使って試してみました! ゲームグッズ研究所
連載第393回
“新たなゲームグッズのステージも、開幕。”「東京ゲームショウ2018」特別編
「PS クラシック」の展示から話題の家庭用ゲーム筐体、カセットからアパレルまで多彩!
2018年9月22日 21:57
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
今年もやってきました東京ゲームショウ! 今年のTGSは、最新の大作・話題作が目白押しのなか、復刻系のクラシックアイテムの流れも目立つというハイブリッドな様相。そんな中から、会場で見られたゲーム文化そのものを楽しめるグッズや周辺機器などを紹介していこう。
「プレイステーション クラシック」を初代プレイステーション実機と並べて展示
TGS開幕前日に突如発表され、話題をさらった「プレイステーション クラシック」。その実機がソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのブースにて展示されている。比較用に初代プレイステーション(SCPH-1000、1994年12月3日発売)の本体と外箱も並べられている。
初代プレイステーションと同じ12月3日に、9,980円(税別)で発売される「プレイステーション クラシック」。展示では、約半分以下になった本体サイズや、当時のデザインを再現した外箱も確認できた。コントローラーは見た限りでは初代本体用とサイズは同じだが、コネクタ部分はミニサイズな本体に合わせて縮小されており、コネクタ部分もオリジナル仕様となっているそうだ。
なお、「プレイステーション クラシック」はPlayStation Plus加入者限定の抽選先行予約を受付中(2018年9月20日11時~10月22日23時59分まで)。販売などに関する詳しいお話は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント・織田博之氏インタビューでもお聞きしているので、そちらもぜひご覧頂きたい。
家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」を実際にその目で見てプレイするチャンス!
こちらもTGS開幕の直前に発表されて大きく話題となった、タイトーが国内販売を担当する“家庭用のアーケード筐体”「ARCADE1UP」。ブースではその実機が並べられ、細部を確認したり、実際にプレイすることもできる。
業務用アップライト筐体を3/4スケールで再現したという製品は、実際にその目で見てみると雰囲気を損なわない程度にコンパクト化されたバランスのいいサイズ感。家庭用ゲーム筐体というワードにも納得のバランス感だ。なお、ブースでは実機の「スペースインベーダー」のアップライト筐体実機も展示されているので、見比べるとその縮小度合いとデザインの再現度がわかる。
担当の方にお話を伺ってみたところ、国内販売の発表時からAmazonで先行販売を受け付けており、早くも受付終了の製品も出ているが、年内にはもう1度Amazonでの販売を受け付けする予定だというまた、Amazonでの販売はあくまで「先行予約」であって、他の販売方法についても順次お伝えする予定とのことだ。
この「ARCADE1UP」は期間限定的なものではなく、基本的には継続して販売していくという。ただし、製品自体が大型であり、販売在庫が常に潤沢に用意できるとも言えないところがあるので、欲しいという人はお早めに予約してもらいたいとのことだ。なお、ラインナップ第2弾についての発表時期はまだ未定とのこと。
「ARCADE1UP」の詳細についてはブースレポートでもまとめているので、そちらもぜひご覧頂きたい。
「ファミコレADVシュタインズ・ゲート」本当に作っちゃった例のアレも展示!
こちらは販売グッズというわけではなく、セガブース内の「STEINS;GATE ELITE」プレイアブルスペース付近にて、指定のツイートをつぶやいてスタッフに見せるともらえる、「ファミコレADVシュタインズ・ゲート」のステッカー。
ファミコンカセットのラベルサイズになっていて、貼ってみると「ファミコレADVシュタインズ・ゲート」のカセットを再現できる(見た目だけではあるが)。
また、同試遊スペースの横には、実際に制作された「ファミコレADVシュタインズ・ゲート」のパッケージ、取扱説明書、カセットも展示されている。本当に作ってしまったその一品をその目で見るチャンスだ。
「ファミコレADVシュタインズ・ゲート」についてはこちらのインタビューもぜひご覧頂きたい。
「三和電子」新素材採用の新型静音ボタンを先行販売、新旧の触り比べも
業務用アーケードパーツで同じみ三和電子では、今年も例年通りレバーやボタンのパーツを販売。今年は新型の静音ボタンを先行販売しており、新旧の静音ボタンの触り比べてみることもできる。
実際に比べさせてもらったところ、新型は旧ボタンよりも押下ストロークが深く、押したときのクリック感もしっかりとしていて、通常のボタンの感触に近づいている。それでいて押したときの音は旧ボタンよりも鈍く低めな音になっていて、静音性も高まっていた。これらの効果は新型パーツに採用している新素材の「熱可塑性エラストマー」と、構造の改良によるものとのことだ。
また、三和電子ブースでは同社のアーケードスティックを特別価格で販売しているほか、各種レバーユニットやボタンも通販などよりもお得な価格で購入可能。今年販売開始された新色のガンメタリックも取りそろえられている。