「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第9回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【クリスタルタワー:古代の民の迷宮】

アライアンス(8人×3パーティ用)コンテンツ

平均アイテムレベル:50以上

制限時間:120分

ベヒーモスの正面って主人公の立ち位置ですよね?

 ベヒーモスと戦う「獣王の廟堂」は、難易度的に「古代の民の迷宮」のボスステージと言っていいだろう。円形ステージは全体が帯電しており、常時継続ダメージがかかってる。そんなことは気にもしないタンクとDPSがウロウロチョロチョロ散らばって戦うので、ヒーラーは「リジェネ」に「ケアルガ」、「メディカラ」と大忙しだ。

 ステージの四方にはアラグの帯電塔がある。時間が経つと塔は赤く帯電し始める。これを4段階目まで放置しておくと全体ダメージを食らうので、近くにいる人が「帯電塔の操作盤」を調べて放電する。たいていは遠隔DPSや暇なサブタンクが近くに控えている。

 また、ステージ中央には定期的にプロボロスというボム型のモンスターが2匹沸いて、帯電塔を壊しにいく。壊されてしまうと継続ダメージが増加するのでモンスターが沸いたらすぐに倒していく。

 これとは別に戦闘が始まるとまもなくして、頭の上に緑色のマークが付いた人の元にコメットが降ってくる。このコメットは、ベヒーモスの即死技「エクリプスメテオ」を避けるのに使う。このコメットにはHPがあり、古代の鉄巨人がコメットを壊そうとするので、これも阻止せねばならない。

 さらに戦っている最中ベヒーモスが「グガァァァッ!」と叫んだら、すぐに手近なコメットの後に隠れる。数秒後に超特大の隕石「エクリプスメテオ」が落下してくる。プロボロスを深追いしたり、帯電塔を気にしていたら確実に即死するので、我が命が一番大事という心持ちでOKだ。

  ただこの時、ちょっと気をつけていただきたいことがある。コメットは、キングベヒーモスや古代の鉄巨人の攻撃で割と簡単に壊れてしまう。特に「火傷」という継続ダメージが入っている時など要注意だ。せっかく隠れたのに、メテオが来る前に壊れてしまったりすると、逃げる暇もなくそこにいる全員が蒸発することになるので、あまりHPがギリギリのコメットに隠れると危ないかもしれない。

 もっと一番泣きたくなるのは、隠れようと思ったらコメットが全部壊れていた時だ。逃げ場を失い、右往左往する24人の頭上に、容赦なく降ってくる「エクリプスメテオ」。コメットはくれぐれも、巨人やベヒーモスから離れた場所に落として欲しい。

 何やかやとやることが多く忙しいステージだが、誰もに役割があり、他のどこよりも24人で戦っている感が強いステージなので筆者もお気に入りだ。一般的にはアライアンスAがプロボロスと向かって左側の帯電塔、Bがベヒーモス、Cが古代の鉄巨人と向かって右側の帯電塔を担当する。しかし厳密に決まっているわけではなく、Bにいてもプロボロスが近づいてくると殴るし、ヒーラーは他のアライアンスの回復や蘇生を手伝うこともある。

 そんな中、アライアンスBのメインタンクだけはベヒーモスの固定という唯一無二の役割を担う。その名誉たるや、「僭越ながらメインタンクの大役を仰せつかりましたので一言ご挨拶を……」と口上を述べたくなるくらいの晴れ舞台だ。何しろ、24人の中でただ1人ベヒーモスの正面に立って戦うのだから、その主人公感たるや半端ない。DPSから見るとベヒーモスの陰でザシュザシュいわせたり時々光ってる人、くらいの認識なのかもしれないが、とにかく、タンクにとっては晴れ舞台なのだ。

24人でウロチョロするのがとにかく楽しいんです

「エンシェントフレア」ドカーン。逃げ遅れて死んでしまうととてもかっこ悪い

 「獣王の廟堂」を超えると、いよいよ最終ステージ「勇将の廟堂」だ。ここからBGMは「FF3」の戦闘曲アレンジバージョンに変わる。往年の「FF」ファンなら心躍らずにはいられない名曲だ。

 戦う相手は、「FF3」でも「古代の民の迷宮」のボスだったティターンだ。3のドット絵に似た黄色の巨人だ。「次元斬」や「真空斬り」、「落月破斬」、「メギドフレイム」、「クエイガ」など多彩な攻撃を仕掛けてくる。要注意なのは時々挟んでくる「エンシェントフレア」だ。この攻撃中に、3箇所のサークルに一定人数が入っていなければ、技が発動した時に全滅する。数人逃げ遅れた程度ならセーフだが、逃げ遅れた人は当然死ぬ。

 「古代の民の迷宮」は、サービス開始当初、大幅な難易度調整のために実装が見送られた経緯がある。調整前にはティターンも極悪な難易度だったのかもしれないが、現在は気楽で楽しいボーナスステージ的な位置づけになっている。

 ティターンの体力が残り少なくなってくると技の範囲を避けるのが段幕シーティング風になってくる。もっとつま先サイズの安置でないと物足りないくらいだが、とにかく24人でウロチョロ避けるのは楽しい。

 「FF3」では「古代の民の迷宮」の後には「禁断の地エウレカ」、「クリスタルタワー」、「闇の世界」という長い道のりが続いた。おそらく今後のアップデートで「新生FFXIV」にも似たような形で追加されるのではないかと予想される。以前に発表されているイメージイラストには「暗闇の雲」らクリスタルタワーのボスがたくさん描かれていた。彼らと戦う日が楽しみでならない。

 さて、次回はコンテンツファインダーに対応してグッと参加しやすくなった“ウナギ退治”こと「極リヴァイアサン討滅戦」についてお送りしたい。

(石井聡)