「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第19回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
今日も隕石を落とす仕事が始まるよ! ~大迷宮バハムート侵攻編4層
(2014/12/19 00:00)
この連載もいよいよ「大迷宮バハムート:侵攻編」の最後を飾る第4層に到達した。パッチ2.3のラスボスであり、「旧FFXIV」から続く因縁の相手、ネール・デウス・ダーナスと決着を付ける時がきた。
侵攻編4層攻略なんて、殿上人の話で自分には無理! と挑戦する前から諦めている人もいることだろう。筆者にとっても毎度の事だが、新しい階層にいくたびに「今度こそこれはあかんやつですわ」と思う。確かにネールは強敵だ。しかしアイテムレベルが上がった今の光の戦士たちに倒せない敵ではない。
パッチ2.4後のアップデートで、コンテンツファインダー(CF)から個人で参加できるようになり、勝てるかどうかは別にして、行くだけならイ○ンモールくらいの気軽さになった。4層はパッチ2.45の時点では他の階層のようなギミックの緩和は行なわれていないが、越える力と、詩学装備などでの相対的な底上げがある分、以前よりも攻略は遙かに楽にはなっている。何しろ緩和前には「クリア者限定サクっと周回パーティ」募集でも90分間フルに挑戦した後、1度もクリアできずに解散も日常茶飯事だったのが、今はCFでも初回から最終フェーズが見られるくらいになっている。
ちなみに筆者の場合、3層踏破のアチーブメントから4層クリアまでの日数をLoadstoneで数えてみたところ約18日間だった。3層はいいパーティに恵まれて、初見クリアできたのでログインしなかった日なども考えると約2週間ほどで攻略したことになる。これが長いか短いかは個人の体感によるだろうが、とりあえず諦めずに練習し続ければいつかは勝てるということだ。
それでは一体4層はどんな場所なのか? 4つのフェーズで構成されており、最終フェーズはループになっており、2回目の「メガフレア」が来れば時間切れで全滅する。総戦闘時間は13分程度。戦闘時間やフェーズの切り替わり自体は、他のコンテンツとさほど違うものではない。ただすべてのフェーズに即死ギミックが多数潜んでおり、ワンミスでリスタートになるのは結構辛い。
戦闘はかなりパターン化されているが、その中にもここを気をつければグッとミスが減るというポイントがある。筆者の経験を踏まえてそういうコツを紹介したい。何しろ、お伝えしたいコツが大量にあるので、いつもよりもやや長めになっている。サクサクスタートしよう!
綺麗に隕石を並べたら、お客様3名様ご到着です~!
ネールとの戦いは、赤と黄色の隕石を円周状に綺麗に並べるお仕事からスタートする。いわゆるスターダストフェーズだ。
このフェーズはネールのHPが65%を切るまで続く。タンクでもバフ無しでは危険な「レイヴェンズビーク」や、それに続く「凶鳥毒気」。フェーズ4のための練習といってもいい「ルナダイナモ」、「アイアンチャリオット」、「メテオストリーム」など、ネールは非常に多彩な攻撃を繰り出してくるが、その中でもカギとなるのがフェーズのタイトルにもなっている「スターダスト」だ。
ネールが「スターダスト」を使うと、メインタンク以外の誰かに赤か黄色のマーカーが付く。消えてしばらくすると、マーカーが消えた時にいた場所めがけて隕石が降ってくる。マーカーが消えるとすぐに距離をとっておかないと、落下時の衝撃で即死級のダメージを受ける。
この隕石、破壊力はあるが、豆腐のように壊れやすい。フェーズの間にだいたい3個~6個くらいが落ちてくるのだが、すでにある隕石の近くに新しい隕石を落とすと、前の隕石が衝撃で小刻みに動き出し、その後大爆発してパーティ―メンバーを瞬殺する。隕石の落下場所をあらかじめ決めておいて、等間隔に並べていくことで衝突を回避する。たいていは外周に6つあるフサっぽい模様の上か、フサとフサの間あたりに並べるのがスタンダードな戦法になっている。
遠隔DPSとヒーラーはあらかじめ落下させたい地点やその近辺に移動しておく。そうすればマーカーが付いても、その場で消えるまで待って待避すればいいので、マーカーが付いてから場所を探して右往左往しているうちに隕石が脳天直撃という最悪の事態を簡単に回避できる。問題は近接やサブタンクにもマーカーが付くことがある、ということだ。
筆者がサブタンクで参加したとき、まさか自分にマーカーが付く日が来るなんて思いもしなかった。ネールを殴るのに必死でマーカーにも気付かず、周りのDPSを巻き込んで大惨事を引き起こしてしまった。しかも、1度ではない。
とにかく、ネールを削るのも攻撃を避けるのも大切だが、「スターダスト」を見逃してはすべての努力が台無しだ。近接も、あらかじめ落下予定地点を確認しつつ、「スターダスト」の詠唱が始まったら頭上を凝視。マーカーが付いたら即外周にダッシュ! というクセを付けておけば、もはやこのフェーズはもらったも同然だ。
赤と黄色の隕石が美味しそうに並ぶ頃合いには、そろそろネールのHPも削れてきたはずだ。65%を切ると、突然ネールが画面外にジャンプする。再び舞い戻ってくると、プレーヤーの頭上に緑のマーカーが3つ灯る。それがゴーレムフェーズ開始の合図だ。
ゴーレムフェーズは、赤、青、緑の「ダラガブゴーレム」が2度に渡り降ってくるフェーズ。降ってきたゴーレムには、床に並んだ隕石を食わせた後倒してしまう。この間ネールはずっと中央で「メガフレア」の詠唱をしている。ゴーレムフェーズはこの詠唱が終わるまでの制限時間コンテンツだ。
重要なのはゴーレムを落とす場所だ。通常はフィールドの中心付近に3つあるサークルの中心に落とす。しかしここに結構な罠がある。よく見かけるのは、先に落とした隕石がなんらかの事情で定位置よりも内側にある場合、そのままゴーレムを落としてしまうと大爆発してしまう。臨機応変に場所を調整すればいいのだが、ボイスチャットでもあればいいが、野良の場合空気を読むしかないので結構以心伝心が難しい。お互いに場所を譲ろうとするのだが、なぜか何度も同じ方向に同時に動いてしまい、結果的に仲良く並んでゴーレムが落下、大爆発というシンクロ技もよく見かける。
なんとか無事ゴーレムを落とすことができた後には、ゴーレムフェーズ最大の落とし穴、食べ残しに注意して欲しい。ゴーレムが死んだあと、ポツンと1つ残る隕石。そこに新たな隕石が落ちてきて大爆発、または「メガフレア」で大爆発、と隕石は常に爆発のチャンスを伺っている。速やかに1個残らずゴーレムに食べていただかねばならない。
隕石は赤が攻撃力アップ、黄色がヘイスト。ゴーレムは赤がアタッカースタンス、緑がノーマルスタンス、青がジャマースタンスだ。名前とは裏腹に、1番凶悪なのは緑のゴーレムだ。全体ダメージでせっかく貼った「ストンスキン」を全部はがしてしまう「デモリッション」や、うっかり前に出たDPSを葬る強力な前方範囲「ボルダークラップ」など危ない技だらけだ。
赤は広い範囲ダメージの「ヘヴィストライク」とダメージ床を生成する「心核の輝き」という技を使う。強いがどちらも避けることができるのでそれほど怖くはない。青ゴーレムは全体麻痺の「アースショック」をきっちり止めさえすれば簡単な相手だ。
1回目のゴーレムをすべて倒し終わったら、手近な場所に集合する。マラソン大会の開幕だ。ゴーレムは常にエサとセットで落ちてくる。1回目は時間をかけて1個ずつ落ちてきたが、2回目は短時間に一気に落ちてくる。全員で外周をマラソンすることで、落下のダメージから逃げつつ隕石を等間隔に並べることができる。
もしスタートが遅れたり、フライングだと、隕石落下のタイミングがずれて大爆発する。走り出してしまうと、背後で爆音が聞こえるだけで落ちてくる隕石を確認することも叶わないので、あとは神のみぞ知るといった感じだ。全員がほぼ同じペースで走っている時には、ラグの関係で自分だけが頭一つ抜けて先頭を走り、その後ろに団子状に仲間が付いてくるという画面になる。これが正常なので、早すぎると焦って立ち止まったりしないようしたい。そして、もしかすると筆者だけかもしれないが、いざ走ろうと思ったら「スプリント」がホットバーになかったこともあったので、一応事前に確認しておいた方がいいかもしれない。
1周すると、再び緑のマーカーが灯って、ゴーレム様3名お着きです~! となる。1回目と同じように倒した頃には「メガフレア」の詠唱も終盤のカウントダウンが始まっているはずだ。超強力必殺技「メガフレア」は「ストンスキン」や「鼓舞激励の策」などで2重3重に防御を固めなければタンク以外は生き残るのも困難という強烈な強さの全体魔法だ。なんとかこれを乗り越えると、フィールドの雰囲気が一変し、BGMが物々しく変化する。いよいよ天地崩壊フェーズの始まりだ。