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ホンダと日産が経営統合に向けて協議開始。それぞれのブランドは存続へ

三菱自動車も参画を検討

【本田技研工業・日産自動車の経営統合に向けた協議】

12月23日 発表

 本田技研工業と日産自動車は12月23日、経営統合に向けた協議を正式に開始し、基本合意書を締結したことを発表した。

 今回の経営統合は、両社が有する人財、クルマの電動化や知能化といった技術の知見を融合し、“新価値創造のリーディングカンパニー”を目指すとしている。会社形態としては共同で持株会社を設立し、両社は完全子会社として存続させ、それぞれのブランドも共存させる。またこの経営統合に三菱自動車工業も参画・関与し、シナジー享受の可能性について検討を開始。検討結果は2025年1月末までに発表するとしている。

 日産自動車は11月7日に発表した2024年度上期の決算で、売上高は前年度比791億円減となる5兆9,842億円、営業利益が前年度比3,038億円減となる329億円、売上高営業利益率が0.5%となり、グローバル生産能力の20%削減、グローバル人員数の9,000人削減を発表。その後、12月中旬になってホンダとの経営統合が報道され、今回の発表となった。

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