「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第14回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
(2014/8/29 00:00)
筋肉系、ネタ系、まじめ系、ボスはいろいろ揃っています
さてまずはスキュラ戦だ。スキュラとの戦いには流れがあり、その流れを正しく踏んでいくことが勝利へと繋がる。キーとなるのが3つの玉だ。1つめの玉「スパーキングソウル」は、電流がビリビリ走る紫色の玉。フィールドにある電気の柱に3個ぶつけて帯電させることで、スキュラの全体石化技「デイブレイク」を跳ね返すバリアを起動することができるようになる。
2つめの玉「フリージングソウル」は名前の通り、触ると体が瞬間冷凍されて動けなくなる氷の玉。凍っている時にもダメージは通るので、スキュラの近くで動けなくなると、範囲攻撃に当たりまくって死亡することもある。この氷を溶かしてくれるのが、火の玉「フレイミングソウル」だ。
凍っている人の側で火の玉を受けると、爆炎で氷が溶けて水たまりになる。この水たまりは、スキュラが途中数回使ってくる「エンシェントフレア」のダメージを軽減してくれる。そのままくらうと3,000~4,000ほどのダメージを食らって、壊滅の要因にもなりかねないので、ジャボっと水たまりに足を突っ込んでおくのを忘れないようにしたい。ただし、水に入った状態で「フリージングソウル」を受けてしまうと、そのとき水たまりに入っている人全員が凍り付けになってしまうので、ここだけは要注意だ。
戦闘の間ずっとフィールド中をうろうろしている「長老の杖」はドーナツ状の範囲攻撃で邪魔をしてきて非常にウザイ。この杖は倒すこともできるのだが、倒してもすぐに湧くので攻撃を避けつつ無視してスキュラを攻撃し続けたほうがいいかもしれない。
スキュラのHPが2割を切るといよいよ「デイブレイク」を使ってくる。詠唱が始まったら、3カ所ある円形のスイッチに4人以上で乗ることで、スキュラを取り囲むようにバリアが発動する。もしどこかのパーティが壊滅していたら、他のパーティメンバが乗ってとにかく発動させよう。それと、発動中にあまりバリアに近づき過ぎるとスキュラもろとも石化してしまうので避けたほうがいい。
次に出てくるボスは、中層2階「守護者の闘技場」にいる「不壊のガーディアン」だ。ムキムキマッチョの体育会系警備員で、とてもまじめそうな人柄。ザンデと共に「現場」という言葉が似合いそうなタイプだ。しかし、サイケデリックな色彩の範囲攻撃「スパイラルスピン」など独特のセンスの持ち主でもある。
ガーディアンの注意点は、2回使ってくる「デスストリーム」という全体攻撃だ。「支援機構始動……。エネルギー充填開始」というセリフと共に1回目の発動準備に入ると、ステージ上に「アラガンワーク・ライト」という虫っぽいメカがわき出す。このメカは青いラインでガーディアンと繋がって、エネルギーを送り込む。ラインが繋がっている間はメカは無敵なので、誰かが青いラインを横切って切断する必要がある。切断した人はその場で半透明になりメカを倒すまでは動けなくなるので、周囲の人がメカを倒す。
この時あまりエネルギーを充填させてしまうと、その後来る「デスストリーム」のダメージが大きくなるので、とにかくラインを最優先で切ってから順番に倒していく。要領よくやれば「デスストリーム」でダメージはほとんど食らわず、ガーディアンの人間花火を見ながら小休止できる。
2度目の「デスストリーム」はダメージ軽減ができないので、フィールドの外に逃げてやり過ごす。「アラガンワーク・スクワイア」というロボットが3体沸くので、HPを1まで減らした状態でフィールドの外周に誘導すると、そこで青いラインに固定される。3体すべて固定すると、外周射出装置が使えるようになる。あとは楽しいジャンピングタイムだ。筆者はピョンピョン飛び回るのが大好きなのだが、最近はプレーヤーの火力が上がって2回目の「デスストリーム」前に倒してしまうことも増えた。ガーディアンには是非とももう少し頑張って欲しいところだ。
ガーディアンが命をかけて守ろうとしていた上層最初のボス「異才のアモン」は、ネタ満載の攻撃でプレーヤーを楽しませてくれる。ステージは最上階にある帝立劇場で、レッドカーペットの中央にたたずむ姿は間違いなくナルシスト。攻撃はウケを狙いすぎて、プレーヤーを倒すことなど二の次になっているのではと思える、ガーディアンさんが気の毒なレベルだ。
そもそもアモンの使う技はどれも、プレーヤーが便利に利用できるようなものばかりだ。例えば「圧縮次元」という紫の玉は、当たると「ミニマム」の効果が発動する。しかしこの玉は、同時に湧いてくる雑魚にも有効なので、雑魚に当てて小さくして倒すのに使う。
筆者のイチオシ「ファイアートード」はパーティーの誰か1人が、巨大ガエルに変身させられる技。カエルになると通常のスキルは一切使えなくなるが、代わりに超強力な炎のブレスが吐けるようになる。同時に沸いた「キチクネビク」という蛇がカエルめがけて襲いかかってくるのだが、余裕で返り討ちにできるほど強い。さらにこのブレスは氷の牢獄「アイスケージ」を溶かすのにも使える。便利過ぎて、攻撃を仕掛けているのかアシストしてくれているのか悩むほどだ。たまに、ヘビもケージも無視して、ひたすらアモンを攻撃しているカエルも見かける。
それ以外にも、パーティメンバーの1人を人間爆弾に変えて周囲に爆風をまき散らす「魔爆弾」や、強力な全体攻撃「終幕の熱狂」などもあるが、「魔爆弾」はエスナで簡単に解除できるし、「終幕の熱狂」は「アイスケージ」の後ろに隠れていればノーダメージでやり過ごせる。わりと楽勝な相手と言えるだろう。
そして、ラスボス「始皇帝ザンデ」。前回の「ティターン」と同様に、ラスボスらしい雰囲気だが、ティターンよりもずっとボスらしい攻撃をしてくる。杖を持った姿と「FFIII」の「まおうザンデ」のイメージから、一瞬術者かなと思わせておいて、実際には前方範囲の「オーラキャノン」、地面に拳を打ちつける「ナックルブレス」、爆発する範囲攻撃「バーニングレイヴ」と漢らしい肉弾系の技が揃っている。
そんなザンデ戦最大の注意点は「エンシェントクエイガ」が来た時に「レビテト」の円盤にちゃんと乗ることだ。「レビテト」を発生させるための前段階としてくる攻撃「インペリウム」は頭割りダメージなので、発生と同時に全員が黒い円の中に集まれば、それだけダメージを小さくできる。その後のクエイガや範囲攻撃のコンボで事故る確率も低くなるわけだ。
もう1つ、途中に2回ザンデが消えた後、巨大なメテオがじわじわ降ってくる「流星の魔紋」、「星片の魔紋」もかなりヤバそうな技ではあるのだが、今の所筆者はメテオが地上に到達したのを見たことがない。間に合わなかったら終わり感が強いので、みんな必死になるのだろう。
フィールド中に黄色い点線の円がポップする「魔化学爆発」も、きちんと円の中に入らなければ恐ろしいことが起こりそうな予感はするのだが、こちらもみんなちゃんと入ってくれるので、いまだ惨劇を目撃したことがない。そんなわけで、1番事故が多いのが地味な割にダメージの大きい「エンシェントクエイガ」になるわけだ。どちらも1回くらいどうなるか見てみたい気もするが、優秀な光の戦士が自分以外23人もいるので見られず終いである。
ヒーラー様のおかげで楽しませていただいています
ほどほどに楽しいコンテンツを作ろうと思っても、簡単すぎたり、ぜんぜんほどほどではないことも多い世の中だが、「シルクスの塔」はこのほどほどさをかなりいいバランスで実現しているのではないかと思う。
ボスも雑魚も少しずつギミックが違っていて、30分ほどの攻略中、ずっと違う遊びができるのが人気の秘密だろう。「大迷宮バハムート:侵攻編」が8人による一糸乱れぬマスゲームだとしたら、こちらは24人による自由度の高いストリートダンスみたいなものだ。
だがそんな「シルクスの塔」だが、唯一ヒーラーだけは結構頑張っている。DPSやタンクがわーわーぎゃーぎゃと適当な場所で楽しく戦えているのも、ヒーラーが細かく位置取りを見てリジェネをかけたり、メディカラをかけたりしてくれているからだ。だからヒーラーが「フリージングソウル」で凍ったら、そっと溶かしてあげて欲しい。
モブハントが人気で全体的にIDのマッチングに時間がかかっている中、「アラグの時油」目当ての周回が多いのか、どの時間帯でもそれほど待たずにマッチングできるのは嬉しい。「アラガントームストーン:神話」が100個ももらえるお得感もある。ABCどれか1つくらいなら、ほぼ全壊しているところからでも立て直して勝てるという、適度なハラハラ感もいい。そんなわけで筆者も行きまくっている「シルクスの塔」。まさに今がお買い得だ。
次回は、何回やっても勝てそうで勝てない「極ラムウ討滅戦」について、勝てるまでに労した日々のことを思い起こしてみたい。
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