「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
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「極秘空輸」実装で航空機カスタムに対応。新敵対モード「車両乱戦」でチームバトルの大熱戦
2017年9月8日 13:41
今年の夏は雨が多かったり、涼しい日が続いたけど、ロスサントスの熱さは増すばかりだ! 前回のレポートからわずか1カ月しか経っていないのに、様々な要素が追加されるアップデートが続くもんだから、「GTAオンライン」のプレーヤーである俺たちもなかなか多忙な日々を過ごしているぜ。
今回の注目は、8月30日に実装された「極秘空輸」アップデート。ついに航空機類のカスタムが可能になったんだ! これまでも様々な兵器や車両が実装されてきたが、ついに航空機にもカスタマイズ要素が追加されたぜ!
今回は新たに追加された「極秘空輸」アップデート、そして新対戦モード「車両乱戦」を動画も交えてレポートするぜ。
ロンと一緒に荒稼ぎ! 格納庫を購入して挑む「密輸ミッション」
「密輸ミッション」を開始するには、まず空港内に新たに設置された巨大な「格納庫」を購入する必要がある。購入するには以前紹介した「地下秘密基地」などと同様、ゲーム内のネットの“抵当物件”から購入できる。格納庫はマップ南のロスサントス国際空港と、西側のザンクード基地内にあるものが用意されている。この格納庫を買うことで飛行機のコレクションやカスタマイズ、「密輸ミッション」ができるようになる。
空港とザンクードどちらがいいか? オススメはザンクード基地内のものだ。ザンクードの格納庫を購入した場合、ザンクード基地内に“手配度”がつかず入れるようになるのだ! これまで特定のミッションを除くとどんな理由があろうともザンクード基地の敷地内に1歩足を踏み入れた途端に、一気に星4つの手配度が付き、蜂の巣になっていたが、ザンクード内に格納庫を購入することで、基地内を自由に歩き回れるようになる。
ただし武器を出してしまうと、手配されてしまう。これに気をつければ、最近は難しくなっていたジェット戦闘機「レーザー」も安全に盗めるし、通常は入れないところを闊歩できるというのはそれだけで気分がいいもんだ。ただし……空港の格納庫は120万ドルくらいで買えるんだが、ザンクードの格納庫は300万ドル以上するんだな。こういう時にマメに金を貯めてるプレーヤーたちは遠慮なく最高の環境が手に入れられるわけだが、復帰プレーヤーは自分の財布と相談するのも良いだろうな。
さて、格納庫を購入してその場所に行ってみると、ロンが登場して、密輸ミッションに関する説明を行なってくれるカットシーンが入る。「グランド・セフト・オート V」本編にて主人公の1人、トレバーをフォローをしていたさえないおっさん、ナーバス・ロンだ。彼が登場し、一緒に密輸業を運営していくことになる。ロンはスパイだの陰謀だのふざけたことを言っているが、格納庫内の警備の人間を始末するなど、その実力は計り知れない。彼をパートナーにして密輸ビジネスを進めていくんだ。
密輸ミッションの流れは非常にシンプル。格納庫内に設置されているコンピュータを利用して、薬物や宝石など、街中の指示された場所からこれら物資を金も払わずに強引に“輸入”し、それを格納庫に持ち帰ることでこれが“在庫”となる。在庫ができたらそれを購入する客相手に“販売”する。取引は簡単に成立するので、あとは輸送用ヘリなどを使って、大事なお客様に品物をお届けするだけだ。これを繰り返すことでシンプルな作業ながら効率的に金が稼げる仕組みになっている。
格納庫に入るのは基本的に本人のみだが、周囲にいるフレンドやクルーのメンバーを呼ぶことができる。また、「製造拠点ミッション」の時に追加されたMC(モーターサイクルクラブ)プレジデントになれるなら、予めこのプレジデントになって連れていきたい仲間をMCメンバーにしておくことで一緒に格納庫に入ったり、密輸ミッションを協力して進められるようになる。密輸ミッションは規模が大きいので、クルーの協力は大変ありがたい。
注意が必要なのは、密輸ミッションは通常のミッションと異なりフリーセッション上でプレイすることになるということだ。そう、つまり他のプレーヤーがこうした密輸の邪魔をすることができるのだ。俺が実行した際には幸運にもこうした妨害はなかったが、クルーメンバーが密輸ミッションを楽しんでいた時には何度かセッション内の他のプレーヤーに邪魔されて失敗が続いた事もあったそうだ。何しろ動きの鈍い輸送機を飛ばすので、こうなると対策は複数のプレーヤーで協力して、別動隊の防衛チームを用意して妨害を阻止するしか方法はない。俺が密輸ミッションをする際にはクルーメンバーたちが協力してくれて、常に他のプレーヤーの動きに監視の目を張り巡らせ、情報交換しつつ進めた事も妨害にあわずに済んだ要因かもしれない。
格納庫にはこれまで飛行機やヘリを購入しているプレーヤーなら、それらを1度呼び出してから格納庫に持って帰ることでこれらを収容しておけるようになる。そして最も驚きなのは格納庫に収容した航空機は、格納庫にカスタムワークショップのオプションを導入することで、カラーリングの変更など、手持ちの航空機をカスタムできるようになることだ。車同様追加武装などもできるようになった。
そして購入可能な「新機体」も7機種追加になった。今回追加された新機体をざっと眺めて、その中で俺が購入してみたいのは「LF-22 スターリング」だな。まだ現物を見ていないが、何しろロケットを搭載した高速ジェット機で、オプション装備でホーミングミサイルなどが追加可能と、スペックを見るだけでもかなり凶悪な兵器なのがわかる。
また、可動ギミックのカッコよさで気になってるのが、今回クルーに乗せてもらった「マンモス トゥーラ」だ。通常は横向きのプロペラ部が縦向きに変形し、垂直離着陸や水上着陸が可能というそのギミックの動きだけでも見ていて鳥肌が立ったぜ。しかもJATOブースターを装備することでより短時間で離陸できるというギミックも楽しい。実際に乗ってみても4基のプロペラによる離着陸は安定した動きで、久々に飛行機に乗った人でも手軽に乗り回せそうだ。
以上、一通り「密輸ミッション」についてチェックしてみたが、単なる新しいプレイスタイルの追加というだけにとどまらず、シンプルで効率の良い金稼ぎの仕組みは見事だ。これだけシンプルなやり方で金が稼げるとあれば、久々にやってきた人でもあまり臆する事なく、再度金稼ぎを楽しもうという気にさせてくれる。
しかも、そこで稼いだ金を使うために用意されたのが、これまで以上に高性能な新しい航空機とくれば、ガッツリ密輸ミッションをぶん回して金を稼いで新たな飛行機を買いたくなるってもんだ。しかも既に購入済みの物も含めて全ての航空機が自前の格納庫に収容可能になった上にカラーリングなどのカスタマイズまでできるので、金が稼げるまでは取りあえず手持ちのヘリや飛行機を収容して楽しめるのもうれしいところだ。
ここ最近の大型アップデートはこちらの予想を遥かにに越える規模の物ばかりだが、今回の「極秘空輸」も当初の想像以上にこちらを驚かせる魅力が満載のアップデートになっていることは間違いない。
「GTAオンライン」で「PUBG」? 武装車両や兵器を回収して戦う敵対モード「車両乱戦」
今回追加になった敵対モードは「車両乱戦」シリーズだ。これは複数チームにわかれたプレーヤー同士が飛行機から舞台となるエリアにパラシュートで降下、その後エリア内に点在する武装車両に乗り込んで、戦うという変則的なチームバトルだ。戦いのエリアは時間が経過するごとにだんだん狭くなってくるため、常にエリア内に残りつつ、敵チームのプレーヤーを殲滅していく。エリア内には武装車両以外にもロケットランチャーやグレネードランチャーといった強力な火器も落ちているため、こうした武器や車両を駆使して他チームとの戦闘を有利に進めるかが勝負の肝となる。
一通りのステージを試してみたが、運の要素もあるが、何より重要なのが戦闘車両のチョイスと仲間たちとの連携だ。多くの車両は「ハーフトラック」や「テクニカルアクア」など武装されているが、1人では攻撃できない物が多いからだ。こうした車両しか見つからない場合、仲間を呼んで一緒に行動し、1人が銃座に乗って攻撃を担当する。そして車両の中には攻撃機能のない物も多く、そうなるとなる逃げ回るしか手がなくなる。
そのため、基本的には戦闘車両に乗り込んで戦うのがメインだが、人数が足らず1人で車両に乗り込んでいる場合や、エリア内の地形次第では、車両を降りて白兵戦で迎え撃つ戦略も有効だ。実際クルーメンバーの何人かは白兵戦に挑んでいたが、狭い地形を逆に利用して、車両が入り込めない場所に潜り込み、車両が動けなくなってやむなく車両を降りる敵の兵士たちを次々と各個撃破していった。その様子は戦争映画のワンシーンのようでカッコ良かった。
1度殺されるとそのラウンドは復活できない、ラスト・チーム・アライブ方式なので、死んだあとは他のプレーヤーの様子を眺めることになるが、時間ごとにエリアが狭くなる仕掛けがあるので、1ラウンド毎にかかる時間はそれほど長くない。車両乱戦で登場する武装車両は最近追加された比較的新しい物が多いので、序盤で志半ばに倒れても、他のプレーヤーの動きを研究しつつ、新型車両の動きをチェックしたりするのも面白い。実際、何度も観てるうちに後輪がキャタピラになっている「ハーフトラック」などは追加された当初はあまり興味がなかったが、デザインがカッコいいので見ているうちにほしくなってしまった。
以上、一通り今回新たに追加されたアップデートをチェックしてみたが、「極秘空輸」は今年の大型アップデートの本命とも言える大掛かりなアップデートだった。特に巨大な飛行機までカラーリングを変更できるカスタマイズはカラーリング次第では個性も出せるし非常に面白い。しかもこれまでに購入した手持ちの航空機をいじれるという点もポイントが高い。過去に飛行機やヘリなどを一通り買ってみたはいいけど、その後使い道もなく眠ってしまっている人も多いと思うが、これを機会に再度こうした機体を自分流にカスタムしてカッコよく仕上げて飛び回るのも面白そうだ。
今回もプレイの際にはうちのクルー「DTTS」のメンバーたちにたくさん世話になっちまった。特に敵対モード「車両乱戦」などは4人ずつ2チーム対戦以上、つまり8人以上が集まって遊んでみないとその面白さが伝わりにくい。今回は最大9人まで集まって遊べたので4人編成で2チーム対戦や3人ずつ3チームで戦ったりもできたので、より奥深く敵対モードが楽しめた。
しかも連載当時に集まったメンバーだけでなく、その後の俺たちの活躍を見て新たに加入したメンバーの何人かが定着してすっかりクルーになじんでくれて、今でも一緒に日々遊んでくれているというのも驚くところだな。「DTTS」は今でもメンバー常時募集中なので、クルーのロゴを見かけたら遠慮なく声をかけてきてみてほしい。今年の夏は終わりつつあるけど、「GTAオンライン」を楽しむ日々はまだまだ終わりそうにないぜ!
(C)2017 Rockstar Games, Inc.