「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
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【元旦特別企画】最高にロックな「ドゥームズ・デイ」が来た! オススメ金稼ぎも紹介!
2018年1月1日 00:00
あけましておめでとう! いきなりだけど今年の正月も「GTAオンライン」で決まりだな! 何しろ12月に突然やってきた、超大型アップデート「ドゥームズ・デイ」があるからだ。まだやってなければ、今すぐこの記事を読んでやるべきだ!
今回のアップデートはかなり大規模で、しかも難易度が高いので、尻込みしている人も多いかもしれない。友達もやめちゃってるし、入りにくいな、という人も多いんじゃないか? 確かに「ドゥームズ・デイ」は連携や友達の援護が大事だ。だからこそ本格復帰し、仲間を募って飛び込んで欲しいぜ!
今回は俺が実際に「ドゥームズ・デイ」を遊んでみた感触や、進める上でのポイント、遊ぶために必要なノウハウなんかをざっと紹介してみることにする。ぜひプレイの参考にしてくれ。そしてもう1つ、クリスマスシーズンでの「雪のロスサントス」もレポートしちゃうぜ!
世界の危機は突然やってきた! 大型アップデート「ドゥームズ・デイ」
12月12日から実装を開始した超大型アップデート「ドゥームズ・デイ」。すでにレビューが上がっているので詳細についてはそちらに譲るとして、ここでは俺がプレイした感触を語っていくぜ。
今回の「ドゥームズ・デイ」は言ってみれば、2015年に公開された「強盗ミッション(Heists)」の続編とも言えるものだ。一連の作戦をコツコツと進めていくことで、ストーリーが進んでいき、結末に向かっていく「グランド・セフト・オートV(GTA V)」のメインミッションのような魅力がそこにはある。
「GTAオンライン」では単発の金稼ぎミッションがあり、それを繰り返しプレイしていくことでお金を稼ぎ、稼いだ金で新たな車両や装備を購入していくというのが基本スタイルだ。これまでも「極秘空輸」、「金と権力と野望」などの大型アップデートにより、密輸ミッションが遊べるようになったり、会社経営が行なえるようになったりと新たな機能が多く実装されてきたが、いずれもストーリーを楽しむというよりは、こうした金稼ぎをより効率的に行なえるようにするシステムだ。これらと比べると、金稼ぎに加えてストーリーをじっくり楽しめるのが強盗ミッションの醍醐味と言える。
しかも、今回の強盗ミッションはストーリーがよくできている。全3幕立てでボリュームもあるが、それを活かす形でストーリーの展開にも起伏を持たせてあり、各幕のラストでは毎回驚かされるような展開が待っているんだ。そうやって次々と謎が明らかになっていく展開を、自分が作成したキャラクターがカットシーンに組み込まれて流れていく感覚は、物語の主人公になった気分が存分に味わえて、VRとはまた違った意味での“没入感”が体感できるんだ。
各幕の構成についても、従来の強盗ミッション以上に、これまでの「GTAオンライン」の集大成とも言える作りになっているのも面白いところだ。今回の強盗ミッションでは幕ごとに複数の調達ミッションをクリアし、それぞれの準備ミッションがプレイできるようになる。そして全ての準備が整ったところで各幕のファイナルミッションに挑戦してその幕をクリアする仕組みだ。
これらのうち、準備ミッション以降は通常のミッションと同様にロビーに参加可能なプレーヤーを集めてプレイする従来の「GTAオンライン」のスタイルだが、調達ミッションに関しては複数のプレーヤーが同時に参加するフリーセッション上でのプレイが必須となる。
レビューでも触れられていたが、フリーセッション上にはPKを楽しみに参加しているプレーヤーも少なくない。こうしたPKたちの妨害を敵として想定して作られているのが調達ミッションの最大の特徴だ。フリーセッション上で定期的にプレーヤー同士で競い合う「フリーモード」の概念を導入したとも言える作りで、実に「GTAオンライン」らしいな。
しかも調達ミッションの目標物を手に入れると、広帯域シグナルが発動し、ご丁寧にセッション内の全プレーヤーたちに調達ミッションの動向がアナウンスされるなど、PKをやる気がなかったプレーヤーすら煽っていくスタイルは、PKをやってもペナルティがない「GTAオンライン」ならではのシステムとも言える。最高にロックだぜ。
ここでの対策として活きてくるのが、過去のアップデートで利用可能になった、「会社経営」のCEOや「バイカー」アップデートで追加になったモーターサイクルクラブのプレジデントになって、仲間を配下に加えてグループで行動するスタイルだ。PKたちは基本的に単体で動くプレーヤーを狙う傾向にある。たまに複数人のグループで動くところに突撃してくるイカレたヤツもいるが、複数の仲間で挑めば単体のPKを仲間が阻止している間に、調達ミッションの物資を逃がすなど、色んな作戦が建てられる。勿論、仲間にPKとの戦いが得意なヤツがいるなら、そいつに一騎打ちしてもらって、その隙に調達を進めるという作戦もアリだ。
今回はクルーメンバーの1人がPKに立ち向かってくれたので、仲間みんなでPKに賞金を賭けまくる事で応援するみたいな遊び方で盛り上がった事もあった。ちなみにその後、PKから個別に「参りました」というメッセージが届いたというエピソードを聞いた時は爆笑だったな。
ちなみにこのようなフリーセッション上でPK対策に有効な車両としておススメなのが今年の8月のアップデートで実装された「HVYナイトシャーク」だ。何しろ耐久力がハンパないので、数発のミサイルくらいなら平気で耐えてくれるので、目的地まで逃げるのには最適な車両だ。
クルーメンバーに聞いたところによると、最近のPKたちはミサイルを武装可能な上に空も飛べて、小回りも効くあのヒーローバイクの「オプレッサー」を主要装備にしており、軽快な移動と凶悪な武器を手にしているようだ。ミサイルの弾が当たったくらいでは泣かない武装が必要と考えると、ナイトシャークはかなりおススメの車両だ。
また、今回の「ドゥームズ・デイ」はこれまでのミッションと比べても難易度が非常に高い。具体的に言うと敵がやたらと固いんだ。実際にやってみると敵への弾は間違いなく当たっている筈なのに全然倒れない。ゾンビか! とツッコミを入れたくなるくらいタフな奴らが相手となるので、バトルはかなり激しい物になる。
ただ、今回の強盗ミッションでは失敗した後の再開ポイントがかなり細かく設定されているので、ある程度進めて失敗した場合も、それなりに納得できる場所からの再開となっており、失敗しても諦めずに「クイックリスタート」を繰り返して、慣れていけば進められるようになっている。正に俺がいつも言ってる「死んで慣れろ」が実行しやすい作りになっているので、最近ご無沙汰だったプレーヤーや新規プレーヤーも安心して挑戦できるぜ。
おススメの金稼ぎは? 今更なんて言わずにCEOやろうぜ
今回の「ドゥームズ・デイ」は非常に魅力的なコンテンツだが、初心者や久々に復帰したメンバーたちの頭を悩ますのは恐らくカネの問題になるだろう。何しろ開始する条件が基地物件の購入で、その物件も最安で150万ドルくらいするので、それを聞いただけでやめてしまう人も多そうで心配しているんだ。
もちろん「ドゥームズ・デイ」をクリアすることで報酬も手に入るし、今回追加になった車両の割引もある。先行投資のために150万ドルとちょっとの金を事前に工面しても決して損はしない。
とはいえ、「GTAオンライン」の通常のミッションはあまり金稼ぎの効率がよくないため、先立つものが用意できないと嘆いている人には是非試してほしい金稼ぎの方法があるんだ。それが「会社経営」だ。
会社経営は会社を興してCEOになることで、車両を調達して販売するビジネスを行なう事ができるようになる。これの報酬がかなり高額で、調達する車両さえ上等な物なら20分くらいで10万ドルが稼げてしまうんだ。クルーメンバーに言われて半信半疑で1回やってみたら思いのほか簡単に稼げて驚いたぜ。
しかも仲間がいるならその仲間にも手伝ってもらうことで1度に大金を稼ぐことも可能だ。うまくやれれば短時間のうちに100万ドルなんてあっという間に稼げてしまう。方法は至ってシンプル。まずCEOになって会社に出社し、デスクのパソコンを使って車両調達を開始する。その後、車両販売を実施することで10万ドルが手元に転がり込んでくる。車両販売では車を届ける前に自分の倉庫内で販売車両をカスタムしてやる必要がある。カスタムその物は無料で行なえるが項目が多いので、てきぱきと進めないと時間がもったいない。
ただし、この方法はかなりメジャーなので妨害者も多い。人が金を稼いでいることが気にくわないのか、積極的に妨害されるんだな。このためセッション検索を繰り返し人がいないセッションには入れたら売りに行くんだが……今度はNPCの妨害がはいるんだよ。車が傷つくともうけも大きく減ってしまうし、簡単には金は手に入らないって事だな。ここは慣れと仲間の協力で乗り切って貰いたいところだ。え? CEOになるための資金がないって? そういう人は……CEOやるための会社物件もセットになっている、新規プレーヤー向けの「犯罪事業スターターパック」があれば、始めることができるぜ。
まぁそれ以外にいい金稼ぎの方法も紹介しておこう。特に「ドゥームズ・デイ」をこれから遊ぶつもりの人の金稼ぎにいいのは、他のプレーヤーの「ドゥームズ・デイ」を手伝う事だ。フリーセッションにいると結構頻繁に強盗への招待が飛ぶようになっている。これに参加して金を稼げば、腕も磨けて、自分がやる前に強盗の攻略も体で覚えられて、一石三鳥だろ?
ちなみに、今回のアップデートで大量に車両や航空機が追加されているが、個人的に買っておきたいのは、やっぱり未来感溢れる空飛ぶ車の「デラックソ」と個人用ジェットパック「マンモススラスター」だな。とはいえどちらも300万ドル以上する高額商品なので、強盗ミッションはともかく、やはり金稼ぎは重要だ。
慣れてくればテンポよく金が稼げるので、こうやって「ドゥームズ・デイ」への資金を稼いで、是非あの衝撃の展開を体感してみてくれ。
俺たちのクリスマスは山へと海へと大はしゃぎ
日々強盗ミッションに明け暮れていたら、気が付くとロスサントスに雪が降りだした。毎年恒例の「GTAオンライン」の風物詩だ。この時期になると、マンションの部屋などにツリーが飾られ、開ける事のないプレゼントが山のように積まれるのが恒例だが、アップデートとともに年々キャラクターの居住スペースが増えているので、飾りつける側も大変そうだ。
今年のクリスマスに笑わせてもらったのは、飛行要塞の「アベンジャー」だな。こいつは倉庫内にプレーヤーが入る事ができるんだが、普段は車両が搭載されたり、タレット操縦用のコンピューターが並ぶなど、物々しい雰囲気の船内なんだが、やたらと派手なクリスマスの飾りつけで賑やかになっていたからだ。確かにパーティ好きなアメリカ人っぽい雰囲気は出ているが、やりすぎだろ。
今回はクリスマスに集まったクルーメンバー全員で、強盗ミッションの合間に、チリアド山に登ってみることになった。チリアド山にもいい感じで雪が積もってるので、車両で登頂を目指したりしてみたんだ。とにかく雪の山道はよく滑るので車もいい感じでスリップしてずるずる落ちてくるし、バイクはスムーズに走れない。そんな苦難を乗り越えて登った山頂にはいい感じの月が出ていて、テンションは上がりまくりだ。なんだかんだで「GTAオンライン」の景色は最高に気持ちいいんだよな。
続いてはサンタコスプレだ。これも例年の風物詩でクリスマスまでの期間限定で購入できるようになっているのが面白い。今年のコスチュームはこれまで以上に大幅に増えまくっていて、色んなコスチュームに着替えてワイワイやるのが面白かった。クリスマス期間が過ぎると一部のコスチュームは使えなくなってしまうので、今度のクリスマスは是非みんなで遊んでみてほしい。
そして最後はスキューバダイビングだ。今回のアップデートで新たに追加になったコスチューム「スキューバ」では、なんと装着すると海の中を無限に泳いでいられるようになる。これまでも水中で息ができる「リブリーザー」があったが、こちらは利用時間に制限があったのに対して、スキューバのコスチュームでは無限に水中で息ができる。他にもライトを装備しており、かなり深くの海中まで潜ることができたのには驚いた。ただし、潜れる深度には限度があり、潜水艇などが潜れない領域に無理矢理潜ろうとするとダメージを受けてしまうので、注意が必要だ。
それにしても、こうしてのんびりと海中散策をしていると、海中のエリアの作り込みも見事な事を改めて思い知らされる。魚も泳いでいる場合があり、特に何かできるわけではないが、このような芸の細かさにはいつも感心させられる。
ということで今回もうちのクルー「DTTS」のメンバーたちにはとても世話になった。俺の気まぐれで思いついた遊びにも喜んで集まってくれるメンバーたちの存在は本当にありがたい。やっぱり「GTAオンライン」は仲間を集めて遊ぶのが一番面白い。勿論それは他のMMO RPGなどのオンラインゲーム全般で言える事だが、見知らぬプレーヤーの多くが敵になる可能性を秘めた本作の場合、クルーなど信頼できる仲間を集めて遊ぶことが何よりゲームその物の魅力を更に高めてくれるように感じる。
もし身の回りにいい仲間がいなければ、うちのクルー「DTTS」はいつでも門戸を開いて歓迎するぜ。細かいルールも特にないので、ゲームがプレイできる普通の大人であれば遠慮なくメンバーに一声かけてもらって、一緒に遊んでみてくれ。
とにかく「GTAオンライン」の世界はこのロスサントスの大地にやってこないと始まらない。「GTA V」を持ってる人ならすぐに来られるので、まずはここにやってこい。話はそれからだ。2018年もアップデートなどがあったら全力で追っかけていくので、今年もよろしくな!
(C)2017 Rockstar Games, Inc.