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中村倫也さんが「FF7リバース」の魅力を語るドキュメンタルムービー「生まれ変わるために。」公開

【ファイナルファンタジーVII リバース ドキュメンタルムービー「生まれ変わるために。」】

2月8日0時公開

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 5用RPG「FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)」の発売(2月29日発売予定)を記念して、「ファイナルファンタジーVII リバース ドキュメンタルムービー『生まれ変わるために。』」を2月8日0時に公開した。

 本映像には、かねてより本シリーズのファンであることを公言する俳優の中村倫也さんが出演。発売から27年経った「FF7」シリーズの名シーンのオムニバスと共に、中村さんが自身の思い出を振り返りながら本シリーズの魅力を語るものとなっている。

 なお、「生まれ変わるために。」をコンセプトとした本映像は、時代の変遷の中でよりゲームや映画などメディアを超えて広がっていく壮大な「FF7」シリーズの映像と、中村さんへのロングインタビューの一部で構成されている。インタビューでは、ゲーム好きとしての自身に「FF7」シリーズが与えた影響や中村さんが考える優れた物語のあり方、そしてシリーズ最新作である「ファイナルファンタジーVII リバース」にかける期待について語っている。

【ファイナルファンタジーVII リバース ドキュメンタルムービー「生まれ変わるために。」】
【ファイナルファンタジーVII リバース ドキュメンタルムービー「生まれ変わるために。」ストーリー】

 1997年の発売より27年間、「FF7」は様々な関連作品がゲームの枠を超えてヒットし、ゲームの常識を塗り替えてきた人気シリーズとなっています。「生まれ変わるために。」をコンセプトに映像本編では、原点である「FF7」をはじめ、シリーズに連なる「ビフォア クライシス -FFVII-」や「FFVII アドベンドチルドレン」、「ダージュ オブ ケルベロス -FFVII-」、「クライシスコア -FFVII-」から「FFVII リメイク」などの作品が登場。ドッドからポリゴン、そして3DCGに生まれ変わり続ける「FF7」の世界の変遷を、小学生の時に「FF」シリーズに出会いその魅力に引き込まれていく中村倫也さんの思い出とともに振り返ります。

 「FF」シリーズや「FF7」が自身に与えた影響やゲーム好きとして物語に求めるものなど中村さんが考える「FF7」の楽しみ方を語っていただきながら、シリーズ最新作である「ファイナルファンタジーVII リバース」の注目ポイントを中村さん独自の視点から紹介していきます。

メイキングエピソード

 「FF7」シリーズの長年のファンでもある中村倫也さん。本映像への出演で「FF7」に携われたことに大変嬉しそうな様子だったという。自身の小中学時代に感じた新鮮な感動を振り返りながら、「FF7」シリーズにハマった学生時代のエピソードやスチームパンクの世界観が「FF7」シリーズきっかけで好きになった結果、工場を見るのが好きになったことなど、今の自分にも繋がっている「FF7」シリーズへの愛を語っていく中村さんは、関係者にも見せたことのないほどの熱がこもっていたそうだ。

 撮影では「FF7」シリーズの作品に対する深い想いと、新発売となる「ファイナルファンタジーVII リバース」への期待がにじみ出ていたという。

中村倫也さんロングインタビュー抜粋

 ドキュメンタルムービーに収録しきれなかった、中村倫也さんのロングインタビューより普段のゲームプレイや「FF7」との出会いエピソード、最新作「ファイナルファンタジーVII リバース」にかける期待のコメントも公開されている。

――Q.普段のゲームプレイの頻度について

中村さん:毎晩プレイする時期もあります。年明けてから割と時間があるので、なんだかんだ毎晩プレイしているなって感じですね。撮影の前日に「クライシス コア-FFVII-リユニオン」をクリアしました。だから今ほやほやで、魔晄(まこう)に包まれている気がしています。

――Q. 「FF」シリーズとの初めての出会いとその思い出は?

中村さん:もともと「FF7」と「FF8」を小学生の時に友達の家でプレイしているのを見ていたのが、「FF」との初めての出会いでした。自分も欲しいなと思っていたのですが、買ってもらえなくて。「FF9」を初めて自分のお小遣いで買ったのが最初だったんですよね。そういえばと思って中古ゲームショップへ行って、ちょっと安くなっているのを買ってプレイしたのが「FF7」との出会いになります。

――Q.「FF7」(原作)の思い出や好きなキャラクターを教えてください。

中村さん:学生時代の男の子だったので、クラウドやセフィロス、ヴィンセント、あの辺のちょっと中二心くすぐる感じのキャラクターたちが好きでしたね。今はすごくティファが好きなんですけど。僕、大人になって工場とか見るの好きなんですよ。いわゆるちょっとスチームパンクな、配管がグワーってなって、蒸気が出てるみたいなのを見るだけでワクワクするんですけど、それがきっと「FF7」からなんですよね。

――Q.まだプレイしたことない人に「FF7」の面白さを伝えるとしたら?

中村さん:アイデンティティですね。映画でも、舞台でも、ドラマでも、ゲームでも、結局はアイデンティティを模索する話が世界中で共感を生むものなんじゃないかと思っていて。「FF7」は特に自分の思いや過去と対峙したり、正義ってものを考えたり、この星の未来ってものを考えたりとかする話じゃないですか。自分はこう思ってるけど本当は違うのかな、こうしたいのかなとか、模索しながら自分のアイデンティティってものを確立して、腹を決めて、一歩を踏み出すようになる。何も考えずに歩いている一歩と、アイデンティティを確立して歩く一歩の強さの違いが、登場人物たちの成長とともに描かれる。そこの没入感とか共感性が「FF7」は強く出ていると思うので、そういうところをおすすめしたいです。

――Q.前作「FFVII リメイク」をプレイした時、どんな印象を受けましたか?

中村さん:とにかく一個一個、映像などが鮮明になったことによって、単純に知っているゲームのリメイクというのでワクワクしている部分と、当時じゃ描ききれなかった心情のニュアンスとか、町の雰囲気とか、五感で感じられるようになった。あらためて知ったこととか、驚いたこともたくさんありましたね。「FF7」と言いますか、ミッドガルっていう町のことを感じられたなとすごい思いましたね。

――最新作「FFVII リバース」に期待するところを教えてください。

中村さん:いっぱいあります。ジュノンとかコスモキャニオンとかコスタ・デル・ソルとかも行くのかな。映像が綺麗になったことによって、よりそれぞれの町の特徴とか、空気感が出ると思うので。物語もそうですけどそういうところ一個一個が、結構寄り道するタイプなのでそれも楽しみです。あと、デートイベントですね、ゴールドソーサー。原作ではセーブデータ分けてそれぞれやってたので。大きいところで言うと、エアリスのことは皆さん気になってると思うんですよ。「リメイク」でフィーラーという運命の番人が出てきて、それを出すってことはそこから変わるものがないと出す意味がないんじゃないかといちファンとして思っていて。運命を原作の「FF7」と仮定するなら、違うものがあるのかなとか予想しますし、ライフストリームが、命をめぐるみたいな意味合いで受け取るなら「リバース」ってタイトルが意味ありげに感じます。