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「けものティータイム」プレイレポート。声優・小岩井ことりさんが携わるブレンドティーシミュレーション【TIGS2025】
開発進捗は80%! 2025年春発売までもう少し
2025年3月8日 20:47
- 【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025】
- 開催期間:3月8日~3月9日
- 会場:武蔵野公会堂、吉祥寺東急REIホテル
3月8日より開催されている「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025(TIGS2025)」にて、フリューのゲームレーベル・Studio LalalaのPC用シミュレーション「けものティータイム」が出展されている。本作は、獣人のような種族「ケモミミ」たちが存在する世界の“喫茶店”を舞台にしたタイトルだ。
「ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~」、「Fate/Grand Order」、「デート・ア・バレット」などで知られる、イラストレーター・NOCO氏の描くキャラクターたちをピクセルアートで表現された、物語主体のブレンドティーシミュレーションで、ASMRへのこだわりが光る作品としても注目を集めている。会場では現在Steamにて配信中の体験版「けものティータイム Demo」をSteam Deckにてプレイすることができた。
本作は、喫茶店を営む姉妹・タルトとマカロンの元に、さまざまなキャラクターがお客さんとして訪れることで物語が進行していく。ゲームとしてはノベルゲームのようにキャラクターたちの会話でストーリーが展開され、途中にブレンドティーをつくるシミュレーションゲームが挟まれる。提供するブレンドティーによってその後の会話内容が少し変化しそうな印象だ。
会場の試遊ブースではSteam Deckにて本作をプレイすることになるわけだが、ASMRのこだわりからヘッドフォンを装着しての試遊が推奨された。
ゲーム内の音源は人気声優・小岩井ことりさんがプロデュースするASMRレーベル「kotoneiro」によるもので、小岩井さん自身もタルト役としてキャラクターボイスを担当している。実際にゲームで体験してみると、ゲーム中のアニメーション内でタルトがブレンドティーを作っている過程において、耳障りの良い“囁き”が聞こえてくる。
ピクセルアートへのこだわりも詰まっており、ゲーム内のグラフィックスも、ピクセルアートに精通したアーティストによって制作されているとのこと。レーベルについて伺ったところ「インディーゲームの規模感だからこそクリエイターたちがそれぞれの作家性を出せる」とのことで、ゲーム内のアートへのこだわりが満載のようだ。
現在ゲームの開発進捗は80%ほどだという。ゲームのクリア想定時間は15~20時間ほどを想定しており、販売価格も多くのユーザーが購入しやすい設定になるようだ。ゲームはキャラクターとの会話が分岐することから、2周目で異なる会話を楽しむこともできる。そんな「けものティータイム」は、2025年春発売を予定して鋭意開発中だ。