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ご家庭がゲームセンターへ!? タイトーの家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」が出展

9月20日~23日 開催

会場:幕張メッセ

 タイトーは「東京ゲームショウ2018(TGS2018)」に、家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」をプレイアブル出展した。ここではブースの模様をお届けする。

 「ARCADE1UP」は、米Tastemakersが製造する家庭用ゲーム筐体。業務用アップライト筐体を3/4スケールで再現したもので、タイトーは日本国内での独占販売権を取得し、9月18日よりAmazon.co.jpにて数量限定の特別価格で先行予約受付を開始。価格は各58,000円(税別)で、タイトー「スペースインベーダー」のほか「パックマン」と「ギャラガ」(バンダイナムコエンターテインメント)が第1弾ラインナップとなっている。

 2ホール通路側に位置するタイトーブース。「スペースインベーダー」40周年ロゴの看板もさることながら、約10年ぶりにタイトー名義のブースがTGSに存在することにある種の感動を覚える。肝心の「ARCADE1UP」は弊誌記事でも高い注目を集め、TGS初日の朝にはAmazonで先行販売分が売り切れ。話題性だけでなく、ユーザーが本当に欲しくなるアイテムとしてきちんと評価された格好だ。

 しばらくすると、筆者の友人知人などから「迷っているうちに売り切れた! もう買えないの?」といった悲鳴がSNSなどで散見されたが、担当氏にお話をうかがったところ、売り切れは先行予約分で、正式発売分はまた別の話。ただし、先行予約分の完売ペースは想定を上回る勢いだったといい「迷うくらいならすぐ決断すべき」なのは間違いなさそう。気になるメンテナンスも対応窓口が設置されるため、アーケード筐体や基板の知識がない人もぜひチェックしていただきたい。

 オリジナルのアップライト筐体「スペースインベーダー」の展示は、文字どおりオールドファン必見。プレイはできないが、外観を眺めているだけで1970年代に脳内タイムスリップ。アラフィフの筆者は、子供にもレバーやボタンに手が届くよう逆さにしたビールケースが置かれた首都圏の一部デパートや百貨店の屋上あるいはボウリング場のゲームコーナーなどのロケーションを思い出す。

 「ARCADE1UP」プレイアブル筐体は、幅広い年齢層が興味を示していたのが印象的。液晶モニターはクッキリ鮮明で見やすく、レバーやボタン配置や間隔もオリジナルへの徹底したこだわりでもなければ問題ないだろう。ただし、サイズが3/4になったため、たとえば身長173cmの筆者が立ったままプレイするには、多少腰をかがめなくてはならない。プレイアブル出展筐体はそのあたりを踏まえてちょうどいい高さの台座に乗せられており「デザインをあわせたオプション台座を販売したらそこそこ売れるのでは?」と思ったほど。ちなみに、台座など高さ調節をしないのであればパイプ椅子くらいのサイズの椅子に座って遊ぶのが丁度いいかと思われる。

 こうしたコンテンツは当時の現役世代やマニア向けのイメージが強いが、レトロ感がありつつもポップでキャッチーな色使いやデザインは、今でも多くの人々を普遍的に惹きつける。ブースで初披露されたブランド「AND INVADERS」の各アイテムも、筐体同様に人気を博しそうだ。

注目度の高さ、先行予約ぶんが売り切れる人気も納得のクオリティ
展示されていたオリジナル筐体
新アイテムは物販コーナーで販売中