ掻き回される
格納庫の扉は飛行中でも開閉可能。そこで着陸直前に開けてもらって空中でボンブーシュカから脱出してみた。着地がうまく決まるとカッコいい

 俺もイッシーレトロでみんなと一緒に格納庫に乗り込んでみた。ボンブーシュカは速力も低く、非常にゆっくりした飛行の貨物機なので、格納庫に乗り込んだ俺らは外の様子もわからず、静かに運ばれていく姿を想像していたんだ。

 ところが現実は全く違っていた。なぜか車両の中に人が乗ったままで離陸すると、格納庫内はまるで嵐の中を飛んでるかのように、激しく揺れるんだよ。なんなら扉が閉まってるはずなのに、扉の方向に車両がズルズルと引き寄せられるなど、かなり荒々しい。そのため、車両に乗ってる人間はアクセルを全開にしてやらないと、車両が落っこちてしまいそうになるんだ。実際に落ちるわけではないんだが、そこで必死に耐える様子がなんだかとっても滑稽なんだ。

 何度かイッシーレトロを載せてフライトしてみたが、ボンブーシュカは飛行中でも格納庫の扉が開閉可能で、空中でも中から飛び出すことは可能なので、着陸する前に格納庫から飛び出したりもしてみた。あまり高度があると、車が爆発する恐れがあるが、ほぼ地面すれすれのところで飛び出したので、ちょっと転がるだけで無事に脱出できた。今度はここに飛行可能なバイク、「オプレッサー」を大量に積んで、空中で発進してみるなど、さらに色々挑戦してみたいと相談しているところだ。

 ということで、今回も「GTAオンライン」で色々遊んでみた。いつものことながら、日々「GTAオンライン」をプレイし、レースを作成したり、新車両や航空機などを購入して、俺に見せてくれるDTTSのクルーメンバーには感謝しかない。うちのクルー、DTTSは今でもメンバーが増えているというのも驚きだが、これも日々のクルーメンバーたちの活動の賜物といったところだろう。「GTAオンライン」でのプレイが物足りないと感じたら、ぜひDTTSに加入して一緒に遊んでみてほしい。新たな出会いがそこに待っている事は間違いないだろう。

【輸送機「ボンブーシュカ」から出撃!】
空を飛ぶボンブーシュカに、オプレッサーなどで空中着艦する実験をしようとしていたら、その前にボンブーシュカが離陸に失敗して木っ端微塵になるの巻