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新作MMORPG「黒い砂漠(仮)」インプレッション&CEOインタビュー

「今までになかったゲーム」が制作コンセプト。キム氏に遊び方を聞いた

「今までになかったゲーム」が制作コンセプト。キム氏に遊び方を聞いた

PearlAbyss CEO キム・デイル氏

――まずは本作の誕生のきっかけについて教えてください。

キム・デイル氏: 以前務めていた会社を退職した後、作りたいゲームを作れないと悩んでいたんです。そこで自分がやりたかった事をやるには会社を立ち上げるしかない、と思ったのがきっかけになっています。会社を立ち上げるには恐れもありましたが、PearlAbyssを立ち上げ、その結果私が作りたかったゲームが実現しました。

――「黒い砂漠(仮)」は一言で言うとどんなゲームでしょうか。

キム氏: 「今までになかったゲーム」です。ゲームというのは開発者が持っている世界観そのものだと思っています。これまではそれを前面に出せなかったのですが、今作では前面に出すことができました。

 まずはMMORPGとしての楽しさをベースに築いたあと、労働や生産といったシミュレーション要素や、アクション要素などを追加して、一緒に混ぜた時にどういう楽しみ方ができるか、というのを考えながら開発しています。

――先日まで韓国でのCBTが行なわれていたとのことですが、CBTの状況を教えて下さい。

キム: 韓国では7日間のCBTを行ないました。1日目は1,000人、2日目は2,000人といった具合に徐々に人数を開放していき、最終的に5,000人が参加しました。

――ユーザーからはどんな感想が寄せられましたか?

キム氏: 初日は困惑していたプレーヤーが多かったようです。というのも「黒い砂漠(仮)」にはこれまでのオンライゲームにはなかったユニークなコンテンツや、タッチの違うグラフィックスが導入されており、戦闘部分でもショートカットボタンを押してスキルを発動するのではなく、コマンド入力でスキルが発動するといったシステムになっているので、ユーザーは戸惑っていたようです。

 ですが2日目以降はゲームについての理解が深まってプレーヤーに受け入れられてきました。また新しくプレイを始めたプレーヤーに初日のプレーヤーが説明してあげるといったような、MMORPGの黎明期の様なシーンも見受けられました。

――今回は主にモンスターとの戦闘と生活コンテンツの一部を見せて頂けましたが、他にどのようなコンテンツがあるのでしょうか?

キム氏: ビックリする様な新しいコンテンツが用意されています(笑)。ただ先に色々話すより、作った後に「こんな物ができました」とお話したいので、今はまだ言えないコンテンツがあります。

――それでは今回見せて頂いた、戦闘と生活コンテンツの中で、どのような遊び方ができるか教えてください。

キム氏: 例えば、プレーヤーに対する好感度というパラメーターを持っているNPCが居ます。商店系のNPCの場合は好感度を上げる事で販売される商品のラインナップが増えたり、商店以外のNPCでも好感度を上げることで発生する隠しクエストなども存在しています。

 他にも生産に力を注ぎ、材料を集めていち早く新しい武器を作ったり、貿易システムで資金を稼ぐこともできます。更に資源を独占したり、他のプレーヤーに情報を流し、コントロールすることで相場を上げて莫大な資金を集めることも可能です。

 戦闘が好きなユーザーは戦士として戦いに明け暮れたり、PvPに専念するという遊び方もできるでしょう。

――CBTが終わった直後で気が早いかもしれないのですが、今後の展開やサービス開始時期などが決まっていれば教えてください。

キム氏: 来年の始めくらいに韓国で2次CBTを予定しています。2次CBTでもいくつかのシステムが追加される予定です。

 日本でのサービス開始時期は2014年中としかお話できないのですが、日本のプレーヤーが喜びそうなクラスが追加される予定ですので楽しみにして頂ければとおもいます。

――日本の耳が早いユーザーは「黒い砂漠(仮)」にかなり期待しているユーザーも多いです。そんな日本のユーザーにメッセージを頂けますでしょうか。

キム氏: まずいち早く本作の情報を見て興味を持っていただいてありがとうございます。「黒い砂漠(仮)」では新しい体験ができると思いますので楽しみにしておいてください。

――ありがとうございました。

【スクリーンショット】

(八橋亜機)